重甲ビーファイター放映30周年記念「ビートルブレイク上映」イベントレポート!
2026.03.07国を揺るがす大事件、迫る世紀末、進む環境破壊……人々が不安に沈みかけていた1995年、王道の正義を貫き高い評価を得た『重甲ビーファイター』。
放映30周年を締めくくるイベントとして、ビーファイターとあの黒い戦士がファンたちの前に現れた!
2026年2月21日(土)、池袋の新文芸坐にて『ビートルブレイク上映』が開催された。
本イベントは、『重甲ビーファイター』全53話から厳選された4話の上映会と、キャスト・スタッフによるトークショー、そして関連ソングを担当した歌手・石原慎一氏によるミニライブ、最後にフォトセッションの豪華3本立て、合計4時間の大ボリュームにて行われた。
上映会はどのエピソードが選ばれるかは告知の段階では伏せられていて、イベントを主催したロボ石丸氏による「以前のイベントではできなかった”黒いアイツ”が見たいと思っていました」という宣言で始まった。
その言葉通り、”黒いアイツ”こと、ストーリー中盤から後半にかけてのライバルキャラとして登場し人気を博したブラックビートの活躍回がメインとなり、登場回の19話『誕生闇の新戦士』、謎の変身者・シャドーの正体が判明する43話『見た!! 黒の素顔』、ブルービートとの最終決戦を描いた本編最終回51話『光と影の終止符』の3エピソード、そして”箸休め”として、影の主役(?)向井博士のメイン回である38話『博士!! 愛の重甲』が上映され、向井博士を演じる笹野高史さんのコミカルな演技では、場内から笑いが起きていた。
上映後は当番組に助監督として参加されたトークMCの鈴村展弘氏も登壇し、今見たばかりの38話で若い頃の向井博士が被っていたカツラがあまりにも不自然で笑ってしまったこと、ビーファイターのスーツがいくら厳重にピン留めしてもアクションをするとパーツが落ちてしまうこと、着替えが大変なのでアクション用とアップ用で別にスーツアクターを用意していた……といった撮影当時の苦労話を披露した。
そして鈴村氏の呼びかけにより、甲斐拓也/ブルービート役の土屋大輔氏、片霧大作/ジースタッグ役の金井茂氏、映像の中のように黒いハットを被って現れたシャドー/ブラックビート役の土屋圭輔氏、そして本作の東映プロデューサーの日笠淳氏の四人が拍手で迎えられた。
しかし、大輔氏の様子がおかしい……? なんと、氏の目にはすでに涙が。映像を見ているうちに撮影当時の記憶が蘇り、泣いてしまったのだ。その涙もろいところをイジられながらトークが始まる。大輔氏によると、昔はオールアフレコなので撮影時とアフレコで二回台詞を言うため、何を言ったかをよく覚えているそう。その他にも皆さんから「フィルムだとNGが出せない」「NGのあとのロールチェンジが怖くてしょうがなかった」という、フィルム撮影ならではの苦労話があった。
金井氏は、若き日の自分の姿を「とても暑苦しくて演技がクサい」「あんなノースリーブを着ている人は大作とスギちゃんしか見たことがない」「Tシャツもインしている」と自虐風に振り返りながらも、大画面での上映に初号試写を思い出して感動したと述べていた。また、共演者との顔合わせの際、大輔氏と会話した後一度中座し、帰ってきたら(別の部屋から来た)ほぼ同じ顔の圭輔氏がすでに衣装を着用していたので「この人、着替えるのが早いな!?」と思ったという、双子でのキャストならではのエピソードを披露した。
双子共演の話になり、圭輔氏から日笠Pに「最初から双子であることを前提に拓也とシャドーのキャストは決まっていたのか」と質問が飛ぶと、日笠氏からは「同じ遺伝子によるライバル設定は決まっていた」「最終的には(双子である)圭輔氏を使うことも考えていたが、ブラックビートは最後まで顔を出さない可能性もあった」と、双子を前提にしたキャスティングではなかったという話がされた。
オーディション時の話では、大輔氏は一度オーディションから外され、これは落ちたと思ったこと、金井氏は東映に4回も出向いたが、何の番組なのかよくわかっていなかったという話が披露され、金井氏の天然(?)的な要素が、大輔氏と圭輔氏の双子ならではの息のあった軽妙なトークで進行していた。
撮影時に苦労したエピソードとしては、大輔氏は「1話での”ビートルブレイク”の技名呼称」の際、1時間撮り続けてもOKが出ず食事休憩まで挟んだこと、割り箸をくわえて特訓した出来事をあげ、「それでもオンエア版はよくなかった」と振り返ったが、圭輔氏が「大輔は話を経るごとに成長していった」とフォローを見せた。
金井氏は続編『ビーファイターカブト』(47話『BFの父 老師死す!!』)に客演した時、自分が高所恐怖症であり、どうしても高いところに立てずにギブアップして代役を立ててもらったことを述べていた。
