HOME記事スケールモデルデイトナ24時間耐久レース出場車を再現!ハセガワ「マツダ サバンナ RX-7(SA22)前期型 リミテッド」作例

デイトナ24時間耐久レース出場車を再現!ハセガワ「マツダ サバンナ RX-7(SA22)前期型 リミテッド」作例

2022.03.16

マツダ サバンナ RX-7(SA22C)“1979 デイトナ GTUクラス ウィナー” 【ハセガワ 1/24】 月刊ホビージャパン2022年4月号(2月25日発売)

 1978年にデビューした初代RX-7は、スポーティーなフォルムと走りを低コストで楽しめるクルマとして人気を集めたが、1979年、モータースポーツ初参戦にしてクラス優勝という結果を残し、その実力がサーキットでも通用することを証明したのが、今回作例でご覧いただくデイトナ24時間耐久レース出場車である。キットは発売中の「マツダ サバンナ RX-7(SA22)前期型 リミテッド」をベースに、新規パーツを追加したバリエーションモデル。ベース車の面影を大きく残しつつも、オーバーフェンダーや大型化されたフロントスポイラーを装備することで、よりアグレッシブになったスタイルを忠実に再現した魅力的な一台である。

▲ライトポッドも追加され、模型的な見ごたえもアップ。ただし、オーバーフェンダー取り付けにはボディサイドのカットが必要になるなど、やや製作の難易度は高めなので、製作前に説明書の内容とカットが必要なパーツのチェックはしっかり行っておきたい
▲︎リアスポイラーは塗装後に接着することにしたため、真鍮線で軸打ちを行った
▲︎カットする部分はあらかじめボディ裏側にモールドされているので、わかりやすいようにペンでなぞっておいた
▲︎ダッシュボードは左ハンドル仕様。シートベルトは市販のエッチングパーツと100円ショップのネームテープを着色したものを組み合わせて再現している
▲︎オーバーフェンダーのリベットはピンバイスで穴をあけ、インセクトピンに交換した

■ボディ
 フェンダー部分のカット・ボディサイドの凸モールドの削り取り・フューエルリッドモールドの凹モールドを埋め・ワイパー&キルスイッチ等の穴開けが必要になります。最近のキットはバリエーション展開も想定して企画されているケースが多いのでピンバイス等の工具が必須になりますのでお持ちでない方はご用意ください(今回は1.0・1.2・1.5・1.7mmが必要)。
 ヘッドライト前方とルーフにヒケが有ると目立つので下処理を忘れずに。フロントスポイラーとリアのエンドサイドのパーツおよびリアスポイラーの分割パーツは先に接着して合わせ目の処理もしましょう。オーバーフェンダーはデカールのライン出しのために塗装前に接着し、リアスポイラーは真鍮線を用いて軸打ちして塗装後の接着を選択しました。

■塗装
 最終的なホワイトは説明書通りにMr.カラーの1番を使用しています。ただし、デカールを貼った後にクリアーコートを重ねるので少しでも塗装膜は厚くなりすぎないように先にボディ内部を黒サフで透け防止し、ボディ表面はグレーサフ→比較的隠蔽力のあるGXカラーのクールホワイト→1番ホワイトの順で塗装しました。

■デカール攻略
 デカールを見てサイドステップ部分の凸凹とリアスポイラー部分の合わせが大変だなと感じたので深緑部分は塗装も視野に入れるのも良いと思いデカールと塗装のハイブリッドにしています。黄緑部分はデカールですがタッチアップ修正にMr.カラーの64番ルマングリーンを使用。深緑部分はグリーンに黒とシアンを少量足して調色した色にて塗装してます。また、ゼッケンデカールの白い部分が透けるので白地のデカールを貼ってから重ね貼りで対処しています。

ハセガワ 1/24スケール プラスチックキット

マツダ サバンナ RX-7(SA22C) “1979 デイトナ GTUクラス ウィナー”

製作・文/廣村英治

マツダ サバンナ RX-7(SA22C) “1979 デイトナ GTUクラス ウィナー”
●発売元/ハセガワ●3740円、発売中●1/24 約18.2cm●プラキット

この記事が気に入ったらシェアしてください!

廣村英治(ヒロムラエイジ)

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2022年4月号

ご購入はこちら

ホビージャパンエクストラ vol.16

ご購入はこちら

ノモ研特別編 極上カーモデルの作り方

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー