水性塗料アクリルガッシュの “スポンジ塗装術” をらいだ〜Joeが実践! ターナー色彩とともに開発した特色を使って、お手軽ながら重厚感のある汚し表現をご紹介【ターナーアクリル通信】
2025.12.12
ターナーアクリル通信 #017●らいだ~Joe 月刊ホビージャパン2026年1月号(11月25日発売)
ターナーアクリル通信 #017
話題の塗料「アクリルガッシュ」について、塗り方からプラモへの使い方まで教えてくれるコーナー。アクリルガッシュのメーカー、ターナー色彩協力のもと、基本的な使い方と模型への活用方法をご紹介します。
今回はスポンジとアクリルガッシュを使った表現方法をらいだ〜Joeが実践! ターナー色彩とともに開発した特色と、おなじみのスポンジテクニックで、お手軽ながら重厚感のある見た目の汚し表現をご覧ください。
らいだ〜Joe
“お気楽モデリング”を提唱するモデラー。著書「ビギナーでもうまくいく! ガンプラお気楽ガイド」が好評発売中。
▲「らいだ〜Joeのお気楽汚し ベースカラー・焼黒銀」はメタリックなのにツヤ消しになる塗料で、鋳造などのテクスチャー表現、武装やフレームにもぴったり
▲「らいだ〜Joeのお気楽汚し スポンジポンポン Ver.1.5」はきめ細かい気泡とパーツを包み込むような柔らかなスポンジでチッピングに最適化させたアイテム
らいだ〜Joeのお気楽汚しベースカラー・焼黒銀
●発売元/LEAPRO●1320円、発売中
らいだ〜Joeのお気楽汚し「スポンジポンポン」ver.1.5
●発売元/LEAPRO●1100円、発売中
▲シール貼りや部分塗装後にすべてのパーツに、U-35 マットバーニッシュ:水(3:1)を塗布して、アクリルガッシュを塗る前の下地を作る
▲希釈したジェットブラックでスミ入れ。凹モールドに描き込んで10分ほど乾燥。水分を含ませたスポンジポンポンの持ち手のメラミンスポンジではみ出したぶんを拭き取ればOK
▲メインとなる焼黒銀でのチッピング。焼黒銀:水を3:1に希釈しスポンジポンポンをパーツのエッジをめがけて約45度の角度でスタンプ。塗料が付きすぎても水で拭き取れるのでやり直しも可能
▲濃くしたい部分は同様に追加でスタンプ。柔らかな素材のため、面に細かく点描状に付着する。また重力を意識してスナップを利かせてポンポンと押すことで、引っかき傷のような表現もできる
▲薄く希釈したバーントアンバーでフィルタリングも実施。塗装後に30秒置いてからティッシュで叩くように水分を吸収すると自然な汚しも行える
▲同様の処理を施しながら組み立てる。トーンを落とし過ぎたり汚しが強過ぎた場合は、持ち手のメラミンスポンジで軽くこすって調整した
▲こちらで完成。キャノピーはゴールドライトで筆塗り後、U-35イリデッセント ゴールドでグラデーションをつけた
ピ・ボット
●発売元/LEAPRO●3300円、発売中●約9cm●プラキット
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