圭輔氏は今回上映された本編最終回のクライマックスシーン、千葉県銚子市での撮影をあげ、冬の寒い時期にシャドーが死亡した演技をするため「ペラッペラの黒いシャツ1枚で」冷たい海岸に横たわり続けた場面を回想した。そして、その回では大輔氏も最終カットで死亡した演技をしており、そのため動くのは許されないのだが……「寒くて身体の震えが止まらなかった」とのことで、その震えを止めるために、金井氏と二代目レッドル/鷹取舞役の巴千草氏が大輔氏の身体を抑えていたようで「アレは身体にすがっているのではなく、震えを止めていた」(金井氏)という、感動シーンの裏話が明かされていた。
懐かしい名前が出たところで、大輔氏からサプライズがあるとの衝撃発言。氏のスマホから聞こえてきた声は──なんと、先ほど話があがった、鷹取舞役の巴千草氏からの生電話! 会場からは大きな歓声があがる。大輔氏によると、どうしても会いたくて伝手を辿って見つけたとのことで、現在は地方で専業主婦をされている巴氏から「レッドルをやっておりました”鷹取舞”です! 元気だよー!!」と、30年前の劇中とまったく変わらないテンションとお声を劇場に響かせ、お客さんをどよめかせていた。巴氏は金井氏や圭輔氏たちと思い出話をしたあと、せっかくなので変身をしようという話に。
そして──
「「「重甲!!」」」
『ビーファイターカブト』客演47話以来の、3人揃っての重甲コールに客席は大拍手。そしてその感動に大輔氏がまた涙を流すなど、サプライズにふさわしい、会場に集まったお客さんへのビッグなプレゼントが贈られた。
最後に、トークショーの締めでは日笠氏から「久しぶりに若いころのみんなが見られてよかった」という率直な感想と「今見ると、CGがまだ発達していなかったので、メガヘラクレスの操演などは細かいところまで作り込んでいたのかと驚きがあった」とコメントがあり、圭輔氏からは「自分は他に年間レギュラーの作品があるが、当番組は経験を経て東映に帰ってきた番組であり、その成長を見せたかったので心の中に残っている」と、本作への愛が語られた。
金井氏からは、オープニングの横浜ランドマークタワーからの空撮が周りがまだ何もないのを見て、オンエアから時間が経ったこと、デビュー作だったので力んでいたと感慨深く思いつつも、『ビーファイター』が掲げていたテーマを大切にしており、現在の活動(東京都江戸川区の区会議員)でも当番組のエンディングテーマと同じ名前の”地球孝行”と称した、地域のごみ拾いなどの美化活動を続けているという報告があった。
トークを一旦締めたあと照明が暗転し、登場したのは石原慎一氏。昨今ではなかなか機会のない「関連ソングを全て担当させてもらった」ことや、テレビで1年間流れ続ける主題歌としては『ビーファイター』が初めてであったと当時を思い出し、本作に愛着があること、作詞作曲を担当された阿木燿子氏、宇崎竜童氏、渡辺宙明氏などに感謝の言葉を述べ、ライブが始まった。セットリストは
「重甲ビーファイター」
「黒き十字架 BLACK BEET.」
「戦え!! メガヘラクレス」
「しあわせはいつも遅れて来るから」
「出撃! ビートマシン」
「地球孝行」
と、なんと6曲を全てフルコーラス。ミニライブという告知であったが、もはや”ミニ“では収まらない豪華な時間に、会場ではサイリウムが振られるなど大盛り上がりとなっていた。
その後はフォトセッションとなり、大輔氏が持ち込んだビーコマンダーを手に取り変身のポーズ、そしてSEと共に現れたのはブルービート! 壇上でポーズを取ったあとは客席を練り歩き、お客さんたちは間近で見られるブルービートに感動し、スマホを向けて何度も撮影していた。
最後に全体の締めとして大輔氏から一言があったのだが……石原氏の歌を聞いてまたもや涙を流すという、最初から最後まで感動しっぱなしの、出演者にも会場に詰めかけたお客様にも感動的なイベントとなった。
「重甲ビーファイター DVD COLLECTION」予約受付中!
『重甲ビーファイター』の物語のすべてを収録した全2巻のDVDコレクションが6月10日(水)に発売!
さらに「東映ビデオオンラインショップ限定予約版《VOL.1・2セット》」には本イベント「ビートルブレイク上映イベント」のトーク部分ダイジェストを収録したスペシャルディスクが付属する。
https://www.toei-video.co.jp/special/b-fighter/
「重甲ビーファイター」 Tシャツ発売中!
マクラウドより、イベント会場でも販売していた「ビーファイター」「ブラックビート」Tシャツが発売中!
会場では売り切れ続出だったため、今のうちにぜひ手に入れよう。
https://www.macleod.jp/2026/02/22/b_fighter_tshirts/



















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