【第24回オラザク選手権】ガンプラ部門受賞作品を公開!
2021.12.04第24回オㇻザク選手権大会 ガンプラ部門 月刊ホビージャパン2022年1月号(11月25日発売)
[ガンプラ部門]
ライバルは1/60だ!
sawa(京都府・48)
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレードユニバーサルセンチュリー” MS-09 ドム 使用
1/144スケールのキットを使用しており、作品自体は決して大きくはないですが、美しい塗装と精度の高い工作は多くの審査員をうならせました。また、塗装面を削ることで、エッジ部分に繊細な輪郭線を浮き上がらせる独特の手法も見逃せません。
■美しすぎる塗装面! 極限!(セイラ)
■表面処理と塗装に関しては今大会随一ではないでしょうか?(関田)
■1/144ながら素晴らしい塗装技術です。本当に1/60に勝てそうです。(パンダ)
■独自性が眩しい!!(MAX)
受賞コメント/sawa
いつかは入賞してみたいと、憧れを抱いていたオラザク選手権で、しかも金賞をいただき、まさに感無量です。賞もさることながら、名だたる審査員の方々に、自分の作品を目に留めてもらえたこと、それを想像するだけで「最高のギフト」です。
作品は、ファースト世代が切に願う(?)「ランバ・ラル隊へのドムの供給が実現していたら…」という妄想設定の「私なりの解答」です。タイトルは「ランバ・ラル 最終搭乗機」とでも銘打ったほうが、わかりやすかったのですが、1/144スケールでの「精度」をとにかく見てもらいたかったので、この表題にしました。
作品の大きな特徴は、極細の輪郭線(アニメ線画)を、存在しうるすべてのエッジに仕込むことにより、メリハリを表現、そして塗装と研磨を幾重にも重ねる工程と併せて、シャープさと滑らかさを、どこまでも追求しました。
とにかく「膨大な時間」を要する手法なので、製作期間中、モチベーションが下がり、鬱々とすることもありましたが、結果「このような」評価をいただくことができたので「すべてが報われた」と、その一言に尽きます。謙遜ではありませんが、賞はいただいたものの、私の模型製作に関する知識や技量は、決して胸を張って威張れるものではありません。大げさに言うと、自分の得意な手法だけを磨いて=必殺技だけを引っさげて、この選手権に臨んだ所存です。 ですので、裏を返せば「オラザク選手権」というものは、卓越した模型テクニックを兼ね備えた人だけが、表彰台に上れる権利を持っているわけではなく、それ以外の「独自性」や「努力」も大きく評価してくれる、そんなコンテストでもある、と解釈しています。
だから、今年入賞できなかった方も、俗に言う「審査員、見る目ないなぁ?」などと逆恨み(?)せず、自分のやりたいこと、作りたいものを「愚直」に目指せば、表彰台はすぐ「そこ」にあると思います。
偉そうに講釈を垂れましたが、かく言う私も、昨年は一次審査すら通過できませんでしたので…。
最後に、半世紀以上の永きにわたり、今日まで雑誌の刊行を存続してくださっている「ホビージャパン誌」そして、今や風物詩とも言える「オラザク選手権の開催」には、感謝の気持ちでいっぱいです。携わる関係者の皆々様、本当にありがとうございました。
受賞作品を動画でも!
[ガンプラ部門]
アゾック
ピロスタ(愛知県・47)
BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット アッグ他 使用
「MSV-R ジオン編」に掲載されている「アゾック」の愛くるしいデザインがとても気に入ったので、旧キットのアッグを2体入手し製作しました。小学生の娘もかわいいと言ってくれました。
■かわいい!! この迷彩柄で商品作れますよ!!(サンライズ)
■堅実なテクニックが見えるしっかりした作品です。(林)
■遊び心満点♪ カワイイし上手いしサイコー♪(MAX)
[ガンプラ部門]
ハンブラビ(瀧川虚至版)
たけぞう(神奈川県・45)
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレードユニバーサルセンチュリー” ハンブラビ他 使用
ハンブラビを製作しようと設定画を探していたら、瀧川虚至氏のデザインのハンブラビを見つけ一目ぼれして1/100スケールで作ろうと決意しました。雰囲気が似ていることから1/100バルバトス第6形態のフレームを使って製作スタート。当然アニメ版のデザインとは全く違うので、外装のほとんどがプラ板とパテでスクラッチになっています。頭、胸、肩、尻尾はHGハンブラビを切り刻んで大型化して形状を出しています。
■ハンブラビはこれくらい細くてイイかも。(セイラ)
■工作レベル高し!(林)
■スタイリッシュでイカスハンブラビだぜ!!(MAX)
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