いまからでも間に合う! 小説『ブラック★★ロックシューター BEFORE DAWN』解説&これまでのあらすじ
2022.05.01ブラック★★ロックシューターBEFORE DAWN●ストーリー/深見真、イラスト/友野るい 月刊ホビージャパン2022年6月号(4月25日発売)
本誌4月号より連載中の『ブラック★★ロックシューター BEFORE DAWN』。本作はTVアニメ『ブラック★★ロックシューター DAWN FALL』の前日譚を描く公式外伝小説である。ストーリーはシリーズ構成・脚本の深見真氏、イラストはアニメのコンセプトデザインを手掛ける友野るい氏のタッグでお送りしている。
本編から遡ること30年。二〇三〇年代を舞台に、超人的な能力を得た少女「カミラ」と、マッド・サイエンティスト「ゲオルギウス」、全人類の幸福を説く科学者「ルナ」の運命が交差する。
第一話 「黙示録の騎士」
サンフランシスコの高級住宅街でテロ組織「CTG」による連続強盗殺人事件が発生。彼らを追うSWATだったが、おもむろに現れた増援−−たったひとりの少女になすすべもなく全滅。世界中に配信された動画は新たな時代の幕開けを告げた。少女の名はカミラ。人間強化プログラムのプロトタイプ“黙示録の騎士”であった。
カミラ
ヘーミテオス遺伝子の適合者。メキシコの貧民街出身。実験体となった際、暗号名でもある「カミラ(Camila)」と名付けられた。黙示録の騎士として超人的な身体能力を発揮し、ゲオルギウスとともに各地でテロや暗殺事件を起こしている。
黙示録の騎士
ヘーミテオス遺伝子に適合し超人化した者の通称。ゲオルギウスははじめ“今の世界を終わらせる役目をもつ”アステカ神話の闇の精霊・ツィツィミメであると例えていた。
ヘーミテオス遺伝子
ゲオルギウスが発見した特殊遺伝子。Y染色体に反発する特性があり、女性のみ適合の可能性をもつ。ヘーミテオス遺伝子が作り出すタンパク質は莫大な情報処理能力をもつDNAコンピュータの制御を実現。それらに加え分子ロボットと生体素材のナノマシンで強化されたカミラは超人「黙示録の騎士」となった。
義賊主義集団
二〇三〇年代に生まれた新タイプのテロ組織。通称CTG。アンチ巨大企業、超富裕層を掲げ勢力を拡大した。ゲオルギウスの研究を支援したパトロン的存在でもあり、CTGの意に沿ってカミラとゲオルギウスは数々の凶悪事件を引き起こしている。
第二話「セミディオサ──半神」
二一世紀初頭から始まった「分断の世紀」は対立に次ぐ対立を促し、拡大した格差は数えきれないほどの争いの火種を生んでいた。
「カルテル・ランド」と呼ばれるメキシコの貧民街に生まれたある少女。家族も住む家も失くし、ついには人狩りの標的となってしまう。拉致された少女たちの行方は? この施設の目的とは? 混乱する少女の前に現れる影。ゲオルギウスと名乗る男の目的とは──。
ゲオルギウス
ギリシャ出身の医学博士。目的のためならばテロ組織であるCTGとも手を組む合理主義者。孤児を集め人体実験を繰り返した結果、カミラを見出した。神話に造詣が深くアステカ文明にも詳しい。
ルナ・グリフィス
天才的な頭脳をもつ科学者。イギリス出身。ゲオルギウスに面識があり、彼によって世界が破壊されることを予見している。自ら提唱したエリシオン計画を遂行するため全世界に「平和構築軍」の必要性を説いた。
アーメド・カヌ
国連副事務総長。ナイジェリア人。ルナの補佐を務める。
エリシオン計画
ルナ・グリフィスによる研究文書の通称。月と火星をテラフォーミングし、その利益を全人類で分かち合い豊かになることを目的とする。ルナが開発した超高性能人工知能『アルテミス』とへーミテオス遺伝子を有する特殊ユニットによって達成可能とされている。
平和構築軍
エリシオン計画にともない設立された実働部隊。制限なく世界各地へ出動できるといった国連の平和維持軍を超える権限をもつ。
第三話「平和構築軍」
CTGの指令を前に束の間の休息を楽しむカミラとゲオルギウス。人体実験を行う医学博士とその実験体。歪な関係だったが、ふたりの間には奇妙な信頼が生まれていた。
一方、ゲオルギウスの過去を知る世界屈指の天才ルナ・グリフィス。壇上に立つ彼女は、CTGを止め、全人類の未来までをも救う唯一の“解決策”を語りだす。
【ブラック★★ロックシューター BEFORE DAWN】
第三話「 平和構築軍 」new
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