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【太田垣メカ特集】『Get truth 太陽の牙ダグラム』同梱の傑作キットを製作! おまけでターボザックも装備

2022.02.16

ダグラム【小学館 1/72】 月刊ホビージャパン2022年3月号(1月25日発売)

 

 小学館とebookjapanのウェブコミックサイト、ebigcomic4にて2021年5月28日より連載配信が開始された、太田垣康男氏が描くフルカラーコミック『Get truth 太陽の牙ダグラム』。元となるTVアニメ『太陽の牙ダグラム』は1981年放送のサンライズ作品で、地球の植民地、惑星デロイアの独立を巡る動乱の中、ゲリラに身を投じた若者たちの戦いと青春を描いた、リアルロボットアニメの傑作である。放映当時はダグラムを中心としたコンバットアーマーのプラモデルや半完成品であるデュアルモデルのヒットもあり、放送延長に伴い全75話が製作され、1983年には劇場版『ドキュメント太陽の牙ダグラム』が公開されるなど、リアルロボットアニメ、そしてロボットプラモデルのその後に大きな影響を与えた。
 そんな本作を、リアルなSF 描写や濃密な人間ドラマに定評のある太田垣康男氏が新たに描くということで、太田垣ファン、そして『ダグラム』を中心とするリアルロボットファンから注目を集めているコミックス1巻が、ついに去る12月28日(火)に発売となった。フルカラーコミックのみの通常版に加え、完全新規造形のプラキット「1/72 Get truth 版 ダグラム」が同梱された特装版も同時リリースされ、大きな話題を呼んでいる。
 そんな『Get truth 太陽の牙ダグラム』の魅力を、同梱キットのダグラムの作例とともにお届けしよう。キットはマックスファクトリーコンバットアーマーマックスシリーズの可動キットとしては初となる、ポリキャップス仕様。カラーリングを成型色で再現しているのはもちろん、コックピットのキャノピー窓枠まで別パーツ化された、次のステージを感じさせる傑作キットとなっている。作例は、そんなキットの素性を最大限に活かし、ウェザリング塗装などの塗装表現のみに注力。おまけで同スケール「コンバットアーマーダグラム アップデートver.」のターボザックを小改造で取り付けられるようにした。

Get truth 版 ダグラム ターボザックを取り付けた姿
Get truth 版 ダグラム ターボザックを取り付けた姿 後ろ
▲コミックス同梱キットに、同スケールの「コンバットアーマーダグラム アップデートver.」のターボザックを取り付けた姿。こういった遊びができるのもシリーズ共通フォーマットの強みといえる

 太田垣氏が描いたイラストにはコミックス1巻に登場する右腕の油圧式カッターアームに加え、ターボザック、ミサイルポッド、左腕のアーム・リニアガンを装備した姿も描かれている。

イラスト/太田垣康男

Get truth 版 ダグラム デザイン画 太田垣康男
Get truth 版 ダグラム
Get truth 版 ダグラム 後ろ
▲ダグラム本体は、プラモデル付き特装版ボックスやカバーイラストを参考にマーキングを、マスキング塗装にて表現している
Get truth 版 ダグラム 「コンバットアーマーダグラム アップデートver.」作例とのツーショット
▲同スケール「コンバットアーマーダグラム アップデートver.」作例(写真左、HJメカニクス08掲載、製作/更井廣志)とのツーショット。キットは股間の球体関節や各部ディテールなど、太田垣版の特徴を見事に再現している

 こちらがキット同梱版と同仕様の姿。コミックス1巻登場時は左腕がなく、右肩アーマーも欠損した状態だった。

イラスト/太田垣康男

Get truth 版 ダグラム デザイン画 太田垣康男
Get truth 版 ダグラム 戦闘中
Get truth 版 ダグラム キットはポリキャップレス仕様
▲キットはポリキャップレス仕様により、プラスチックの勘合のみで各関節部を保持しているが、その保持力は堅牢で、股関節の上下スライドギミックも相まってさまざまなアクションポーズに対応。コミックスでの派手な戦闘シーンを想像することができる
Get truth 版 ダグラム 素組み比較
Get truth 版 ダグラム 素組み比較 後ろ
▲こちらはキット素組み(写真右)との比較。成型色でカラーリングがしっかりフォローされているのが確認できる。また合わせ目がほとんど露出しないパーツ構成にも注目いただきたい
Get truth 版 ダグラム 横
コックピットのキャノピー
Get truth 版 ダグラム 。頭部側面の多目的発射筒は開口せず、弾頭の赤を塗装で表現
Get truth 版 ダグラム 塗装後

