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マクロスモデラーズ6th プラモデルフォトコンテスト結果発表!!

2022.08.28

MACROSS MODELERS 6th PLAMODEL PHOTO CONTEST 結果発表! 月刊ホビージャパン2022年10月号(8月25日発売)

マクロスモデラーズ6th プラモデルフォトコンテスト結果発表!!

「マクロスモデラーズ」アイテムを対象としたプラモデルコンテスト「MACROSS MODELERS 6th PLAMODEL PHOTO CONTEST」。初のフォトコンテストとなる今回は<シンプルコース>と<ジオラマコース>の2部門での開催となり、審査員には新たに「ヴァリアブル・ファイター・マスターファイル」シリーズでお馴染みのSBクリエイティブが参加。2021年12月23日から2022年5月31日まで募集を行い、集まった数多くの参加作品の中から選ばれた栄えある各入賞作品を紹介していこう。


シンプルコース 最優秀賞&ホビージャパン賞

製作/トロン

 シンプルコース最優秀賞は、なんと第5回最優秀賞にも選ばれているトロンさんの作品。今回は独特な切り口による3段変形オリジナルバルキリーを製作。最新鋭でありながら、プロペラや水上機という飛行機好きの琴線にひっかかりそうなアイコンが散りばめられており、名称の由来にもなっていそうな美しくも危険な雰囲気を漂わせるカラーリングも目を惹く。アイデアの面白さと仕上げの精度の高さでホビージャパン賞としても選定した。

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完全変形オリジナルVFクイーンビー(女王蜂)完成!!! フォールド技術応用による最新鋭フォールドプロペラ機。海洋惑星ラグナを舞台に戦闘以外のあらゆる危険な仕事を請け負う金髪のパイロット、レディ・フォッカーが操る機体。旧式VFから造られた民間ワンオフ機

ジオラマコース 最優秀賞&天神英貴賞

製作/annkoromoti

 ジオラマコース最優秀賞はハセガワ「1/72 VF-J ガウォーク バルキリー」をボックスアート風に再現した作品。イラスト調のタッチで塗装されたガウォーク単体の作品としても高い完成度だが、足元の爆発や疾走感を表現しているエフェクト、背景も含めて全体の再現度が高い。卵の殻を半分にしたような独特なベースも奥行を感じさせる構造になっている。天神英貴賞との2冠となった。

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ハセガワ 1/72 VF-1J ガウォーク ボックスアート風ディオラマです。イラスト風に塗装して表現しています。ディオラマということで、いろんな角度から見られるように考慮して製作しました

シンプルコース マクロス40周年記念カラー賞

製作/びりー

 シンプルコース マクロス40周年記念カラー賞はBANDAI SPIRITS「1/72 VF-31F ジークフリード」を使用した作品。白基調で赤と黒のラインという構成が『愛・おぼえていますか』のVF-1S バルキリー(一条輝機)を彷彿させ、マクロス40周年記念感を演出しているようだ。あえてメッサー機を使用しているところもその意図を感じる。

ジオラマコース マクロス40周年記念カラー賞

製作/アカツキ

 ジオラマコース マクロス40周年記念カラー賞はハセガワ「1/72 VF-1J アーマード バルキリー」を使用した作品。肩部、腹部、脚部に増加装甲が追加され、両肩口や両手にガトリングガンを追加して防御力および火力をアップしている。手前にいる戦車との対比がバルキリーの大きさを実感できるものになっている。

シンプルコース 河森正治賞

製作/ゴリラ

 ハセガワ「1/72 VF-0D」を使用して3段変形を再現した意欲作。しかも差し替えなしで変形可能で、変形で露出する部位は自作パーツで対応している。

シンプルコース 天神英貴賞

製作/前多 ミライ

 BANDAI SPIRITS「1/72 リガード」を使用してパッケージイラスト風に塗装。初めての挑戦とは思えない再現度の高さで、裏面は黒色無双を使用して暗黒宇宙のイメージで塗装。

シンプルコース 西田望見賞

製作/3D Model Works

 BANDAI SPIRITS「1/72 VF-31C ジークフリード」にスクラッチで製作したフォールドプロジェクションユニットを追加。作者曰く「4コマ目がオチなのでタイトル(ヴァール発生!? ミラージュスクランブル!)からストーリーを想像してもらえたら嬉しいです」とのこと。

シンプルコース アオシマ文化教材社賞

製作/幻の神戸牛バーガー

 アオシマ「V.F.G.カイロス」を使用して『超時空要塞マクロス』に登場したハンバーガーショップのデリバリーをイメージして製作。ヘアスタイルや機体カラーをアレンジしている。

シンプルコース ウェーブ賞

製作/Tiger kengom

 ウェーブ「1/100 VF-1S バルキリー」をストレートに組み立てた作品。初めてのマクロスプラモデルとのことだが、グラデ塗装など含めて質感高く完成させている。

シンプルコース ハセガワ賞

製作/だごれっど

 ハセガワ「1/48 VF-1A バルキリー“ロービジビリティ”」をウェザリング塗装で製作。パネル面が際立つような塗り分けや可変翼の可動跡など実在する航空機のような仕上がり。

