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今乗れる! 実車「スーパーカブ110」&「CT125ハンターカブ」レビュー!!

2021.08.07

今乗れる! 実車「スーパーカブ110」&「CT125ハンターカブ」レビュー!! 月刊ホビージャパン2021年9月号(7月21日発売)

スーパーカブ110&CT125ハンターカブレビュー

 実際のところスーパーカブはどんなバイクなのか。2021年7月時点で新車で購入できるスーパーカブ110と、今人気を集めているCT125ハンターカブの2車種の外観と、実際に運転したレポートも掲載。スーパーカブの“今”をお届けしていく。

写真・文/ホビージャパン編集部
協力/本田技研工業
ロケ地/山梨県北杜市

外観チェック

スーパーカブ110

 現在もっともオーソドックスなスーパーカブとして展開されているのがこのモデル。写真の110版とともに49ccの「スーパーカブ50」もあるが車格は同じ。110版のほうが少し重い。写真のパールフラッシュイエローとともに6色(50版は4色)の可愛らしいカラーパターンを用意。シーンを選ばない丸みを帯びた柔らかなデザインとともに愛着の沸きやすいバイクとなっている。

スーパーカブ110

●エンジン/空冷4ストロークOHC単気筒
●総排気量/109cc
●最高出力/8.0PS/7500rpm
●最高トルク/0.87kgf・m/5500rpm

人との比較スーパーカブ110
▲身長177cmの編集部員・遠藤と並ぶと車格は少々小さめな印象
スーパーカブ110メーター
▲メーターはアナログ式。ガソリンメーターもあるので小熊のように不意なガス欠に見舞われることもない
スーパーカブ110リアキャリア
▲リアキャリアは比較的に大きめ。フック付きなので荷物の固定もしやすい
スーパーカブ110リア周り
▲リア周り。ツインサスペンションで、チェーンにカバーが付いているのも伝統的な仕様だ。110版にはタンデム用のステップが用意されている。50版には無い
スーパーカブ110ロータリー式
▲伝統のロータリー式。前を踏めばシフトアップし後ろを踏めばシフトダウンする。4段リターン式。シフト操作にクラッチ操作はいらないので、シフトチェンジ初心者でも扱いやすい
スーパーカブ110シート
▲シートは吸盤で止まっており、そのまま座れば吸着するというなんとも合理的な仕組み。ガソリンキャップは鍵で開閉する

CT125ハンターカブ

 現代に蘇ったハンターカブはかつての110cc→125ccと排気量を上げ乗り心地はパワフルに、見た目も大きく無骨なものとなった。トレッキングも想定されたバイクなので、そういったシーンでは頼もしい相棒として活躍してくれることだろう。写真のグローイングレッドとは別にワイルドな雰囲気のマットフレスコブラウンも用意されているので、好みで選びたい。

ハンターカブ

●エンジン/空冷4ストロークOHC単気筒
●総排気量/124cc
●最高出力/8.8PS/7000rpm
●最高トルク/1.1kgf・m/4500rpm

人との比較ハンターカブ
▲編集部員・遠藤との比較。スーパーカブよりも車格が大きく、排気量相応のサイズ感。頼もしさが違う
ハンターカブサイドカバー周辺
▲サイドカバーに燦然と輝く「CT125」の文字。マフラーガードが無骨さとトレッキング対応車であることを表している
ハンターカブ前輪
ハンターカブ後輪

▲前後ともにディスクブレーキを採用。制動性に優れており、前輪側にはABS機能も搭載されている

ハンターカブメーター
▲シンプルなデジタルメーター。上段のメモリがガソリンメーター
ハンターカブエンジン
▲エンジンは125cc版のスーパーカブと同じタイプ。スーパーカブ110のものと比べるとメカニカルなディテールが際立った印象
ハンターカブリアキャリア
▲スーパーカブのものよりさらに大きく積載性の高いリアキャリア。骨太でさまざまな荷物に対応。4ヵ所備えつけられたフックも四角く大きい

走行インプレッション

スーパーカブ110

 スピードの出方は緩やかだが、110cc弱の排気量で制限速度まではストレスなく出るため、ストップ&ゴーの多い都会でも快適に走ることができる。逆に、信号機が少なくアップダウンの多い峠道などではパワー不足を感じることが多々あり、ワインディングを楽しむバイクではないことを実感。東京都渋谷区⇔山梨県北杜市の往復をスーパーカブ110で行ったが、臀部への負担が大きかった。

スーパーカブ110走行
スーパーカブ110走行2

CT125ハンターカブ

 スーパーカブ110との排気量の差はたったの約15cc。とはいえその違いは大きく、走り出しや加速時のパワフルさは圧倒的にCT125の方が快適で、アップダウンのある道のりも比較的楽に走行できた。車格の大きさも長距離運転には有利に働いていて安定感がある印象。そのぶん、もう少しパワーが欲しいと感じた。

ハンターカブ走行
ハンターカブ走行2
ハンターカブ北杜市
▲北杜市までは約150km。無給油で到着できた。スーパーカブ110ではギリギリ(4.3L)。CT125ハンターカブではメモリ残り2個といったところ(5.3L)。現代のスーパーカブにも燃費の良さは健在だ
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