【オラザク選手権2025】『機動戦士ガンダム』部門金賞は1/100 フルスクラッチ「サイコミュ高速機動型ザク」! 緻密なディテールと圧巻のプロポーションをご覧あれ!
2025.12.14[機動戦士ガンダム部門]金賞 月刊ホビージャパン2026年1月号(11月25日発売)
金賞
[機動戦士ガンダム部門]
サイコミュ高速機動型ザク
星白金-HIR@GMR(埼玉県・52)
1/100スケール スクラッチビルド
作品が限定されている部門の宿命か、人気モチーフはライバルが多くなりがち。星白金さんが選んだ高速機動型ザクもそんな人気モチーフのひとつでしたが、1/100スケールのフルスクラッチ作品ならではの緻密なディテールから生み出される存在感はまさに圧倒的。見事金賞獲得となりました。
■SFメカとしてのタコザクのリアリティー追加が良い感じ! スクラッチなのもグッド!(太田垣)
■プラ板スクラッチで王道をいく作品。ウェザリングも懐かしい感じ(木村)
■ディテールの密度感、ボリュームあるプロポーションともに技術力高し!(木村学)
■説得力のあるディテールと、ウェザリング、宇宙空間での運用をリアルに感じさせます!(清水)
受賞コメント/星白金-HIR@GMR
このたびは大変栄誉ある賞に選出していただきありがとうございます。第1回から数々の入賞作を羨望の眼差しで見ていた身としては、信じられない思いです。
さて作品に関してですが、コンセプトとして流行りの先鋭的なスタイルにせず、旧キットや設定画のカタチのまま解像度を上げていかにかっこよくできるか? を自分なりに表現しました。また特徴的な脚部等異形のスタイルゆえに、底面含めて360度どこから見ても楽しめる作品を目指しています。
まず腕部から試作機がジオングより小型なのは変だろうとMGジオングの腕部を使い製作。そこから設定身長を逆算して作り狙ったアンバランスな体形にしています。各関節や隙間にはジャンクや自作のパーツを入れて密度を上げています。解釈の分かれる脚部中央は、プロペラント入りの補助脚と見立て脱着式にして、外したときは脚部を股関節で動かせます。塗装は見ての通り、設定に準じています。試験機を表すオレンジを差し色にして市販デカールの組み合わせでデコレートしてみました。
宇宙でのウェザリングは悩ましいですが、デブリ傷を書き込み、ウォッシングは定番の垂直方向に拭き取らず綿棒やティッシュを叩くように拭いて退色表現をしています。
作品としてはオーソドックスなことしかしていませんが、今回応募するにあたり直近の展示会で出したオラザク過去作を評価していただき、写真審査なんだから写真も気を使え、と某プロからアドバイスいただきました。なので今回は初めて完成をゴールにせず、見てもらうまでをゴールにスタジオで撮影していただいたり、プレゼン資料を作ってみたりしたのも結果につながったのかと思います。
最後になりますが、手の遅い自分を鼓舞してくれるサークルGMRと幻獣の仲間と、SNSやリアルで絡んでくれるモデラー仲間に謝意を表します。またいつも応援してくれるパートナーにも最大限の感謝をして結びとさせてもらいます。
ありがとうございました!!
\銀&銅賞はコチラ!!/
ⓒ創通・サンライズ




















