HOME記事キャラクターモデル福井県産恐竜の代表「フクイサウルス」を復元!! 「プラノサウルス パラサウロロフス」を基に最新骨格をプラキットで再現!【プラノサウルス復元プロジェクト】

福井県産恐竜の代表「フクイサウルス」を復元!! 「プラノサウルス パラサウロロフス」を基に最新骨格をプラキットで再現!【プラノサウルス復元プロジェクト】

2026.02.17

プラノサウルス復元プロジェクト/フクイサウルス【BANDAI SPIRITS】●ウラベヒロト(アーミック)、G.Masukawa(GET AWAY TRIKE!) 月刊ホビージャパン2026年3月号(1月23日発売)

ウラベヒロト製作「フクイサウルス」正面アップ
▲福井県立恐竜博物館にほど近い勝山市の北谷町は、白亜紀前期の化石を大量に産出することで世界的に有名だ。この「北谷クオリー」で30年以上にわたって続けられてきた発掘調査によって、フクイサウルスの復元も少しずつアップデートされている。フクイサウルスはイグアノドンと比較的近縁なようだが、頭骨の特徴は他に類を見ない独特のものだ。非常にがっしりしており、他のイグアノドン類に見られる上顎骨の可動性を二次的に失っている

プラノサウルス復元プロジェクト
第十回 フクイサウルス

 実際の化石や骨格図を基に、BANDAI SPIRITS「プラノサウルス」の骨格ビルドをよりリアルに“復元”する連載企画「プラノサウルス復元プロジェクト」。
 第10回は「恐竜王国」福井から、福井県産恐竜の代表のひとつであるフクイサウルスの復元に挑戦。30年以上にわたって日本の恐竜研究とともにあったフクイサウルスの、最新の姿をご覧いただこう。

G. Masukawa

 模型大好きサイエンスイラストレーター・ライター。恐竜の骨格図は国際的に高く評価されており、世界各地の博物館やイベント、論文を飾っている。主な著書に「恐竜のきほん」、「ディノペディア」(誠文堂新光社)、「新・恐竜骨格図集」(イースト・プレス)。執筆に「学研の図鑑LIVE エクストリーム ティラノサウルス」(Gakken)など。

プラノサウルス パラサウロロフスパッケージ

プラノサウルス パラサウロロフス
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●1540円、発売中●約16cm●プラキット

■使用ツール

・ニッパー ・デザインナイフ ・エッチングソー ・彫刻刀 ・各種ヤスリ ・ピンバイス
▲ニッパー、各種ヤスリ、ピンバイス、デザインナイフ、エッチングソー、彫刻刀各種

骨格ビルド(素組み)

プラノサウルス パラサウロロフス素組み
フクイサウルスとスピノサウルス類の骨格プラモデル作例
▲北谷クオリーでは、フクイラプトルやここに示す未命名のスピノサウルス類といったさまざまな獣脚類の化石も発見されている。食われる立場にあったフクイサウルスだが、どっしりした体格と親指のスパイクは身を守るうえで大きく役立っただろう
ウラベヒロト製作「フクイサウルス」前肢
▲北谷クオリーで近年発掘された化石のなかには、フクイサウルスと思しきほぼ完全な前腕が含まれていた。北谷クオリーで関節のつながった恐竜の化石が発見されることはめったにない
ウラベヒロト製作「フクイサウルス」後肢
▲フクイサウルスと思しき化石には、小柄ながら非常にどっしりした後肢の要素が含まれている。足の末節骨(爪の骨)は体重を支えやすいよう平たくなっており、ひづめの芯になっていた
ウラベヒロト製作「フクイサウルス」振り向き
▲骨盤の化石は、トリケラトプスのような四足歩行の角竜とよく似た特徴を備えている。前肢が体に対して比較的短く、後肢と比べてずっときゃしゃであることからして、必要に応じて二足歩行と四足歩行を切り替えていたのだろう

骨格ビルド(改造後)

ウラベヒロト製作「フクイサウルス」とスピノサウルス類
▲パラサウロロフスの骨格ビルドはこぢんまりしているが、ハドロサウルス科のすらりとした体型をよく表現している。どっしりした体型のフクイサウルスだが、骨格の基本形は同様。鳥脚類の骨格の美しさを、ぜひ味わってほしい(写真左)。未命名の北谷産スピノサウルス類は、スピノサウルスの骨格ビルドを改造して製作。イクチオヴェナトルを参考にプロポーションを変更している(写真右)

次ページ──製作詳細

© BANDAI SPIRITS

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G. Masukawa

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