「FGEA08 ゼリーゼジアマン “アクチャーブリュ”」『境界戦機 フロストフラワー』登場機体をフルスクラッチ!【SSC】
2021.10.22FGEA08 ゼリーゼジアマン“アクチャーブリュ”【スクラッチビルド 1/72】 月刊ホビージャパン2021年11月号(9月25日発売)
気高き鉄鬼
大ユーラシア連邦の実験部隊を率いるユーリが搭乗するゼリーゼジアマン“アクチャーブリュ”をSSCがスクラッチで製作。主にプラ板の箱組みから形状を起こし、一部ほかキットからのパーツ流用も駆使してカイたち“極光”の前にたちふさがる「鉄の鬼」を作り上げている。本機のメカニックデザインは寺岡賢司氏が担当している。
■はじめに
現在放送中のアニメ『境界戦機』に登場する大ユーラシア連邦のAMAIM「ゼリーゼジアマン」。今回製作したのはそのゼリーゼジアマンがカスタマイズされたライバル機! 顔が違ったり色が違うライバル機って燃えますよね。原型機はOP映像中にチラっと…。
■製作
頭部:センサー部分はゴッドハンドのビットブレード1mmを使って彫りました。チンガードは2mmプラ棒を線香で熱して折り曲げたもの。側頭部のトゲはビルダーズパーツHD「MSスパイク01」から流用。首は市販のバーニアパーツで、接続にはHGBCボールデンアームアームズのボールジョイトを使用しました。
胴体:腹部は市販のバーニアパーツを上下組み合わせて使用。接続はボールデンアームアームズのボールジョイントを使用。腰部サイドアーマーは1.5mmプラ板にリューターで溝を彫って神ヤス!で整形しました。
腕:肩アーマーはちょうどよいものが手元になく、アップデート版のHGオージの使用しない旧太モモパーツを芯にエポパテで加工。肩関節はRE/100ディジェの肩関節パーツ。上腕は『機動警察パトレイバー』シリーズの1/60ブロッケンのパーツにエポパテを盛って整形。ヒジ関節はボールデンアームアームズを使用し、側面の丸モールドはサークルカッターで切り出したプラ板を貼り付けました。前腕はHGリーオーの脚パーツを使用しています。
脚:股関節はRE/100ディジェの肩関節を使用。太モモは1/60ブロッケンの太モモパーツにエポパテを盛って加工。ヒザ関節はボールデンアームアームズを使用。ヒジ関節と同様に丸モールドはサークルカッターで切り出したプラ板を貼って整形しました。スネはMGトールギスEWのものをエポパテで整形しています。
■塗装
本体青=MSブルーZ系+ホワイト
赤=マルーン+パープル
黄色=黄橙色+ホワイト
緑=エメラルドグリーン
関節=グレーバイオレット
ライフル=エクストラダークシーグレー
ナタ刃=リトルアーモリーカラー ステンレスシルバー
ナタ峰=スターブライトアイアン
『境界戦機』のキットで発売予定の特殊運搬車、めっちゃよくないですか? 古来よりサンライズロボットアニメにたびたび登場するロボットを大型トレーラーに搭載して運ぶシチュエーションて良いですよね!
1/72スケール スクラッチビルド
FGEA08 ゼリーゼジアマン “アクチャーブリュ”
製作・文/SSC
©2021 SUNRISE BEYOND INC.
SSC(エスエスシー)
プラ板工作をメインとしたパーツのスクラッチを得意とする中堅モデラー。工作精度がとにかく高く、仕上げの質感もきっちりしており、何かと頼れるお兄さん。