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数々の東宝怪獣を製作するMM28 原型師・丹羽俊介によるスクラッチビルド作品!【H.M.S.】

2022.03.22

H.M.S. Q:ケツァルコアトル●丹羽俊介 月刊ホビージャパン2022年4月号(2月25日発売)

Q:ケツァルコアトル

 怪獣ガレージキットメーカー、モンスターメーカー/28の原型師としてもおなじみの丹羽俊介氏が本連載二度目の登場。普段は東宝怪獣をメインに製作する丹羽氏であるが、今回はH.M.S.らしく、いつものスタイルから離れ、よりクリーチャー的なアプローチで独自の解釈による幻獣の姿をのびのびと製作した。


 今回は「Q:ケツァルコアトル」です。アステカ神話の神であり、その名にちなんでそう呼ばれる翼竜もいます。また、ケツァルコアトルの名は鳥や蛇の意を含み「羽毛ある蛇」とも言うそうです。前回同様に神々的なものよりモンスター風な造りで、好きな映画からアイデアをいただいています……。『空の大怪獣○』とか『地○王国』とか……。
 造形のほうですがイメージとしては人間型2足歩行の恐竜に羽が生えた感じですが、細かいことはあまり考えないように雰囲気重視で造りました。腕の長さと羽根の大きさがなかなか決まらずに「こいつは飛べるのか?」と何度も考えてしまうんですが、もうそこは雰囲気で(笑)。
 あとはファンタジー物も大好きなのでいろんなドラゴンもちょっとだけ参考にしました。キャラクターとしては決して「悪」ではなくただそこに生息しているだけの生き物で、『空の大怪獣ラ○ン』や『空の〜Q』同様に飛んで食ってるだけで攻撃されてしまう可哀そうな奴です。まぁ喰われるほうの我々にとってはとんでもない存在ですが……。
 いろんな場面において「共存」というのは大きな問題であり、これからも「課題」であり続けるのかもしれません。

スクラッチビルド

Q:ケツァルコアトル

製作・文/丹羽俊介

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丹羽俊介(ニワシュンスケ)

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