『ガンダムSEED』シリーズ特集
月刊ホビージャパン発売中!
現在発売中の月刊ホビージャパン2023年2月号の巻頭特集 「MOBILE SUIT GUNDAM SEED 20th ANNIVERSARY SEEDの軌跡」に合わせて過去の『ガンダムSEED』関連記事をピックアップ! 特集号と一緒にチェックしよう!
月刊ホビージャパン2023年2月号
1,100円(税込)
発売中
巻頭特集
「MOBILE SUIT GUNDAM SEED 20th ANNIVERSARY SEEDの軌跡」
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ガンプラのミキシングにおいて、実はHGシリーズよりも向いているのが1/100スケールのMGシリーズです。特にフレームが共用のキットは互換性が高く、無加工でパーツを交換できるものが多いので初心者でも簡単にカスタマイズ可能なのです。というわけでここでは「MGミキシング」をお届け! MGフリーダムガンダム Ver.2.0とMGプロヴィデンスガンダムを合体させ、超ド派手なガンプラをお手軽に作るミキシングを学んでみましょう。
MGのSEED系ガンダムを組み替えてみよう
▲フリーダムとプロヴィデンスのバックパック接続部を見てみましょう。フリーダムは長方形のダボを差し込む構造ですが、プロヴィデンスはバックパックを回転させるギミックがあるため、極太の丸ダボで本体に差しこむ構造となっているのです。これでは無加工でそのまま装着することはできません…
▲プロヴィデンスにフリーダムのバックパック、肩アーマー、サイド・アーマー&リア・アーマーを移植した状態。もし、ドラグーン・システムが実戦に間に合わず、ザフトに残っていたフリーダムのデがータから追加生産した装備をつけて登場したら…? と想像を掻き立てる説得力のあるスタイルとなりました。このスタイルはアリです、カッコいい反面、色がちぐはぐなので全身を塗装で統一するのがかなり大変そうです…
▲フロント・アーマーも交換してよりフルアーマー的な要素を加えてみましょう。同じ世界観のデュエルガンダム アサルトシュラウドに合わせた「真ん中は機体色、フロント・アーマーには追加装甲」的な構成で説得力を持たせています
バックパックを装着しよう
▲フリーダムのバックパック接続部はそのままでは入らないので、荒切り用のニッパーで余分な部分を切り取って内部に収めます。完成後はほぼ見えなくなるのでとりあえずその中のスペースにさえ入れば問題ありませんが、接続軸を傷つけたり、周りを切り取りすぎてグラグラしないように気をつけましょう。MGのSEED系ガンダムのバックパックは大型で重いので、ここが弱いと本体からポロっとちぎれて落ちてしまうことがあります
▲穴に通した真鍮線をラジオペンチでUの字に曲げます。これでどんなに引っ張っても真鍮線が抜けなくなります。次にプロヴィデンスのバックパックに開けた穴に差し込んで固定するために、ラジオペンチの根元で真鍮線を切り離します。真鍮線を切るときは絶対にプラモデル用ニッパーを使わないでください
▲差し込んだ真鍮線はそのままだとグラグラするので、タミヤエポキシ造形パテ高密度タイプを中に詰め込んで固定します。そして、そのままプロヴィデンスのバックパックに真鍮線を差し込んで、エポパテを接着剤代わりにしてフリーダムのバックパック接続部を固定してしまいましょう。ダボや接続部がないパーツ同士を無理矢理固定できるアイテムとして、エポパテはミキシングの必需品です
細部の加工でグレードアップ
フレームをより細かく組み替えよう
細部の色を揃えよう
アクリル塗料でスミ入れしよう
メタリックでアクセントを入れよう
林哲平の妄想設定
スーパードラグーンを搭載したストライクフリーダムガンダムの開発中、フリーダムにプロヴィデンスガンダムのドラグーンを装備し、運用データを収集していた…という妄想設定により製作されている。今回の作例は入門者用のため塗装部位を最小限に減らしているが、よりストライクフリーダムへの発展を意識するならば、関節をゴールドで塗装するのも面白いかもしれない
Column
アクションベースはミキシングビルドの必需品!
ミキシングの醍醐味と言えば、巨大なバックパックや派手な武器を装備した目を惹くガンプラを簡単に製作できるということ。ついつい楽しくてパーツを盛ってしまいますが、反面、ガンプラが重くなりすぎて自立できなくなることも多いです。特に元々背中が重いSEED系MSはその最たるものでしょう。そんなとき便利なのがアクションベースです。これさえあれば「自立せねば!」という重量限界を気にすることなくパーツを盛りつつ、安定して展示することが可能となります。今回の作例のように改造でキット付属のアクションベース用アタッチメントが使えなくなっても、股間の挟み込みパーツを使えば無理やりでも浮かせることができます。ミキシングをするならば、アクションベースは常備しておくと便利ですよ
REAR
FRONT
MGシリーズはフレーム機構を共通化し、バリエーションを展開するという設計のキットが多いです。同系統のキットならば手足やバックパックに加え、細かな外装まで交換できるのでカスタマイズ性が高く、意外にもHGシリーズ以上にミキシングに向いているガンプラなのです。中でもMGの『SEED』シリーズは背中のバックパックの接続部が共通規格で無加工で交換可能なものも多く、なによりも派手で見映えがするので初心者でも簡単に目を惹く大型のオリジナルガンダムを作ることができます。ぜひ、MGで自分だけのガンプラをコーディネイトしてみてくださいね♪
BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット
“マスターグレード” フリーダムガンダム Ver.2.0+プロヴィデンスガンダム 使用
製作・文/林哲平
月刊ホビージャパン2023年2月号発売中!
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