ついに全機退役 航空自衛隊最後のF-4ファントム 飛行開発実験団 “Phantom Forever”
2021.05.18航空自衛隊のF-4EJの初号機(301号機)は、1971年7月25日に2号機とともに三菱重工小牧基地に到着、計140機が引き渡された。第301飛行隊から第306飛行隊が編成され、偵察機型のRF-4Eが第501飛行隊に配備されたほか、航空機や装備品などの開発や各種試験を実施する飛行開発実験団にも少数機が配備された。第303~306飛行隊は後にF-15Jに機種改編し、第301飛行隊と第302飛行隊もF-35Aを受領、最後まで残っていた飛行開発実験団のF-4EJが3月17日にラストフライトを実施して、F-4EJの約半世紀にわたる航空自衛隊での運用は終了した。
写真・文/石原 肇