デザインナイフが一本あれば超便利!
ナイフと聞けば「切る」ものというイメージがありませんか? 私自身、数年前まではガンプラ製作の工程でほとんどナイフを使うことが無かったくらいですから。たまたまニッパーの刃が欠けて、ゲート処理にカッターナイフを使ったのが始まりでした。
ここでは「切る・削る」をテーマにナイフに焦点を当て、ナイフとその仲間たちの活用例を解説します。
ナイフとその仲間たち
カッターナイフはどこの家庭にも一本はあるツールだと思います。それだけ身近なものなのですが、実は星の数ほど種類が多く、その用途も多種多様。紙を切るもの、プラスチックを切るもの、あるいはガラスを切るものまでありますよね。今回は私がよく使うものを選別して紹介します。
●カッターナイフ
●NTカッター デザインナイフ(上)
●オルファ アートナイフ(下)
●タミヤ Pカッター
●タミヤ 精密ノコギリ
ナイフで切る・削る、便利な使い方
▲アートナイフによるパーティングラインのカンナがけ。刃先ではなく刃のお腹? あたりを使って手前から奥に…
▲Pカッターは鉤爪のような刃先でひっかくように刃を動かします。一度で切り取るのではなく、数度に分けて軽く何度もなぞるような感覚で…
▲精密ノコギリによる切断風景。プラスチック切断に特化した刃なので、コレくらいのパーツなら数十秒で切断出来ますよ。切断面もきれいですね
身近なツール&進化したツールとうまく付き合う
もっとも身近なツールであるナイフ。でも、デザインナイフが一本あれば、ガンプラ製作の幅は一気に広がることをご理解いただけたでしょうか? 「切る」ではなく「削る」を実践するだけでクオリティも効率も格段にアップしますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
この項の最後に、最近私が多用しているナイフの新しい仲間を紹介します。これまでプラ板を切る際、私は100円ショップで買ったハサミで切っていたのですが、切断面が粗いうえに、切ったプラ板が湾曲してしまっていましたが、これさえあればもう安心。プラ板工作を多用する私にとっては救世主かも?
「たかがナイフ、されどナイフ」ですね。実は真っ直ぐ平行に切るってとても難しいのです。モノサシを当てていても刃先が歪んでしまうこともありますから。これから工作を始める方は必ずブチ当たる壁ですが、ナイフの使い方に慣れれば製作の世界は広がります。いろいろ紹介しましたが、まずはナイフを一本買ってみてください。ナイフカンナがけによるパーティングライン除去は、簡単で楽しいですよ♪
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