ウェーブ「T定規」がさまざまな角度で新登場。回転台+カッターマットの「ロータリーカッティングマット」も合わせて進行具の実力をチェック!
2026.03.16
月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2026年4月号(2月25日発売)
<[前のページ]
回転台+カッターマット「ロータリーカッティングマット」が登場!
HGロータリーカッティングマット
●発売元/ウェーブ●発売中●3278円
基本の使い方
▲構造はシンプルに直径25cmの回転台、上に円形のカッターマットがセットされたアイテム。上に乗せたものごと、ぐるっと回すことができます。刃を使うときなどに、自身が作業しやすい方向はそのまま、カッターマットごと対象物を回すことで快適に作業を進めることができます
▲回転することを活かして、カットする方向を途中で曲げることもできます。テープをカットしているときに、ゆるやかに回転台を操作します。回転の方向やカットする位置で、カーブのつくりが変わり。中心付近ならくるっと回るターンのカットが、外側ならゆるやかなカットができます
コンパスカッターの精度アップ
▲コンパスカッターは本来上のツマミを持ってぐるんと回して使うものですが、このターンテーブルなら中心軸を合わせてしっかり押さえた上で回転台を回すことで簡単にカットができます。カッターを回すより台座側を回すほうが切る対象にかかる力も一定になり、精度も高くなります
回転ベースとしても活用可能
▲カッターマット部分は取り外し可能で、マットを裏返せば黒い回転台にもなります。そのまま模型のベースとしてもいいですが、カッターマットを型にプラ板を円形を切り出せば、写真のように塗装したりやディオラマを作ったりと自由に製作できます。1/35スケールの戦車がしっかり乗せられるサイズなので模型展示にもピッタリ。この他にも塗装台としてターンテーブルを使うときのシートとして使ってもいいでしょう
「角度」アイテムでスクラッチに挑戦!
今回の工具を使って、「イクスクレア」のパーツをスクラッチ製作してみましょう。
イクスクレア
●発売元/ウェーブ●発売中●2420円
▲肩パーツを作ってみます。内部にジョイントを組み込む想定で中空にする必要があり、そのために工夫します。肩の天面になるプラ板に45°のT定規で作った三角板で支えの骨組みを作ってからプラ板を接着します
▲その上に75°で作ったプラ板の支えを足して、さらに角度をつけてプラ板をつなげていきます
▲これで肩アーマーの大枠が完成。内側に接続パーツを仕込むための空間をつけつつ、装甲の角度、強度もしっかり出ています。角度つき定規で作った支えを基準になっているので傾いたりもしていません
▲肩アーマーの側面につける装甲は75°の三角形を2枚つなげたプラ板をベースに作ってみました。先端角度30°の鋭角なパーツも角度の組み合わせでできるというわけですね
▲関節の接続はふたつのポリキャップを板にはさんだ簡易的なもの。上面に3mm軸の接続をプラサポで作り、かぶせられるようにしました。外形ができたのであとはディテールを作ってモリモリデコっていきます
▲フロントスカートは75°の定規を垂直に組み合わせてベース形状を作りました。股パーツに接続する部分から直角に伸び75°で曲がって交わる図形になっています
▲形状ベースができたらあとは厚みをつけたり、それっぽい角度のプラ板を組み合わせてどんどんパーツを重ねます。側面の角度がついた箇所は支えるプラ板を作ってからプラ板を貼って仕上げています
スクラッチ完了
▲肩とフロントスカートが完成、角度をつけた支えのプラ板や積層など一工夫で、斜面を活かした造形がスムーズに進みました。同じ形状を作るとき基準になる定規があるため作業を再現しやすく、フロントスカートの左右反転製作も簡単です
完成!
▲可動部分を仕込みつつ、重くならないように中空に作る。さらにイクスクレアとバランスの取れた形状にするというふたつの目標をうまく達成できたのではないでしょうか。角度のついた定規さまさまですね
▲プラ板にスジ彫りした台座も製作。スジ彫りラインも角度の組み合わせで、メカっぽい印象の地面になります。ターンテーブルなので、見たい方向に回せるのもよいところですね
まとめ
元々のT定規(90°)もスクラッチに役に立つアイテムでしたが、角度のラインナップが増えることで斜面の再現や複雑な形状の製作ハードルが下がります。使えば使うほど角度の面白さが出てくるアイテム、それがこのステンレスT定規の魅力です。また、ぐるぐる回せるロータリーカッティングマットはカット作業の大きな味方。新しい工具を使って、いろいろな角度から工作を楽しんでくださいね。
▼ 関連記事はこちら
© あまとき ASSORT ASSEMBLY