“汚し”の表現に特化した「ガイアエナメルカラー」ウェザリング用塗料で色味と質感の情報量をアップ!【工具&マテリアル】
2023.02.16「ガイアエナメル 汚しカラー」 模型作りが楽しくなる工具&マテリアルガイド(2月21日発売)
“汚れ”の再現に特化したウェザリング用エナメル塗料!
ガイアエナメルカラーの中でも「ウェザリング」に特化した塗料。塗料にウッドチップが混合されており(オイル除く)、色味だけでなく質感もリアルに再現できます。
ガイアエナメルカラー
●発売元/ガイアノーツ●各385円、各10ml
●発売元/ガイアノーツ●660円、50ml
Impression
「赤サビ」「黄サビ」「煤(すす)」「オイル」「埃(ほこり)」の5 色。いずれも模型のウェザリングでよく用いられる表現です。
このシリーズの、オイルを除く4種の塗料にはウッドチップが混合されています。ウッドチップがどのように混合されているかを見るために、エナメル溶剤で少しだけ薄めた各塗料を塗料皿に出して比較してみました。塗料皿を傾けると、チップの入っていないオイル以外の皿にはざらざらした粒子状のものが見えます。この“ざらざら”こそがこの塗料の特徴で、塗装箇所が乾燥した後にこの粒子が塗装表面に定着し、“汚れの表現”をよりリアルなものにしてくれます。なお、色によって塗料の粘度が異なり、それぞれの汚しに最適な表現ができるように調整されています。
今回希釈に使用した溶剤は速乾性エナメル系溶剤で、その名の通り通常の溶剤よりも乾燥が速いので、塗装の作業効率を上げることができます。また、パーツに溶剤が浸透する前に揮発しやすいので、プラスチックへのエナメル溶剤の浸透によるパーツ破損が起こりにくいのもポイントです。
How to use
まとめ
このガイアエナメルカラーは、それぞれの色がその製品名に対応した“汚し”の表現に特化しており、混合されたウッドチップにより、よりリアルな効果が得られます。また、速乾性エナメル系溶剤を併用すると、乾燥時間を短くできるので、複数の色を重ねた複雑なウェザリング表現も簡単に行えます。
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