【H.M.S.】海馬薬店【岡部智哉】
2021.11.15H.M.S. 海馬薬店●岡部智哉 月刊ホビージャパン2021年12月号(10月25日発売)
今月は国内外の怪獣、クリーチャー系キャラクター等の商業原型を手掛ける若手原型師、岡部智哉が参戦。自身の皮膚を薬の原料とする、不思議な種族が営む薬店をディオラマ仕立てで製作した。薬店の主人兼原料の店主はもちろん、雰囲気たっぷりに配置された店内の造形もじっくりとご覧いただきたい
彼は新陳代謝によって、爪の様に伸びていく外骨格を削り落とし、その粉末を材料に漢方薬を生成する薬屋を営む種族です。その隣には海茸族が営む薬屋もあり、ここの地域一帯は太古の昔から続く珍しい薬屋の街が広がっています。
工房の周辺は大手製薬会社が並ぶ薬の街・道ど 修しょう町まち。 そんな街の路地裏、暗い静かな場所にこんなお店が佇んでいたら、少し離れた所から覗いてみたくなってしまいます。
今回作品の製作・掲載をさせていただくにあたり、たくさんのご助言、ご協力をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。
スクラッチビルド
海馬薬店
製作・文/岡部智哉
岡部智哉(オカベトモヤ)
1996年生まれ。怪物屋工房所属。怪獣、クリーチャー等のフィギュアの原型を作るお仕事をさせていただいております。