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続:プチ塗装で素組みから脱出! 水性ボトムズカラーでチョイプラを塗り分け!!

2026.02.11

初めてでも安心!プロモデラー「ノモケン」と学ぶプラモデルの入り口!! File.16


チョイプラ(単色キット)を塗り分けて満足度UP!!

色分けを自分で再現してみよう!

 プラモデルは色分けがない製品もめずらしくありません。そんなキットを塗装して、自分がイメージする姿に変えていくのもプラモデルの楽しみです。今回は塗り分け塗装への入門編。扱いやすい水性塗料と筆塗りで単色キットの各部を塗り分け、仕上がりを高めていきます。塗料を扱う基本や、塗装のための準備、ハミ出しを避けるコツなどを各部の塗装と共に紹介していきます。
 前回の「マーカーと筆の簡単塗装」と同じく、パーツの成形色を残しての色分けなので、ハミ出し修正などはそちらも参考にしてください。

▲題材はチョイプラ「装甲騎兵ボトムズ スコープドッグ」。スコープドッグのスタンダードな配色に準じてグリーン以外の箇所を塗っています

▲ディフォルメスタイルで精密感もある単色キット。75mmサイズのランナーでコンパクトにまとめられたパッケージ。上面のイラストが塗り分けの参考になります

チョイプラシリーズ 装甲騎兵ボトムズ ATM-09-ST スコープドッグ

●発売元/エムアイモルデ●1650円、発売中

▲ 一度組み立てたあと、塗りやすい単位にバラしたところ。配色と塗る作業をイメージしつつ見当をつけておきます
▲ 塗装したパーツ。パーツ丸ごとが1色なのは塗装しやすい部分。胴体や脚部など、パーツ途中で塗り分けが発生するところは、ハミ出しを避ける方法をとります

塗料は水性ホビーカラー「ボトムズカラー」をチョイス

塗料は今回の題材にピッタリの水性ホビーカラーの「ボトムズカラー」を選択。匂いが抑えられ、色の選択も迷わずに作業を進められます。ここでは実際の塗装に入る前の準備、知っておきたい「ビン入り塗料の扱い」についても紹介します。

▲スコープドッグの標準的な機体色5種の水性ホビーカラー。アニメの色を再現した半光沢仕上げ。今回はこの中からATライトグリーン、ATブルーグレー、ATライトグレーの3色を使用します

水性ボトムズカラー HV01~05

●発売元/GSIクレオス●各330円、発売中

▲レンズ部の塗装用に、同じく水性ホビーカラーの各色も用意。ホワイトは発色を上げるための下地と、ボカシに利用するために用います
▲筆は前回と同じ模型塗装向けの細筆(幅2mm)と平筆(幅6mm)に加え、さらに細い面相筆(2/0号)も用意しました

■ビン入り塗料の扱い

▲塗料ビンを底からみると、目的の色と違って見えることがあります。これは混ぜ合わせられた成分の重いものが下に溜まっているせいです
▲フタを開けて色が違って見えるのも同じことです。軽い成分が上になっているわけです
▲本来の色で使うために、内容物を均一に混ぜ合わせます。底に粘るように溜まっていることもあるので、撹拌棒など硬いものでこそぐなどして、充分に混ぜます
▲かき混ぜて色が整いました。フタの色ともあっています
▲塗料は必要な分だけ皿に出しておくと扱いやすいです。濃さの調整や筆への付き加減など加減しながら使います
▲水性ホビーカラーは水で希釈できますが、専用のうすめ液を使う方がよりオススメです。この例では、薄め液を塗料の隣に出しておき適宜加えられるように使っています

▲試し塗りをしつつ、筆運びしやすい濃さに調整していきます。一番右は薄めていないものでやや濃い目。うすめ液を少量ずつ加えたのが中央と左。左は筆が運びやすいですが、重ね塗りの必要があります

■ビンから直に使わないの?

▲これは使う場面次第なのですが、濃度調整がしづらかったり(濃く戻せない)や、フタを開けている時間が長いと揮発が進むなどのデメリットがあります


パーツ丸ごとの色替え

 頭部バイザーをATブルーグレーに塗装するところで、パーツ全体を塗り替える手順を見ていきましょう。パーツの形状にもよるのですが、塗り残しや塗料溜まりを避けやすいよう、フチや段差部を塗ってから広い面へ移り、塗り跡が整うようにしています。

▲各パーツのダボを目玉クリップで摘まんでおき、塗装中や乾くまでの持ち手としています
▲広いバイザーパーツでは、上下のフチや左右の段差モールドなどフチになる箇所から先に塗っています。隙間のところも平筆の角を使って塗れます
▲その後に広く塗る動作。面の中側から端へ筆を運び、これを横移動しつつ範囲を広げています
▲向きを変えて、スリットを挟んで反対側でもおこない全面を塗っています。塗料がフチやモールドに溜まりにくく、筆跡の収まりがよいように、という考えです。塗った直後の筆跡は時間と共に緩くなりますし、乾燥と共にツヤが落ち着いて目立ちにくくもなります。色が薄い場合は、乾いてから塗り重ねます

▲他の細かなパーツも、面ごとに筆を運ぶ向きを変えつつ塗っていくのは同様です。画像はパーツ外周を筆の端で塗っているところで、次に広い平面部を~という順

■ゲートやパーティングラインの箇所

▲塗装面にゲート跡やパーティングラインがあると塗料が溜まって目立ってしまいます。予めヤスリなどで均しておけば、塗装後はヤスリ跡もわからなくなり、さらに仕上がりがよくなります

[次のページ]パーツ内の塗り分けも簡単に! >

ⓒサンライズ

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