今回のケンブアレンジ作例は、marionが製作した「ケンブ ロールアウトVer.」。キットには「未完成状態」を再現するためのパーツが付属しているが、本作例ではさらに時計の針を戻して左腕や脚の装甲が一部未装着の状態を想像で補完しつつ製作している。さらに塗装も金属がむき出しの状態をイメージした仕上げに。ポイントを絞った改造で大きく印象を変えたケンブをご覧いただこう。

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POINT-1　未塗装状態の装甲をイメージした塗装

POINT-2　一部外装が未装着の状態を工作で表現

■境界戦機スタート！
　今回は主人公機「ケンブ」の一部装甲未完成状態によるロールアウト仕様を担当させていただきました。新しいロボットアニメが始まる時ってすごくワクワクした気持ちになりますね（笑）。キットも非常に組みやすく、種類も豊富なようなので今後の展開に期待のシリーズです！

■内部フレーム
　装甲が外れて段差になっているように見せるため、キットをギリギリまで削り込んで1mmプラ板を被せて下地を作り、その上に金属メッシュパーツを配置。さらにトラス状にくりぬいた0.5mmプラ板を被せて製作しました。あらかじめ下地のプラ板にモールドを追加しておくことで奥行きを表現しています。

■本体、武装の加工
　下半身に肉抜きが集中しているため、プラ板やパテで埋めました。右足の装甲は一部プラ板でスクラッチして、外装が外れた装甲を表現しています。
　武器の機関砲は中に3mmと2mmの真鍮線を配置して、本体を開口することで奥行きを出しました。シールドは脱着を簡易にするため磁石式に変更。

■塗装
　主にガイアカラーを使用しています。
　装甲は半光沢、関節は光沢、フレームはツヤ消しで仕上げています。
本体装甲＝Ex-シルバー＋ガンメタル（1:2）
赤＝Ex-シルバー＋ガンメタル＋クリアーレッド（1:1:0.5）
黄＝Ex-シルバー＋ガンメタル＋クリアーイエロー（1:1:0.5）
フレーム＝ニュートラルグレーIV＋ニュートラルグレーⅤ（1:1）
胸部シリンダー＝Ex-シルバー→クリアーイエロー（キャンディ塗装）
頭部センサー＝蛍光クリアーブルー
関節、細部ディテール＝Ex-シルバー、ガンメタル

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