シンプルコース BANDAI SPIRITS賞

製作/mummy(まみー)

 BANDAI SPIRITS「1/144 ミレーヌバルキリー」とSDマクロスの2個イチ。もちろん3段変形仕様で、サウンドスピーカーは自作で再現。ファイター形態時に使用しない頭部を使った座りポーズがキュート。

シンプルコース マックスファクトリー賞

製作/みっくん

 マックスファクトリー「機首コレクション VF-31C」と「minimum factory ミラージュ・ファリーナ・ジーナス」の組み合わせ。VF-31Cはウェザリング塗装を施してリアリティを追求。ストーリー性を感じさせる作品。

シンプルコース VF MASTER FILE賞

製作/ひさゆう

 ハセガワ「1/72 アーマード バルキリー」をオリジナルカラーで塗装。胸部ミサイルハッチと袖のオレンジが目を惹く。スカイブルーのラインがワンポイントアクセント。

シンプルコース BIGWEST賞

製作/SAKEPA

 80年代大張正己作画風に製作したBANDAI SPIRITS「1/100 VF-2SS バルキリーII」。BANDAI SPIRITS「1/72 VF-25 メサイアバルキリー」、ハセガワ「1/72 VF-1 バルキリー」も使用して大張氏作画風のプロポーションを再現。

ジオラマコース 河森正治賞

製作/永井

 マックスファクトリー「minimum factory フレイア・ヴィオン」をベースに「ワルキューレは裏切らない」のジャケット風イラストをパテなどで再現。「歌マクロス」のルンピカを、この衣装でプレイしたときに見られるステージを参考にベースも製作している。

ジオラマコース 西田望見賞

製作/誤爆豚 皮例

 BANDAI SPIRITS「Figure-rise Bustマキナ・中島」と「メカコレクション VF-31C ジークフリード ファイターモード(リミテッドクリアVer.)」を組み合わせてボックスディオラマを製作。マキナは闇マキナとのハーフ&ハーフという凝った演出。

ジオラマコース アオシマ文化教材社賞&ホビージャパン賞

製作/英国紳士

 アオシマ「V.F.G.カイロス」を使用して、休日にラフな姿で模型製作を楽しむモデラーを表現。サイズを合わせた各社商品パッケージを製作しているのがマクロスモデラーズコンテストらしさを演出。アオシマ文化教材社賞とホビージャパン賞のW受賞。

ジオラマコース ウェーブ賞

製作/たっど(TO)

 ウェーブ「1/100 VF-1S スーパーバルキリー」を使用して、TV版のボドルザー基幹艦隊との決戦を再現。ダイダロスは発泡スチロールとダンボールで製作。ミンメイやデストロイドも配置したドラマチックな構成。

ジオラマコース ハセガワ賞

製作/まあちゃん

 ハセガワ「1/72 VF-11B スーパーサンダーボルト」を使用して、イサムが惑星エデンに向かう前の物語をイメージして製作。オペレーターはminimum factoryの早瀬未沙をポーズ変更したものを使用している。

ジオラマコース BANDAI SPIRITS賞

製作/コバレオ

 BANDAI SPIRITS「1/72 VF-31F ジークフリード」を使用し、バラしたパーツを額縁の中に飾るという一風変わったアーティスティックな作品。ディスプレイ次第でどんな場所にも飾れそうだ。

ジオラマコース マックスファクトリー賞

製作/すな

 マックスファクトリー「機首コレクション VF-25F」を「STSS(すごく楽しい写真システム)自撮り棒」にくくりつけて広角レンズで撮影。“背景と組み合わせる”というジオラマコースの規定を利用したアイデア作品。

ジオラマコース VF MASTER FILE賞

製作/堺・悠一

 ハセガワ「1/72 VF-19A“SVF-440 デュラハンズ”w/ファストパック&ハイマニューバミサイル」を製作。木材とプラ板を使用して航空甲板をイメージしたベースを自作している。

ジオラマコース BIGWEST賞

製作/mummy(まみー)

 BANDAI SPIRITSの超時空烈伝真空路守「謙信張斬」と「信玄張斬」を使用して、川中島の戦い改め「きゃわ中島の戦い」を製作。SDマクロスのパーツなどから流用した馬もバルキリー風になっているのがポイント。

審査を終えて

 前回に引き続き今回もマクロスプラモデルコンテストの審査に参加させていただきました。各作品を拝見させていただきましたが、今回は前回よりも表現方法がバラエティ豊かになったように感じます。工作テクニック、塗装テクニック、魅せ方、アイデアなど、各作品から製作者様なりのコンセプトや見てほしいポイントなどが伝わってきて、とても見ごたえのあるものでした。
 今回これだけバラエティに富んだ作品が集まったのは、ひとつの要因としてはマクロス40周年ということでマクロスモデラーズ参加メーカーからの商品ラインナップが増えたということが挙げられると思いますが、やはりなんといってもコンテストに参加された皆様の『マクロス』への熱い気持ちと今後への期待なのだと感じます。
 改めて受賞された皆様おめでとうございます。受賞を逃してしまった皆様もお疲れ様でした。

文/ホビージャパン編集部

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