HOME記事キャラクターモデル清水圭が筆塗りで甲冑の深い金属光沢を表現。プラキット「ガッツ 狂戦士の甲冑 “怒り”」にメタルカラーの重ね塗りで深みを纏わせる【BUILD ART MASTERLINE】

清水圭が筆塗りで甲冑の深い金属光沢を表現。プラキット「ガッツ 狂戦士の甲冑 “怒り”」にメタルカラーの重ね塗りで深みを纏わせる【BUILD ART MASTERLINE】

2025.12.18

ベルセルク ガッツ狂戦士の甲冑“怒り”【プライム1スタジオ】 ●須藤洋介、林哲平、清水圭、らいだ~Joe 月刊ホビージャパン2026年1月号(11月25日発売)

4層のメタルカラーで実現する、深みのある金属表現

 世界を魅了し続けるスタチューメーカー・プライム1スタジオが送り出す新プラキットブランド「BUILD ART MASTERLINE(ビルドアート マスターライン)」。圧倒的なスタチューの造形美がそのまま再現された本シリーズ第1弾「ガッツ 狂戦士の甲冑 “怒り”」は、塗装しなくてもその造形美を堪能できる完成度を誇る。ただ、模型好きなら言うまでもないが、非可動プラキットのひとつの醍醐味といえば“塗装”だ。
 今回は、清水圭、らいだ〜Joe、林哲平、そしてプライム1スタジオ公式ペインターの4人が自由な発想で表現した作例をHow to形式で解説。それぞれの塗装プロセスもお届け。本キットの発売は少し先になるが、新たな塗装表現のヒントをぜひ自身の製作に活かしてほしい。
 ホビージャパンウェブでは「月刊ホビージャパン2026年1月号」にて紹介しきれなかった製作者コメントや画像を増補して、作例ごとに記事を公開。本記事では清水圭氏の作例をお届けする。

清水圭製作のガッツのプラモデルのメイン画像

水性ホビーカラーの筆塗りによる作例。複数のメタリックカラーを重ねることで、明るく輝く印象のなかにも深みを感じさせる仕上がりとしている。

プライム1スタジオ ノンスケール プラスチックキット “BUILD ART MASTERLINE”

ガッツ狂戦士の甲冑 “怒り”

製作・文/清水圭


清水圭製作のガッツのプラモデルの全体画像
清水圭製作のガッツのプラモデルの後ろ姿の全体画像
▲ マントに隠れる背面もしっかり塗装。見えない部分まで丁寧に仕上げることで、全体の完成度と統一感を高めている
清水圭製作のガッツのプラモデルのアップ画像その1
▲ 頭部はわずかに赤みを差した影色で塗装。甲冑の冷たさのなかに“生”の気配を感じさせる
清水圭製作のガッツのプラモデルのアップ画像その2
▲ 甲冑は輝度の高い金属の粒子感と重厚感が共存。青味のあるメタリックや赤い血の色味が入ることで、硬質な甲冑ながらも豊かな色の深みを演出している
清水圭製作のガッツのプラモデルのアップ画像その3
▲ ベースの土台部分はガッツ本体の甲冑と差別化するためにスーパーファインシルバーとスーパーファインゴールドのみでメイン塗装している

メタリックカラー4色の塗り重ねで演出する重厚感

清水圭製作のガッツのプラモデルの製作の画像その1
▲ ①下地は暗い色、メカサフ スーパーヘヴィからスタート。甲冑の1色目はスーパーファインシルバーで、ドライブラシ気味で塗り始める 
清水圭製作のガッツのプラモデルの製作の画像その2
▲ ②甲冑の2色目はメタルブラックを使用。下に塗ったシルバーの輝きが消えないように薄く塗る。また、装甲の隙間に見える服の部分には明灰白色(1)でタッチを加える
清水圭製作のガッツのプラモデルの製作の画像その3
▲ ③甲冑の3色目としてスーパーファインゴールドで部分的にタッチすることで使用感を演出。純粋な黒一色では表現できない褪せた質感が得られる 
清水圭製作のガッツのプラモデルの製作の画像その4
▲ ④4色目にはメタリックブルーを使用。部分的に青でタッチを加えることで、甲冑に反射して目に入る周囲の環境色も演出することができる

ベースの工程

清水圭製作のガッツのプラモデルの製作の画像その5
▲ ⑤ベースの主な塗り分け。赤い部分はあずき色の上にピンク系の色、白い肉部分にはセールカラーにグランプリホワイトでタッチを加えている。また、黒い部分はメタルブラックを使用
清水圭製作のガッツのプラモデルの製作の画像その6
▲ ⑥メインカラーを塗ったら、タミヤ スミ入れ塗料 ダークブラウンでウォッシングし、色味を統一させる。そのあとモデルカステン エナメル塗料 濃血レッドを全体的に塗って仕上げている

塗装の方向性
 基は超絶ディテールの大スケールスタチュー。そのスタチューの圧倒的ディテールがほぼそのまま縮小されているわけですから、もう塗装はディテール頼りでOKです。色味だけ考えながら楽しくペタペタと塗っていきます。基本的にいつもの水性ホビーカラーの筆塗りです。

本体の塗装
 狂戦士の甲冑ですから、下地はいつもより暗いメカサフ スーパーヘヴィを使います。そこにスーパーファインシルバーでまずは金属感をプラス、その上からメタルブラックでトーンを落とします。今回は“黒”というよりは、暗くくすんだ金属をイメージしています。そこに腐食というかダメージというか、そんなものをイメージして突起部を中心にスーパーファインゴールドでタッチを加えます。さらに青味がほしかったのでメタリックブルーをランダムに薄く乗せて基本塗装は完成です。

ベースの塗装
 ベースの外周はほぼ同様ですが、色味は差別化したかったのでメタルブラックとメタリックブルーは無し。ベース上面はあずき色をベースにピンク系でタッチを入れています。白っぽい肉の部分はセールカラーにグランプリホワイトでタッチ。仕上げにタミヤ スミ入れ塗料 ダークブラウンでウォッシングしたあと、モデルカステン 濃血レッドを盛大に塗りたくります。筆でおおよそ塗ったあと、NAZCAのスタンピングスポンジで濃いめの返り血などをポンポンして完成です。


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©三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社

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清水圭(シミズケイ)

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