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すぐに準備、真似できる「レフ板」テクニックを伝授!屋外の日差しを強い味方にガールズプラモ撮影を楽しもう【かわいく魅せる写真ワザ】

2025.11.26

かわいく魅せる写真ワザ #出張版 ガールズプラモスタイル #08(9月26日発売)

かわいく魅せる写真ワザ #出張版
夏の日差しを強い味方にする!
レフ板を使いこなそう

佐伯リツカのプラモデルのメイン画像

 ガールズプラモの楽しみ方のひとつ「写真ワザ」。スマホで手軽に!カメラでしっかり!そんな撮影ワザを紹介する巻末連載が、今回は水着特集に出張版として登場。
 屋外で撮影する際、夏の日差しは最高の味方でもあり、ちょっと困った強敵でもある。太陽の強い光で影がくっきり出てしまうからだ。そんな時に活躍するのが「レフ板」。白い紙一枚でも十分効果があるが、100円ショップで手に入るアイテムを使えば光を操る楽しさがぐっと広がる!今回はカメラ初心者でもすぐ真似できるレフ板テクニックを紹介する。

解説・撮影/大松耀久(ホビージャパン編集部)
協力/スタジオR

使用キット
創彩少女庭園 佐伯 リツカ【水着】ヘアアレンジVer.


レフ板とは?

 さまざまな撮影の現場でよく使われる「光を操る秘密兵器」! レフとは「リフレクター(Reflector)」の略で、光を“反射”させたり“拡散”させたりして、影をやわらげたり、被写体をより魅力的に見せるためのアイテムだ。プロの撮影現場でも必ず登場するこの道具、実は100円ショップのアイテムや身近なものでも代用できるぞ!

迷ったらまずコレ!

白い板

白い板の画像
▲ コピー用紙でもOK! でも厚紙のほうが持ちやすい。白いブックエンド、お菓子の箱の底にある白ボール紙、スチレンボードなど、とにかく光を反射するものならなんでもレフ板になる。白色は柔らかくて自然な光を返してくれるから、初心者はまずここから始めよう!

ピンポイントで輝きを演出!

鏡の画像
▲ “光の反射”といえばやっぱり「鏡」。ただ、受けた光をそのまま返すから、かなり強烈! 夏の強い日差しの中使えば、強い光をそのまま反射するので、広い面をムラなく照らすのは大変……。しかし、発光パーツやエフェクトパーツなど「ここだけ光らせたい!」という時には効果抜群だ。100円ショップの手鏡や卓上鏡なら角度も固定できて便利!

キラッとパワフル!

くもったシルバー

くもったシルバー のレフ板の画像
▲ ツヤ消しのシルバーは、白い板より強く光を返しつつ、鏡ほど硬い光は返さない、ちょうどいいバランスのレフ板。また、折り紙やアルミホイルをくしゃくしゃにして伸ばせば、光をランダムに散らしてキラキラ効果を狙う撮影も可能だ。浜辺に反射する光のきらめきを演出したいシーンにオススメ!

光を操るふたつのポイント!
角度・距離を試そう

 ここからは、レフ板の使い方を実際に検証しながら解説する。ポイントは角度・距離のふたつ。このポイントをおさえるだけで、写真の仕上がりがまったく変わるぞ。今回の撮影条件はシンプルに、斜め上からの一灯。光をどのようにコントロールするのか、順番に見ていこう。

プラモデル撮影の様子の画像その1

強い光だと影も強い

プラモデル撮影の様子の画像その2
▲ 何も手を加えず、強めの一灯で照らしている写真。光が当たっていない側はかなり暗く見える

まずは角度
 レフ板の基本は「光が届いていない側に置く」こと。光源の反対側にレフを置くだけで、暗かった部分がふわっと明るくなる。光を当てる方向や、角度の付け方次第で、光の回り込み方を大きく変えられるので、最初にここを理解しておこう。

プラモデル撮影の様子の画像その3
▲ モチーフを見て、光が当たっていない側にレフ板を立てる。暗い側を起こしてあげるのが基本だ。今回は設置が簡単なブックエンドを使用した
プラモデル撮影の様子の画像その4
▲ レフ板を本体の斜め後ろ側に配置してみると、お腹や腕の端に白い光が入り、影の中でも本体の形状がわかりやすくなった。このように、本体に対してレフ板の光を当てる角度によって光の回り込み方が大きく変わることも覚えておこう
プラモデル撮影の様子の画像その5
▲ ガールズプラモの撮影で注意したいのは真下からの光。ドラマなどの肝試しのシーンでも有名だが、顔の真下から照明を当てるとホラーな演出になってしまう。あえて狙うならいいが、かわいさを狙うなら極力避けよう

距離を調整しよう
 次に注目するのはレフ板とモチーフの距離。近づければ光は強く、離せば柔らかく当たる。カメラの設定を同じにしていてもレフ板とモチーフの距離次第で大きく印象が変わるのだ。光を「強めたいのか」「やさしく全体に当てたいのか」によっても、適切な距離を見極めよう。

プラモデル撮影の様子の画像その6
▲ 先ほどと角度は同じまま、レフ板をぐっと近づけてみる。距離が近いと反射光が強くなり、濃い影が一気に薄くなる
プラモデル撮影の様子の画像その7
▲ 逆にレフ板を少し離すと、光は柔らかく拡散される。影を完全に消すのではなく、ほんのり残したい時にちょうどいい

Ⓒ KOTOBUKIYA

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