スポンジ厚10mmの強みを実感しよう
分厚いスポンジで平面でも曲面でも対応できるヤスリの新定番!面出しやエッジ出しでの使い勝手はキットを選ばずに大活躍します。ヤスリ自体を加工して形を変えるのも容易な、スキのないアイテムの性能を見てみましょう。
神ヤス!シリーズ
ゴッドハンドが展開する“神”の名が付いたスポンジヤスリです。豊富な番手はもちろん、スポンジ部分の厚みを変えた(2mm、3mm、5mm、10mm)商品展開をしており、パーツの形状や使い手の好みで選択できるようになっています。番手ごとにスポンジが色分けされているので、作業中に使用したい番手をすぐに認識できるのも大変便利です。もちろん水研ぎにも対応しており汎用性が高いヤスリです。
10mm厚タイプの基本性能をチェック
Impression
▲ 「神ヤス!磨」では2000番以上の高番手がラインナップされており、セットBの1000番を使用した後、2000番から順番に番手を上げてヤスリがけすることができます。光沢がほしいカーモデルのボディなどは、この「磨」で丁寧に磨いていけば、未塗装の成型色のままでも見映えのする仕上がりになります
クリアーパーツもどんどんヤスリがけしよう
How to use
▲ パーティングラインと同様にクリアーパーツのゲート跡や、クリアーパーツ自体のヒケをとる場合にも活躍します。ゲート跡を600番や800番で均してから、番手を上げて作業します。エッジを丸めずに、クリアーパーツをさらにツルッと光沢感のある仕上がりにできました。最近はクリアーパーツがふんだんに使われたキットも多いので覚えておいて損はありません
「神ヤス!」で研ぎ出しに挑戦
2000番以上の番手の「神ヤス!磨」は、パーツ表面の仕上げの他に、研ぎ出しと言われる水転写デカールやテトロンシールの段差を消す作業でも活躍します。水転写デカールはとても薄いシートですが、貼ったままではシートのフチとパーツとの段差が見えてしまいます。その部分をヤスリで均してみます。
How to use
▲ 段差部分を均すように、2000番の先端で軽く撫でるように削っていきます。力を入れずともしっかりと削れるので、力の入れすぎには注意。ヤスリをかけるとつやのあった部分が曇ります。段差部分を均したら、デカール全体のつやがなくなる ようにまんべんなく2000番でヤスリがけします。デカールまで削ってしまわないように注意して作業しましょう
▲ 最後につや消しのトップコートを吹いて完成。段差が全く見えず、きれいに消えています。大きなデカール程、段差が消えると見映えもよくなります。つや消し仕上げなら、今回登場した2000番がクリアー層を均すのにちょうどよい切削力を持っています。光沢仕上げの場合には、この作業を10000番まで丁寧にかけてあげるとよいでしょう
まとめ
10mm厚の「神ヤス!」はスポンジヤスリとしてはもちろん、用途によっては紙ヤスリや板ヤスリのようにも使える面白いヤスリです。そして、平面でも曲面でも削り出しから磨き作業まで対応できる幅の広い番手を揃えています。この使用感は、きっとやみつきになりますよ。
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