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【H.M.S.】ホムンクルス【山本翔】

2021.08.09

H.M.S. Homunculus 月刊ホビージャパン2021年9月号(7月21日発売)

ホムンクルス
作品サイズ 約8cm×約11cm×11cm(縦×横×高さ)

スクラッチビルド

ホムンクルス

 妖怪やUMA、幻獣などをモチーフに、生物の幼体が持つ不完全さや醜さ、反面その内側から沸き出すような生命感を、繊細でリアルな造形で表現する造形作家・山本翔がH.M.S.に初参戦。生命の進化の過程をたどる途中の胎児を思わせる、ショッキングでありながらも美しい、不思議な魅力を持った作品をじっくりお楽しみいただきたい。

頭部アップ
脚アップ

ホムンクルス全体
ホムンクルス後ろ

ホムンクルス大きさ
ホムンクルス横

 作品のコンセプトは「静かな生命感」。私の多くの作品を通してのコンセプトでもあります。
 力強く巨大な動物よりも、儚い産まれたての小さなものに生命感を感じることがあります。産まれたての生物にある種のグロテクスさがあるように、人々があえて目を伏せている不快な部分にこそ生命の魅力を感じるのです。
 タイトルはヨーロッパの錬金術師によりつくられたとされる人工生命体「ホムンクルス」。作品の設定として、この生命体の発生が人為的か自然なものなのかは、明言せずにおきたいと思います。
 デザインは、ヒト胎児の成長が進化の過程を辿るように、魚類・両生類・爬虫類・哺乳類さまざまな形態の要素を織り交ぜ、全体的にはヒトの胎児の印象に。グロテスクでありながら、心地よく手に馴染むフォルムの中に、庇護欲や感覚を刺激されるような生命感を表現しています。
 この作品では、見る方向によって二面性を持たせています。天を仰ぐ構図では、すがるようであり、そして、地面に伏した構図では、抗っているかのように。

■製作工程

 原型はスカルピーにて製作。透明感を持たせるためレジンに置き換え、シタデルカラーの筆塗りをメインに塗装しました。眼などアクセントとなる部分が少ない作品のため、スパッタリングなどの塗装方法を用い、皮膚の質感を追求しました。

スクラッチビルド

ホムンクルス

製作・文/山本翔

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山本翔(ヤマモトショウ)

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