HOME記事ガールズプラモ年末年始でできる?! プロモデラーの“メイクスポンジ塗装術”にHJスタッフが挑戦!「PUNI☆MOFU シャオ」の深みのある色調、大人っぽく仕上げてみる!【メガミデバイス】

年末年始でできる?! プロモデラーの“メイクスポンジ塗装術”にHJスタッフが挑戦!「PUNI☆MOFU シャオ」の深みのある色調、大人っぽく仕上げてみる!【メガミデバイス】

2025.12.29

「PUNI☆MOFU シャオ」の“スポンジ塗装”に挑戦!

 2025年もあと3日!今年の模型納めはもちろん、来年の模型始めの準備はいかがでしょうか。そんな今回は年末年始のまとまった時間で挑戦しやすい模型テクニックをご紹介!

 ピックアップするのは、今年10月発売の「水性ホビーカラー」特集より、ふりつく氏の行った「メイク用スポンジ」を活用した塗装術。この手軽なアイテムでできる塗装方法を実践していきましょう。みなさんもぜひ一緒に試してみてください!

製作/大真(HJスタッフ)

▲使用するキットは2025年8月に発売した「PUNI☆MOFU シャオ」。BLADE氏がデザインを担当し、あどけなさと大人らしさを併せ持つ表情がなんとも可愛いらしいキットです

PUNI☆MOFU シャオ

●発売元/コトブキヤ●6930円、発売中


塗装の下準備

■用意したアイテム

◀今回の主役の「メイク用スポンジ」。100円均一ショップやドラッグストアなど身近な場所で手に入れることができます

◀一部こまかな塗装には筆を使用します。筆者が愛用している清水圭氏監修の「SSDブラシ」とガイアノーツ「NAZCA」シリーズの筆を用意

◀使用塗料は参考記事と同じく「水性ホビーカラー」から使用していきます

■塗装下地の準備

 今回実際に塗装するのキットの紫色のパーツ部分(手足や髪部分)程度。あらかじめ塗料の食い付きがよくするため、白色のサーフェイサーを塗っています。

▲今回はエアブラシで下地を塗りましたが、スプレー缶などで軽く吹いていただいても大丈夫です!

いざ“スポンジ塗装”開始!

 サーフェイサーが乾燥したら準備完了‼ スポンジでシャオに色を乗せていきましょう‼

▲まずは水性ガンダムカラーの「ミカエリス パープル」を使用してベース色を作っていきます。パレットに薄めに溶いた塗料をスポンジに馴染ませたら、パーツにスポンジを軽くトントン叩いていきます。すると少しずつ塗料が映っていくので、全体に薄く塗布していきます

▲塗装中は塗面が泡立って見えますが、乾燥させると、あまり目立たなくなります。薄い塗膜のため乾燥も早く、10分程度感覚を置けばどんどん色を重ねていけます
▲1色目の塗料で紫色部分の各パーツを塗装。各パーツ2~3回程度重ね塗りすることで発色はもちろん、塗装ムラも目立ちづらくなっていきます

▲2色目では明るい色をチョイス。塗装方法は変わらずで同じように薄く塗り重ねる様にスポンジで色を乗せていきましょう。ベース色はしっかり塗装できているのでふんわりと全体にレイヤーを重ねるイメージで塗っています

▲全体の塗装が完了しました。もとの成型色と同系統の薄紫ではありますが、ベース色→ハイライト色と2段階で塗装したことで少し陰影のある色調になりました

■主な使用カラー

・下地:サーフェイサーエヴォ ホワイト

本体色:水性ガンダムカラー
・紫色(パンツや足等)
  ミカエリス パープル
 →レイ専用機パープル

・白色(スーパーアウルフェザーやプニプニハンド等)
  エアリアル ホワイト
 → クラッシーアンドドレッシー  サクラ

・ピンク(腕、装飾等
  ルナマリア専用機ピンク 
 →ライブコンサートピンク                   


髪や肌にアクセントを加えよう‼

▲ここから完成に向けて細かな部分作業。髪の毛はスポンジ塗装の上にさらにドライブラシを加えてみます。水性ホビーカラーの「ラベンダー」を使用して髪のハイライトを作ります

▲肌のパーツはつや消しのトップコートを吹いてから「タミヤ ウェザリングマスター 」で肌と顔パーツに化粧してみました。こちらも付属のスポンジで色をふんわりと影を乗せていきます

\参考にした“肌のメイクアップ”記事はこちら/

肌の成型色を活かす「結城 まどか【水着】」かんたんメイクアップ術!!


PUNI☆MOFU シャオ完成です!

▲最後にトップコート「半光沢」を吹いて完成!彩度が少し落ち着き、陰影もついて、ぐっと大人っぽい仕上がりになったのではないでしょうか。塗装はスポンジで「たたく」だけの簡単な方法ですが、目立つムラもなくきれいに仕上がりました

▲追加で作業した肌もほのかに陰影がついて、柔らそうな印象も増したかと思います


“スポンジ塗装”お試しあれ!

 化粧用スポンジは目がとても細かいので、パーツに塗料が満遍なく乗ってくれます。1度目の塗装ではまだらに見えますが、2度、3度と重ね塗りしていくことで、次第にフラットに仕上がっていくので、恐れずに塗り進めていきましょう。パーツの表面を色で「埋めていく」感覚は、筆塗りとはまた違った楽しさがあります。ぜひ一度チャレンジしてみてください。

▲「メイク用スポンジ」は使い捨てでたくさん入っているタイプがあるのでいろんな色で挑戦してみよう

\今回参考にしたプロモデラー達の技もチェックしてみよう‼/

© KOTOBUKIYA ©Masaki Apsy ©Toriwo Toriyama

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