この秋注目のスケールモデル新商品をピックアップして紹介!「BMW 3.0 CSL E9 1976 ETC GP ニュルブルクリンク ウィナー」「水雷艇 隼」「ロッキード・ハドソン Mk.III イギリス偵察爆撃機」「カーチス ホーク 81-A2“フライングタイガース”」
2026.10.16BMW 3.0 CSL E9 1976 ETC GP ニュルブルクリンク ウィナー
70年代ツーリングカーレースの名車を作る!
街中で見かける車がサーキットを駆け抜けるツーリングカーレースはモータースポーツの中でも人気の高いカテゴリーだが、1960年代から80年代にかけては主にグループ2規定で争われ、ヨーロッパ・ツーリングカー選手権(ETC)が代表的なシリーズだった。そのETCの1976年シーズンの第5戦、ニュルブルクリンク・ツーリングカーGPで総合優勝を飾ったのがルイージ・レーシングのBMW 3.0CSL 2号車。キットはこの名車を完全新金型でキット化。当時、もっとも美しい車とも評されたクリーンなボディデザインに、オーバーフェンダーを装備したグループ2マシンならではのスタイルを実感たっぷりに再現。室内のロールケージなども当然パーツ化、シャシー下面のディテールやサスペンションも別パーツで精密に再現されている。デカールは優勝した2号車のものを、スポンサーマークなど細部徹底収録。純正エッチングも同時発売。
BMW 3.0 CSL E9 1976 ETC GP ニュルブルクリンク ウィナー
●発売元/プラッツ/BEEMAX、販売元/プラッツ●5720円、10月予定●1/24●プラキット
水雷艇 隼
三笠展示模型シリーズ最新作は水雷艇 隼
記念艦三笠の展示模型シリーズ最新作として隼型水雷艇のネームシップ隼が登場。1905年にフランス ノルマン社にて製造され、呉工廠にて組み上げられた水雷艇で、フランス海軍のシクローヌ級水雷艇が原型となっている。同型艦は15隻建造され、4隻はノルマン製、11隻は国内で造られた。1番艇の隼は日露戦争では仁川沖海戦、旅順港閉塞作戦、黄海海戦、日本海海戦の各海戦に参加し、1919年に除籍、雑役船隼丸として使われた後、1922年に廃船となった。キットは船体などのメインパーツはレジン製で、小物パーツはメタル製。フルハルモデルとなる。艦尾連繋機雷装置を装備した日本海海戦時の姿を再現している。舷側艦名デカールも付属。三笠展示模型シリーズは限定生産品となるため後日の購入は難しく、欲しいモデラーは発売時に迷わず入手されることをお勧めする。
水雷艇 隼
●発売元/フォーサイト●6600円、発売中●1/500●レジンキット
ロッキード・ハドソン Mk.III イギリス偵察爆撃機
ハドソンが1/48新金型で登場!
ヒトラー率いるドイツの侵略性が明らかになった1930年代後半、戦争の危惧を強く感じたイギリスはアメリカにさまざまな武器輸出を求めた。その中のひとつがロッキード社の手になるハドソン軽爆撃機だ。イギリス空軍の要求に応じる形でロッキード社は、開発期間の短縮とコスト軽減を目的として当時高速旅客機として販売されていた双発民間機L-14スーパーエレクトラをベースとして、爆弾倉の新設や旋回機銃の装備などの改良を加えた機体をイギリス側に提案し、これが認められハドソンとして生産が開始された。さらにアメリカでは陸軍航空隊がA-28、海軍がPBOとして採用している。しかし400km/hにも満たない低速と、750kgという爆弾搭載量は十分とは言えず、このため1943年に入ると第一線から退いた。今回紹介するキットは、ウクライナはキーウのICM社によるもので、部品点数は180点と最近のキットとしては少なく、全長28.3cmと手頃なサイズで組み立ては容易だ。ただしディテールは最小限に近いもので、脚収容室も省略されているという少々最新キットとは言い難いものがある。特にギミックはなく、エルロンとエレベーターが別パーツな程度だ。詳細は不明だが、デカールは3種類が用意されている。
ロッキード・ハドソン Mk.III イギリス偵察爆撃機
●発売元/ICM、販売元/ハセガワ●19690円、11月予定●1/48●プラキット
カーチス ホーク 81-A2“フライングタイガース”
アルマホビー1/72新作
2013年から活動を開始したポーランドのアルマ社は、第2次大戦時の1/72スケール戦闘機を中心に展開しており、第二次大戦機のファンにとってありがたいメーカーだろう。今回リリースされたのは、アメリカ陸軍航空隊の主力戦闘機のひとつであるP-40Bの輸出型モデル81で、トマホークIとして分類されている。その鈍重な外観と、お世辞にも優れたとは言いがたい性能から日本では評判が悪いP-40シリーズだが、扱いやすく整備性が高いなどメリットも多くその生産機は1万3000機を超えており、この数字はP-47、P-51に次ぐもので、これが本機が決して駄作機ではないことの証明だろう。さてキットはパーツ点数も少ないものの、パネルラインはスケールに見合ったスジ彫りで再現され、コクピットなどのディテールもこのスケールの標準と言えるものだ。またシートと排気管、照準リングは3Dプリンター製が用意され、マスキングシートもセットされている。デカールは4種すべてが中国に展開したフライングタイガー機だが、発色に定評のあるカルトグラフ製で機体により微妙に異なるシャークマウスもそれぞれ専用のものになっている。さらに新しい試みとして、説明書に印刷されたQRコードを読み取ってダウンロードすることで、ディテールアップ用の3Dプリンター向けデータを入手することができる。これはこれから増える傾向になるのではなかろうか。
カーチス ホーク 81-A2“フライングタイガース”
●発売元/アルマホビー、販売元/ビーバーコーポレーション●6050円、発売中●1/72●プラキット


















