HOME記事キャラクターモデルFULL MECHANICS「ケンブ斬」作例! 刀を大きく新造し、大迫力のディスプレイを楽しむ!【境界戦機】

FULL MECHANICS「ケンブ斬」作例! 刀を大きく新造し、大迫力のディスプレイを楽しむ!【境界戦機】

2022.08.31

YM-04 ケンブ斬【BANDAI SPIRITS 1/48】 月刊ホビージャパン2022年10月号(8月25日発売)

そんなんじゃ、そんなんじゃ… AIのほうがよっぽど人間らしいじゃないか!

パースモデルで迫力のポーズを演出!

『境界戦機』FULL MECHANICSシリーズとしては第2弾となる「メイレスケンブ斬」。1/48スケールによる迫力のモデルは第1弾アイテムのメイレスケンブを上回る全高約22cmというビッグサイズキットになっている。本アイテムのキットレビュー作例はmarionが担当。ハイディテールなキット構成にさらにスジ彫りモールドなどを追加して密度感を高め、元より大きい超熱振式戦闘長刀はパースモデルを製作。大迫力のディスプレイができるようにしている。

▲キットは全高約22cmで大迫力の存在感。内包したフレーム構造を活かしつつ、外装の大半と武装を新規金型で再現。メイレスケンブ同様に関節部のセンサーモールドにメタリック3Dシールを採用している
▲全体的なプロポーションは変えず、部分的にプラ板を使用したメカディテールを追加。全身のエッジ出しを行い、形状をくっきりさせた
▲キットに付属する椎葉アモウフィギュアはメイレスケンブと共通なので、塗装で第二部の衣装のように見せている

▲キットは各所にマイナス凹モールドが配置され、HGキットを上回るハイディテール仕様になっているが、その凹モールドを活かすようにスジ彫りによるパネルラインモールドを追加して情報密度を高めている

▲脚部はスネ部分に大きな合わせ目があるので、ヒザの黄色いパーツを分割して後ハメ化することで処理している

▲超熱振式戦闘長刀はキットを2セット使用して、通常の待機時とパースモデルの熱振時を製作。重量対策としてパースモデルはプラ板をトラス状に組むことで内部を中空とし、さらに本体腹部、両前腕部は関節を固定したものも用意した

▲パースモデルは柄尻側を狭く、剣先側を広く作ることでアニメのようなパースが効いた構図でのディスプレイを可能としている

 BANDAI SPIRITS製プラモデルは素組みの状態でも完成度が高いため、正直いじる必要がなく逆に困ってしまうことがあります(笑)。今回のFULL MECHANICS メイレスケンブ斬も例に漏れず完成度が高いので、プロポーション変更などは行わず、ディテール追加や合わせ目消しといった最小限の工作で完成させています。

■工作
 胸部や脚部などにプラ板を貼り付けてディテールを追加。大きくシンプルな面構成で、マイナスモールドを中心としたディテールが多いため、各所にスジ彫りを追加してディテールのバランスをとりました。肩や腰部リアアーマーの肉抜きが目立つのでエポパテで埋めています。脚部はスネに大きな合わせ目があるので、ヒザパーツを分割して後ハメ化することで合わせ目を消しています。
 オマケで超熱振式戦闘長刀のパースモデルをプラ板でスクラッチしました。かなり大きくなるため、プラ板をトラス状に組んで少しでも軽くなるように工作。先端が大きく見えるよう徐々に広がっていくような構成にしました。

■塗装
白=ニュートラルホワイト、ニュートラルグレーII
赤=ブライトレッド+スカーレット(1:1)、ブラック(少量)
黄色=橙黄色+Ex-ホワイト(1:1)
関節色=ニュートラルグレーⅤ+Ex-シルバー、クリアーパープル(少量)
センサー=蛍光クリアーブルー
そのほか=ガンメタル、Ex-シルバー

BANDAI SPIRITS 1/48スケール プラスチックキット“FULL MECHANICS”メイレスケンブ斬 使用

YM-04 ケンブ斬

製作・文/marion

FULL MECHANICS 1/48 メイレスケンブ斬
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●6050円、発売中●1/48、約22cm●プラキット

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©2021 SUNRISE BEYOND INC.

marion(マリオン)

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