HOME記事ガンダム「星屑の三騎士」最後の1機「レオン」ついに登場! 細部のディテールアップとMAX塗り風の塗装でキットレビュー!!『新機動戦記ガンダムW DUAL STORY G-UNIT』模型立体化企画【G-UNIT Re:OPERATION】

「星屑の三騎士」最後の1機「レオン」ついに登場! 細部のディテールアップとMAX塗り風の塗装でキットレビュー!!『新機動戦記ガンダムW DUAL STORY G-UNIT』模型立体化企画【G-UNIT Re:OPERATION】

2025.09.22

OZ-06MS-SN3 レオン【BANDAI SPIRITS 1/144】●赤澤経治(ensingプロジェクトチーム) 月刊ホビージャパン2025年10月号(8月25日発売)

赤澤経治製作「HG レオン」を中心とした星屑の三騎士作例

ついに揃った「星屑の三騎士」巨体のカスタムMSを遊び尽くす!

『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』の模型立体化企画として進行中の「G-UNIT Re:OPERATION」。敵味方陣営のプラキット化が粛々と進むなか、ついに「星屑の三銃士(スターダストナイツ)」の最後の1機・レオンが製品化を果たした。原型機・リーオーの面影を随所に残しながらも、全身が大幅ボリュームアップしているレオン。その巨体と、キット化に際して新規に設定された専用装備・ウォーリアーアックスをレビューする。

赤澤経治製作「HG レオン」
▲リーオーの重装カスタム仕様・レオンは、OZプライズに所属する「星屑の三騎士」のひとり、ブルム・ブロックス専用機として開発された。防御力とパワーの強化に重点を置いており、両肩のショルダー・シールド等、各装甲が大型化もしくは増強されている
赤澤経治製作「HG レオン」背面
赤澤経治製作「HG レオン」素組み比較
▲素組み(写真左)と。キットの外観は機体イメージを的確に捉えているので、シルエットはそのまま。そのぶん塗装にこだわるコンセプトで、黒地で立ち上げて陰影を若干つけるいわゆるMAX塗り風に全体を塗装。金色の部分は、ギラついた輝きが得られるGX217番 GXラフゴールドでメタリックに仕上げてみた
赤澤経治製作「HG レオン」頭部アップ
赤澤経治製作「HG レオン」製作途中ヘッド・アックス

▲新造形の頭部・胸部。頭頂部のヘッド・アックスは先端がやや丸みを帯びていたので、ウォーリアーアックスの刃先と合わせて先端にプラ板を貼ってから切削して尖らせた

赤澤経治製作「HG レオン」ショルダー・シールドアップ
▲非常にボリュームのあるショルダー・シールド。装甲裏にはビームサーベルのグリップを収納できる。内部装甲(グレー部分のパーツE4)には、スジ彫りでモールドを足した
赤澤経治製作「HG レオン」真上
▲キットは胴体部と、肩との間に1ブロックはさむような構造になっている。その肩口ブロックの付け根は画像のように大きく引き出せるので、厳つい肩幅ながらも脇を締めるポーズが楽に取れる
赤澤経治製作「HG レオン」ポージング例
▲劇中のレオンはもっぱら素手かビームサーベルで戦っていたのだが、今回のキット化に際して巨大なウォーリアーアックスが新規に設定された。本体以上の長さを誇る巨斧は大迫力。見た目の割に軽いので軽々と振るうことができる
赤澤経治製作「HG レオン」素組み比較アックス
赤澤経治製作「HG レオン」製作途中アックス
▲ウォーリアーアックスは塗りやすいように刃の部分と柄を後ハメできるように画像の位置で切断。金色の装飾パーツC1-3も後ハメ化するために軸先とリベット状パーツ、装飾部で丁寧に切り離した
「HG レオン」足裏
赤澤経治製作「HG レオン」足裏

▲靴裏の肉抜きをプラ板と瞬着パテで埋めた

赤澤経治製作「HG レオン」製作途中肉抜き埋め
▲今回肉抜きを埋めたパーツ一覧。左側からヒザ装甲裏の緑と金の部分、リアアーマー、靴裏。中央下部のグレーのパーツは頭部のヒサシ。面積はさほど大きくないが、念のためプラ板で塞いだ
赤澤経治製作「HG レオン」盾持ち
赤澤経治製作「HG レオン」盾製作途中

