『メダロットS』の「クロスメサイア」原作イメージを落とし込んだ形状を目指して改修
2022.01.31徹底改修でイラストのイメージを再現
スマートフォン向けアプリゲーム『メダロットS』のアイコン的機体である、「クロスメサイア」がコトブキヤから発売となった。同社がこれまで展開してきた『メダロット』プラキット同様、各部関節可動とセリフカードによる劇中イメージ再現や、メダロット同士のパーツ交換が可能なキットとなっている。寝太郎23による作例は、ゲーム中などのイラストイメージを落とし込んだ形状に改修。カブト型とクワガタ型が融合したスペシャルな機体らしく、精鍛なスタイルで完成させている。
ハイこんにちは、寝太郎23です。今回は『メダロットS』主人公機体・クロスメサイアです。キットのままでもめちゃくちゃカッコいいのですが、今回はちゅがさんの描くイラストの形状を目指してさらに手を加えています。
■頭部
イラストと比べて少し横幅があるようなので幅を詰めます。その際、スマホで頭部を撮影し、アプリなどで加工をシミュレーションすると失敗が少ないです。その結果ヘルメットは片側で1.5mmずつ、計3mm縮めています。ここのサイズが決まったら、続いてヒサシ部分や目、顔もセンターにエッチングソーを入れて縮めていきます。バランスを考慮し、その他のパーツは最終的に2mm縮めました。目はテストショットで無色透明だったため、左右をクリアーのレッドとグリーンで塗装後、illustratorで複数サイズの目をシールで作り、実際に貼ってみて、ちょうどいいサイズを決めたらそのままマスキングテープ代わりにし、上から黒を塗って仕上げています。
■その他加工箇所
テストショットを使用したということもあり、関節部は可能な限りポリパーツから市販のKPS素材に置き換えました。股関部はイラストより幅が広いと感じたので、股関節のパーツをセンターで2mm縮めています。ビートルガンはボリュームが欲しかったので先端部に3mmのプラ角材を接着し整形しています。
■塗装
主な使用色は青、紺、白の3色ですが、今回は青色を最初に決定してから塗ります。その青をトリガーとしてその他の紺、白の色のバランスを決めるのです。そうすることで各色がバラバラにならず、組み上げた時に整います。
青=コバルトブルー+純色シアン
紺=マーズダークブルー+ピュアブラック
白=ホワイトFS176875+グレーFS16440
緑=グリーン+グラファイトブラック
灰=スノーライトグレー
■最後に
いやぁ、年末進行マジでキツかった~(←お疲れさまです)。〆切に追われながら作るのもプラモデルの醍醐味ですよね? それでは次回作例でお会いしましょう。
コトブキヤ 1/6スケール プラスチックキット
KXK00-M クロスメサイア
製作・文/寝太郎23
KXK00-M クロスメサイア
●発売元/コトブキヤ●6600円、発売中●1/6、約14.8cm●プラキット
Ⓒ Imagineer Co., Ltd.
寝太郎23(ネタロウニーサン)
YouTuberとしても活動。動画は「寝太郎23ガレージ」で検索を。自宅のガレージで作業するほどの車好き。