HOME記事ガンダム満を持して『GQuuuuuuX』版ザクがキット化! 丁寧な工作と細かな塗装の塗り分けでワンランク上の仕上がりに!!

満を持して『GQuuuuuuX』版ザクがキット化! 丁寧な工作と細かな塗装の塗り分けでワンランク上の仕上がりに!!

2026.02.13

MS-06 ザク(GQ)【BANDAI SPIRITS 1/144】●えぬせ 月刊ホビージャパン2026年3月号(1月23日発売)

えぬせ製作「ザク(GQ)」特撮

意外と手強い? ライン塗装を攻略する

 HGの『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』ガンプラに、満を持して『GQuuuuuuX』版のザクが加わった。軍警ザクがかなり早い段階でキット化されてはいたものの、慣れ親しんだ「戦場の最前線で戦うザク」を欲していたモデラーも多いことだろう。キットは軍警ザクをベースに両肩を新規造形、さらに待望のザク・バズーカと指揮官機用頭部パーツも追加されており、変更自体は小規模ながらもモデラーにとって見逃せない点の多い内容となっている。えぬせによる作例はキットを率直に作りつつ、全身に点在する細かな塗装の塗り分けをポイントに製作。真似のしやすさも意識している。待ちに待った「普通のザク」を楽しむ際の参考にしてもらいたい。

えぬせ製作「ザク(GQ)」
▲言わずと知れたジオン公国軍の制式量産型モビルスーツ。パーツごとの形状は独特でありながら、それらが組み合わさるとしっかり「ザク」になるデザインの妙に驚かされる。各部に白や黄色のラインマーキングが入っており、作例はこの塗り分けを意識している
えぬせ製作「ザク(GQ)」背面
えぬせ製作「ザク(GQ)」スパイク製作途中
えぬせ製作「ザク(GQ)」肩アーマーマスキング塗り分け製作途中

▲スパイクは2mmプラ棒でランナーを継ぎ足したところを削り出してシャープ化した。配色が3色構成のうえ、円錐型でマスキングも難しく、実は手強い箇所。作例は複数の径の円形マスキングテープを被せ、根元から塗り分けていく方法で攻略した

えぬせ製作「ザク(GQ)」肩アーマー製作途中
えぬせ製作「ザク(GQ)」肩アーマー製作途中2
えぬせ製作「ザク(GQ)」肩アーマーアップ

▲左肩はさらに、板状ディテールのシャープ化やフチの削り込みも行っている。全体的に精鍛な印象で仕上げた

えぬせ製作「ザク(GQ)」股関節製作途中
えぬせ製作「ザク(GQ)」腰部関節製作途中

▲股関節が若干タイトなため、軸に筒を被せて隙間を作り可動範囲をアップ。腰部も同様にして頭身を少し伸ばした

えぬせ製作「ザク(GQ)」手のひらアップ
えぬせ製作「ザク(GQ)」足の甲製作途中
えぬせ製作「ザク(GQ)」靴部アップ

▲指関節や腕の黄色いワンポイントなども塗り分けている。各部の白いラインは、最初に白を塗装し付属のマーキングシールをマスキングに使用することで塗り分けた

えぬせ製作「ザク(GQ)」指揮官用に換装
▲キットの大きなトピックスが新規造形のザク・バズーカと指揮官機用頭部パーツ。これでバリエーション機の製作がより捗るというもの。バズーカは赤いガンダムにも持たせたい武装だ
えぬせ製作「ザク(GQ)」一般機頭部
えぬせ製作「ザク(GQ)」指揮官機頭部
▲頭部は一般機と指揮官機のパーツを交換できるようにしている。モノアイは金属パーツとクリアーパーツでディテールアップ
えぬせ製作「ザク(GQ)」バズーカスコープアップ
えぬせ製作「ザク(GQ)」グリップガード交換

▲バズーカはスコープ部をクリアー化。ザク・マシンガンにもあるグリップのガードは、プラ棒に真鍮線3本を組み合わせたものに交換してディテールアップ。わずかに設定と形状が異なってしまうが、プラ棒を介することで工作を容易にし、強度も確保している

えぬせ製作「ザク(GQ)」ポージング例1
えぬせ製作「ザク(GQ)」ポージング例2
えぬせ製作「ザク(GQ)」ポージング例3
えぬせ製作「ザク(GQ)」ポージング例4

 今回はポイントを絞っての工作としました。合わせ目部分は段落ちモールドにアレンジされていますが、設定再現でこれを整形すると工作・マスキング作業が結構な手間になりますので、キットの構成を活かして製作しています。
■工作
 股関節は太モモ側の軸にM.S.G丸モールドを加工したスペーサーをかませ、2mmほど延長。内側への可動範囲が広がり、設定画の脚をまっすぐ伸ばした立ちポーズを再現しやすくなります。接続軸を延長する必要がなく、接着しなければ取り外しもできますのでお手軽です。腰も同様にスペーサーをかませ、若干頭身を高くしています。
 胴体パイプは正面側接続部が真円になるように、同丸モールドでディテールアップしました。そのためにパイプ中央をカットし差し込み式に変更。干渉する部分はパイプ側を切り欠いて対応しています。
■武装
『GQuuuuuuX』世界のジオン公国軍MS実弾武装は、ドムのバズーカ含めグリップ周りが共通規格になっているのが面白いですね。
 キットではグリップ前方のバーが板状に省略されています。今回は1.6mmプラ棒と0.8mm真鍮線を使って再現しました。設定とデザインは異なってしまいますが、瞬間接着剤が使えるのでハンダ付けも不要、強度もある程度担保できるため、破損リスクも低いかと思います。いかがでしょうか?
■塗装
 各部のラインはあらかじめ白を塗り、キット付属のシールをマスキングテープのかわりに使用しました。貼り付け後にクリアーを吹くことではみ出しを抑えられます(クリアーではみ出しを事前に埋めてしまうイメージです)。剥がしたあとはマスキングテープと比べ境界が荒れますが、エナメル塗料を付けた綿棒で優しく擦るとリカバリーできます。
 メイン塗装ですが、緑だけで4色ありますので、統一感を出すためGSIクレオスのカラーモジュレーションセット ロシアングリーンを使用しました。配色はランナー構成と公式ページのカラー設定画を参考にすると分かりやすいです。
グリーン(ロシアングリーンセットを使用)
①胸部中央=シャドー
②胸部左右パネル=シャドー+ベース
③上腕、太モモフレーム、頭部後ろ側など=ベース
④頭部前側、スネなど=ハイライト2
フレーム、パイプなど=履帯色
イエロー=キアライエロー
バーニア内=ハーマンレッド
バーニア=グラファイトブラック
武器基本色=フロストマットブラック
武器塗り分け部=ガンバスターダークグレー
バズーカの赤=メフィストンレッド
 スパイクは根元側から塗装し、径の異なる円形マスキングテープを段状に被せることで塗り分けました。高精度な直線を出すのは難しいですが、これぐらいならスケール的にも気にならないと思います(じっくり見ないように……)。
 スミ入れはMr.ウェザリングカラー グランドブラウン。はみ出しを面全体に塗り広げるように拭き取り、ウォッシングも合わせて行っています。仕上げにツヤ消しクリアーを吹いて完成です。

えぬせ製作「ザク(GQ)」

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”

MS-06 ザク(GQ)

製作・文/えぬせ

HG ザク(GQ)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●2420円、発売中●1/144、約13cm●プラキット


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ⓒ創通・サンライズ

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