【RG エヴァ3号機】第9の使徒襲来【Blondy51】
2021.12.31汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 3号機 ESVシールド セット【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2022年2月号(12月25日発売)
定番の後ハメ加工とグラデーション塗装で丁寧に仕上げる
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』より、正規実用型3号機がリアルグレードで登場。『:序』終盤のヤシマ作戦にて試作零号機が使用したESVシールドがセットになった、ボリューム満点の内容となっている。作例は「HJメカニクス09」にてRG試作零号機を製作したBlondy51が担当。RGエヴァシリーズの定番ともいえる前腕の後ハメ加工に加え、ESVシールドにはスジ彫りを追加し、キットの素性をさらに高める工作と塗装を行っている。
■はじめに
「HJメカニクス09」の零号機に続き、3号機を担当させていただきました。今回は3号機本体はもちろん、付属の零号機用ESVシールドも合わせて製作しております。
■3号機
工作箇所は零号機の時と同じく、前腕部の後ハメ加工と合わせ目消しをしました。ヒジ関節は前腕部内側のピンを削除するだけで後ハメできるようになります。前腕ブレード状パーツは接続部分を加工して、塗装後にハイグレード模型用接着剤で固定しました。
■ESVシールド工作
シールドの表面にスジ彫りを追加しています。シンワ測定のミニノギスを2mm幅で固定して、パーツの縁に沿って罫書いてラインを引き、精密ケガキ針とラインスクライバーCS(0.25mm)で深彫りをして仕上げました。パーツの縁に沿ってスジ彫りを追加する場合は、この方法が結構簡単で便利です。あと、一部パーツに肉抜きがあるので瞬間接着パテで埋めています。
■塗装
今回は3号機の内部フレームパーツをガイアカラースターブライトジュラルミンで塗装して、あえてメカっぽさを強調してみました。設定通りの黒で塗装するよりも装甲のダークブルーとのメリハリが出せて良い感じに仕上がった気がします。今回も全体的にグラデ塗装をしたのですが、私の場合の定番パターンは白い箇所はグレーにシアンを少し混ぜた色の上から白を吹いて、その上にクリアーパープルを薄く吹く。黒い箇所は黒にマホガニーを混ぜた色をベースにマホガニーに白を混ぜた色でハイライトを吹いて、その上から影になる箇所にクリアーブラックを薄く吹いています。
基本的にはベースカラー→ハイライトの順番で吹いて、ベースカラーよりも濃い色味のクリアーカラーを影になる箇所に薄く吹く感じで塗装しています。仕上げはEx-セミグロスクリアープレミアムでトップコートをしました。
■まとめ
RGエヴァシリーズはパーツ構成が素晴らしく、素組みでの満足度が非常に高いキットですが、実は全面に施されたディテールがグラデ塗装映えする素敵なキットでもあります。この年末年始のお休みにグラデ塗装にチャレンジしてみるのも良いのでは…? と思いますよ!
BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット “リアルグレード”
汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 3号機 ESVシールド セット
製作・文/Blondy51
RG 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 3号機 ESVシールド セット
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●6600円、発売中●約17.5cm●プラキット
ⓒカラー
Blondy51(ブロンディゴーイチ)
メガミデバイスでプロデビュー。繊細な塗装表現でメカから美少女プラモまでさまざまなキャラキットをこなす。