HOME記事ガールズプラモ「ルミティア ReACT-iF」を布製の衣装へと衣替え♡衣装の作り込みやキット本体の工作など見所満載な作例をご紹介【アルカナディア】

「ルミティア ReACT-iF」を布製の衣装へと衣替え♡衣装の作り込みやキット本体の工作など見所満載な作例をご紹介【アルカナディア】

2025.11.13

ルミティア ReACT-iF「布服仕様。」ver.【コトブキヤ】●こねこのしっぽ。、よしゅあん。 月刊ホビージャパン2025年12月号(10月24日発売)

ルミティア ReACT-iFの作例のメイン画像

ガールズプラモの遊びの新機軸キット仕様を布製衣装で徹底再現!

 SF×ファンタジーをテーマにしたコトブキヤのガールズプラモシリーズ『アルカナディア』。シリーズ第1弾のルミティアを現代風のファッションに着せ替えた「ルミティア ReACT-iF」を使い、布製の衣装へと衣替えしたドーリーライクな作例が到着!
 元衣装のデザインやカラーをすべて布服で再現し、キット同様にスカートの着脱仕様まで作り込んだ。これら衣装の作り込みもさることながら、キット本体の工作も丁寧な仕上げとアレンジも加えている。ガールズプラモの新しい遊びの提案として見どころの多い作例となった。

ルミティア ReACT-iFの作例の全体画像
▲ルミティア ReACTiFの衣装を布服で再現した作例。胴体はドレスアップボディ【M】を使い、衣装を着せられるようにしている
ルミティア ReACT-iFの作例の背面からの全体画像
▲元のキットでは乳白色の半クリアーパーツで作られたスカートは、薄く透け感のあるシルクオーガンジーにて製作
ルミティア ReACT-iFの作例のバストアップ画像
▲フェイスパーツは付属の瞳デカールを貼り付け、オーバーメイクを施した
ルミティア ReACT-iFの作例の胴体のアップ画像
▲着太りしないよう気をつけながら、採寸しピッタリの衣装で製作。シルエットはそのままのルミティアとなった
ルミティア ReACT-iFの作例のスカートのアップ画像
▲シルクオーガンジーのスカートはレースの花柄を取り付けた
ルミティア ReACT-iFの作例のスカート作成途中の画像1枚目
ルミティア ReACT-iFの作例のスカート作成途中の画像2枚目

▲取り付け工程のようす。シルクオーガンジーにレースの花がらをクラフトボンドで仮留めして、手縫いで縫い付ける。配置は元のパーツのディテールを参考にした

ルミティア ReACT-iFの作例の足のアップ画像
ルミティア ReACT-iFの作例の後ハメ化した足パーツの画像

▲足首パーツは後ハメ化して、サンダルは塗装後にツヤ消しコートを薄く吹いて質感を変えている

ルミティア ReACT-iFの作例の別表情のバストアップ画像1枚目
ルミティア ReACT-iFの作例の別表情のバストアップ画像2枚目

▲各表情もオーバーメイクでメリハリを付け、模型サイズでも塗装箇所を見えやすくしている

ルミティア ReACT-iFの作例のロングスカート取り外し状態の画像
▲元のキット仕様でも再現できる、ロングスカートの取り外しギミックを搭載
ルミティア ReACT-iFの作例のロングスカート取り外し状態のポージング画像1枚目
ルミティア ReACT-iFの作例のロングスカート取り外し状態のポージング画像2枚目

▲紺のワンピースもキットを採寸して製作。裾は手芸用のステンレステグスを入れて、絞っている

ルミティア ReACT-iFの作例のロングスカート取り外し状態の胴体の画像
▲紺ワンピースのリボン装飾から、インナーの柄までキットディテールから再現している徹底ぶり
ルミティア ReACT-iFの作例の腕のアップ画像
ルミティア ReACT-iFの作例の腕時計の画像

▲腕時計は3Dプリンターで作り直して筆塗り塗装。針まで見える精密なものとなった

ルミティア ReACT-iFの作例のインナー状態の胴体パーツの画像
ルミティア ReACT-iFの作例の胴体パーツの画像

▲インナーからの製作と着せる工程。実際の服と同じようにインナーを着せてから、重ね着させていく。取り付けには薄手の両面テープで、可能な限り厚みをなくした

●衣装製作、ボディカスタム/こねこのしっぽ。
 美プラちゃんたちを可愛く&華麗に変身! 「ドレスアップ作例」を作らせていただきました。ドレスアップコーディネイターのこねこのしっぽ。です。今回は「ルミティア ReACT-iF」を基に、創彩少女庭園の「ドレスアップボディ」を加工して、布製の衣装で再現しました。
 「ルミティア ReACT-iF」の下半身パーツと「リラックスウェア」タイプの上半身を組み合わせます。布服着用には「インナーウェア」のように何も着用していない素体を使う場合が多いですが、下着を付けず服を着ることはあまりないのでは? と思い「肩紐がクリアーのキャミ下着」を着用しているイメージとしています。花柄レースのTシャツ風の白い衣装なので透け感もあり、素材の色やデザインの要素をより感じられるかな、とも思います。
 衣装は各パーツをベースに型紙を起こし、衣装それぞれのパーツに色や透け感が近い生地を用意。クラフトボンドを使用する場合、ポリエステルなどの生地では貼り付かないため綿素材を選んでいます。オーバースカートの透け感がある生地には、シルクオーガンジーを選びました。このスカートは着脱できる仕様で、着崩れを防止して固定するために薄手両面テープを使いました。
 かなりガンバって再現できたかと思いますが、いかがでしょうか。こうしたカスタムも、布服をつくるためのよいお勉強になり、楽しく作らせていただきました。ありがとうございます。

●組み立て加工、塗装/よしゅあん。
 工作部分としては、足首パーツは後ハメ加工ができるように肌パーツを切り離しています。ハンドバッグも同様に上下で塗装後に組めるように切り離しました。また、腕時計は3Dプリンターで製作。ベルト部分にはサテンリボンを使用して布服に合うようにしています。首のチョーカーもサテンリボンに変更し、キット付属のチョーカーの飾りをレジンで複製し貼り付けました。
 続いて塗装。今回のルミティアは非武装ということで、上品な仕上がりになるよう塗装を行いました。本体の肌色パーツは成型色を生かした塗装。桃肌フレッシュでヒジやヒザなど、ポイントとなる箇所は濃いめに吹きつけ、肌全体は薄く馴染ませるように吹き付けています。仕上げにはスムースパールコートを使用。髪パーツはキット指定の調合割合をベースにオリジナルでグラデーションを追加しました。三つ編み部分を濃いめに吹いてから全体の色を整えるとメリハリがつきます。
 バッグとサンダルの紺色部はアイアンブルー、白部分はラスキウスアウラの白雪を使用。全体的にしっとりと落ち着いた感じを出したかったので、肌以外はGGXクリアーUVカットつや消しでコートします。しっかりとツヤが消えてしまうので、厚吹きしないことがポイントです。その他腕時計など細かい箇所は筆塗りで仕上げました。

ルミティア ReACT-iFの作例の全体画像

コトブキヤ ノンスケール プラスチックキット “アルカナディア”ルミティア ReACT-iF 使用

ルミティア ReACT-iF 「布服仕様。ver.」

製作・文/こねこのしっぽ。、よしゅあん。

アルカナディア ルミティア ReACT-iF
●発売元/コトブキヤ●7480円、発売中●約16cm●プラキット

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Ⓒ KOTOBUKIYA

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こねこのしっぽ。、よしゅあん。

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