▲コックピットのキャノピー窓枠は別パーツで再現されている。頭部側面の多目的発射筒は開口せず、弾頭の赤を塗装で表現。またシートには着座したクリンが彫刻されており、丁寧に塗り分けるだけでリアルな表現に

Get truth 版 ダグラム 背
同シリーズのダグラムと同じ軸穴が用意
本体に「コンバットアーマーダグラム アップデートver.」のターボザックを装着可能

▲背中には同シリーズのダグラムと同じ軸穴が用意されており、ターボザックの動力パイプの位置を少し調整するだけで、本体に「コンバットアーマーダグラム アップデートver.」のターボザックを装着可能

油圧式カッターアーム 塗装前
左手に付け替えることも可能
油圧式カッターアーム
左腕

▲左腕の油圧式カッターアームは4パーツとシンプルな構成ながら、イラストを参考に塗り分けるとリアルな仕上がりに。カッター部分は左手と同径のボールジョイント軸なので、左手に付け替えることも可能

脚部はキットのまま
マスキング塗装で仕上げ

▲脚部はキットのまま。巧みなパーツ構成でヒザ関節にすら合わせ目が露出しない。ラインマーキングはデカールではなく、マスキング塗装で仕上げている

 今回は太田垣特集ということで僕も参戦させていただきます。何を作るのかな? と思っていたのですが、まさかの太田垣版ダグラムと聞いて、滅茶苦茶心が躍りました(笑)。皆さんもご存じのとおり、このキットはマックスファクトリー製で、太田垣版ダグラムのコミックスに付属するものです。近年はこのような規格の書籍も増えてきましたが、ここまで豪華な付属品はほとんどなく、どちらかがオマケなどでは決してなく、コミックスとインジェクションキットの豪華絢爛なコラボ商品と言えるでしょう。さらに今回驚いたのはキットの構成です。なんとポリキャップレスの設計になっている点です。平成初期からプラモデルの可動といえば、当然のように組み入れられていたポリキャップですが、少し前からプラスチックの“渋み”による保持のほうが、より強固にポーズ固定ができるのではないか? という考え方とチャレンジも目立ってきております。しかしこれには緻密な計算と設計が不可避で、そう簡単にクリアできる問題ではありません。今回使用したのは当然テストショットなのですが、試作段階の製品にも関わらず、この点をクリアして強固な関節に仕上がっている点に驚きました。
 今回編集部から送られてきた資料には完全な右腕と、頭部右側のミサイルポッド、ターボザックが描かれていましたが、この点をすべて変更したのでは、コミックス第1巻付属のキットの意味がなくなってしまいます。ですので、そんな野暮な工作はいたしません(笑)。しかし背中にターボザックのハードポイントを発見したのと、以前ダグラムを製作した時に未使用だったターボザックが手元にあったので、ターボザックのみ背負わせることとしました。カラーリングは太田垣イラスト特有の淡いブルーと、いつも問題になる腕やスネのシルバーorグレー部分をライトグレーで塗装。独特のカラーリングを再現することにしました。
 このテイストで次々と太田垣版コンバットアーマーがキット化されることを祈りつつの製作でしたが、それを期待してしまうほど、多くを望んでしまう秀作キットでした。

Get truth 版 ダグラム

小学館 1/72スケール プラスチックキット Get truth 太陽の牙ダグラム コミックス1巻同梱 Get truth版 ダグラム 使用

ダグラム

製作・文/桜井信之

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ⓒ太田垣康男/小学館  Ⓒサンライズ

桜井信之(サクライノブユキ)

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