「サーフェイサーエヴォパープル」で色気のある塗装にチャレンジ! ジェット戦闘機の傑作キット「ファインモールド F-4シリーズ」を使用して下地塗装の効果をご覧あれ!【スケールモデルの“神レシピ”】
2026.02.24
スケールモデルの神レシピ/F-4E クルナス&F-4E(Late)【ファインモールド 1/72】●けんたろう 月刊ホビージャパン2026年3月号(1月23日発売)
ガイアノーツ「サーフェイサーエヴォパープル」でさらに色気ある塗装にチャレンジ!
スケールモデルやガンプラ、キャラクターモデルのキットをさまざまな便利テクニックをご紹介していく本連載。今回は、下地塗装の体表「サーフェイサー」にこだわってみましょう。その色は「紫」。今回使用するガイアノーツ「サーフェイサーエヴォパープル」でその効果をじっくりとご覧ください。あなたの塗装にもうひとつ引き出しが増えますよ。
サーフェイサーの役割
ヤスリキズなどを埋めてきれいな表面にする効果があります。また、下地の色を均一にして発色を助けたり、隠蔽力の高さで濃色を灰色にチェンジすることで明るい色を塗る手助けをしたりします。ガイアノーツは、カラフルな色のサーフェイサーシリーズを展開。これらは下地の色を作る方向で特化しています。青の下地にスカイブルー、赤の下地にパステルピンクなど、それぞれ同系色の下地発色に役立つ色が多く揃っています。
▲そのなかでもサーフェイサーエヴォパープルは独特で、透け感が少しだけある濃い紫色となっています。赤や青の下地として想定されてはいるものの、そのポテンシャルはもっと高いものがあります。それは「立体の影色」という役割。その効果を見ていきましょう
傑作キット!
「ファインモールドのF-4シリーズ」
▲組み立てやすさ、完成後の圧倒的かっこよさを両立している傑作キット。ジェット戦闘機のプラモデルを作ってみたいという人に、ぜひともオススメしたいプラモデルだ
サーフェイサーの黒と紫の違いを見てみよう!
黒サーフェイサーの例
▲こちらは黒の下地をパネルラインに吹いてから機体色を塗装した例。影色に非常にメリハリが出るが、下地を透かしすぎるとやや汚い印象に仕上がってしまう
紫サーフェイサーの例
▲機体色が塗られることによって紫の色味が落ち着き、パネルラインに自然な「影色」が落ちる。黒よりも色の力が強くないので、隠蔽しやすく、影色の塩梅のコントロールも利きやすい
3色の迷彩塗装
▲3色を使う複雑な迷彩塗装の下地にも紫サーフェイサーは有効。サーフェイサーを透かすように迷彩塗装を施すことで、より重厚感ある仕上がりとなる
▲パネルラインにガイアノーツの「サーフェイサーエヴォパープル」を吹き付けたあとに、本体色を塗っていく。迷彩のパターンごとに大まかに塗り分ける
▲ダークイエロー部分の塗装を終えた状態。3色塗り終えたあとに、下地の透け具合を調整するように塗るときれいに仕上がるので、このぐらい下地が透けていていい
▲茶色を塗っていく。細吹きで塗っていき、ダークイエローの箇所へのはみ出しは少量になるようにする。はみ出しは後から塗り潰せば修正できる
▲2色の迷彩が塗り終わった状態。紫が残っている箇所にグリーンを塗装していく
▲3色塗り終えた状態。このあと、はみ出しや下地の紫の色味の塩梅調整のために、もう1周各色塗っていくといい
Israeli Air Force F-4E “Kurnass”
▲迷彩を塗り終えたら、全体を薄めたエナメル塗料のダークグレーでウォッシング。これで迷彩の色味も落ち着く。各迷彩色ごとに、下地の影色の色味が微妙に異なって見えて、表情も豊か
▲リベットの穴にも、うっすらと紫の影色が見える
▲迷彩の境目部分にも、下地の紫によってボケ感が際立つ
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けんたろう
本誌How toコーナーで大活躍! どんなプラモも大好物!