【エアブラシ特集】エアブラシVS缶スプレー、コトブキヤのTAMOTUでゴールド表現対決!【マイスター関田】
2021.09.25エアブラシVS缶スプレー、TAMOTUでゴールド表現対決!/TAMOTU 【コトブキヤ 1/12】 月刊ホビージャパン2021年11月号(9月25日発売)
エアブラシを使えば、缶スプレーや筆塗りではできない表現が可能? どういった表現ができるのか、コトブキヤのメンテナンスロボット「TAMOTU(タモツ)」を使って試してみよう。1体はマイスター関田によるエアブラシの塗り重ね、1体は編集部による缶スプレー→クリアーコート。キンキラキンのゴールド対決だ!
解説/マイスター関田
組むだけでもカワイイヨ!
TAMOTU(タモツ)はクリアーを含む3色成型でカラーリングが再現され、組むだけでもご覧通りのカワイイ仕上がり! 外装の一部はアンダーゲート処理が施されており、ゲート跡が目立たない配慮も。ホワイト、ブラック、オレンジ、スカイブルー、スケルトン(2021年9月発売)の5色が展開中。11月にはモデリズムコラボも予定している。
TAMOTU[スカイブルーVer.]
●発売元/コトブキヤ●3190円、発売中●1/12、約8cm●プラキット
エアブラシ
缶スプレー
エアブラシだからできるゴールド表現
エアブラシだからできる繊細なゴールド表現を試してみました。4段階の塗装工程をご覧ください。
今回はエアブラシとスプレーの比較のために塗ることになったので、エアブラシだからできることを中心に塗装プランを組み立てていきました。具体的には
(1)調色した塗料が使用できる
2層目のスターブライトゴールドに純色を加えて彩度を上げています。
(2)濃度(塗料と薄め液の混合比)を変えられる
↑下地やクリアーコートの際、1回目より2回目のうすめ液の混合量を増やすことで光沢を出しやすくしています。
(3)エアの吹き出し圧力を変えられる
↑4層目の赤金吹き付けの際、圧を上げることで、可能な限り吹き出す粒子を細かくしています
(4)塗料の吹き出し量を変えられる
↑メタリックの塗装は吹き出し量によってメタリック粒子の並び方が変わってきます。今回はスターブライトゴールドを細吹き寄りの量で吹くことで、粒子が塗膜内で暴れないように吹いています。
コトブキヤ 1/12スケール プラスチックキット
TAMOTU
製作・文/マイスター関田
©MARUTTOYS
マイスター関田(マイスターセキタ)
THE GUNDAM BASE TOKYOのガンプラマイスターとして活躍。パール&メタリック仕上げを得意とする塗装の伝道師。