▲重装騎士然としたレオンに似合うと思い、オマケで盾を用意。形状はHGACリーオーに付属するシールド(直径約3.8cm)と同形状ながら、それよりも大きい直径約5.2cmで自作。プラ板を丸く切り抜いたものを積層し、段差は瞬着パテで埋めつつ磨くことで、緩くラウンドした曲面形状を出していった

赤澤経治製作「HG レオン」素組み比較裾パーツ
「HG レオン」足首アップ
赤澤経治製作「HG レオン」足首アップ

▲スネ側面、金色の裾パーツがグレーの丸モールドパーツの下部に食い込んでいるので、裾パーツの出っ張りを削り落とし、丸モールドの欠けた部分にプラ板を接着、なだらかな形に整形した

「HG レオン」肩口バルカンアップ
赤澤経治製作「HG レオン」肩口バルカンアップ

▲肩口のバルカンは、砲身部に市販パーツを継ぎ足して若干延長した

赤澤経治製作「HG レオン」ステゴロ

三騎士、結集!

星屑の三騎士作例勢揃い
▲月刊ホビージャパン2025年7月号掲載のレオス(製作/田村和久)、レオール(製作/ネコアシ)と並び、ついに星屑の三騎士がHGキットで勢揃い。いずれもリーオーの系列機ながら、それぞれの特徴を惜しみなく新規パーツで再現しているほか、レオンに至っては新たに武器を設定するという開発の意気込みを感じるプロダクトだ。『G-UNIT』のHGキット化計画も順調に進行しているが、次なる一手は果たして…?

 キットはHGAC リーオーのランナーが同梱されているのですが、使うのは前腕と太モモぐらいで、ほぼ新規パーツの塊! 仮組みしながら「巨体なのにこんなに動くの? ここにも関節がある!?」と驚きつつ楽しく遊んでしまいました。
■製作
 太モモ内側の分割線を段落ちモールド化して合わせ目を誤魔化します。金色のヒザアーマー裏の肉抜きを瞬着パテで埋めました。緑色のヒザアーマー側面は、若干厚みが薄く感じたので瞬着パテで太らせました。裾の金色の部分が丸モールドに食い込んでいるので、金色のパーツのほうを削り落とし、丸モールド側の欠けた部分にプラ板を接着してから整形しました。また、スネ正面の丸いモールドが楕円になっていたので削り落として市販の丸パーツに変更しました。
■武器
 本キット目玉のウォーリアーアックスは、塗りやすいように柄と刃の部分、装飾部分を分割して後ハメ加工。刃先の丸みは、ランナータグを接着してから削って尖らせました。
 シールドは、重騎士らしさを求めてオマケで作りました。プラ板を丸く切り抜いてピラミッド状に重ね、段差は瞬着パテで埋めて曲面が出るように削り出しています。
■塗装
 成型色がザクの濃い緑色風だったので、ザクっぽい色を混色しました。全体的にMAX塗りをしたり、ツヤ消しを吹いたりしたらわりかし落ち着いた見た目になったので、打って変わって金色はギラギラのメタリック塗装にしてメリハリを付けました。
下地、捨てサフ=Mr.サーフェイサー1000
本下地=ガイアカラー サーフェイサーエヴォ ブラック
緑=64番ルマングリーン+13番ニュートラルグレーを少量ずつ足して調節
赤=68番モンザレッド
フレーム部=ニュートラルグレー
斧刃=71番ミッドナイトブルー+8番シルバー+41番レッドブラウン少々
刃先=シルバー
金=GXラフゴールド
黒=タミヤエナメル塗料 つや消しブラック

赤澤経治製作「HG レオン」

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレードアフターコロニー”

OZ-06MS-SN3 レオン

製作・文/赤澤経治(ensingプロジェクトチーム)

HGAC レオン
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●2640円、受注終了●1/144、約15cm●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム


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ⓒ創通・サンライズ

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