HOME記事キャラクターモデル「PLAMAXブラスティー」をMAX渡辺自らキットレビュー! 丁寧な工作とエアブラシによる「MAX塗り」でシャープなディテールを際立たせる【クルーズチェイサー ブラスティー】

「PLAMAXブラスティー」をMAX渡辺自らキットレビュー! 丁寧な工作とエアブラシによる「MAX塗り」でシャープなディテールを際立たせる【クルーズチェイサー ブラスティー】

2025.09.11

クルーズチェイサー ブラスティー SPEX-07 ブラスティー【マックスファクトリー】●MAX渡辺 月刊ホビージャパン2025年10月号(8月25日発売)

MAX渡辺製作「ブラスティ」特撮トビラ

PLAMAX ブラスティーをMAX渡辺自ら丁寧にキットレビュー!!

 1986年から1988年まで月刊ホビージャパンにて連載されたフォトストーリー『クルーズチェイサー ブラスティー』。前回ではキット素組みとメーカー塗装見本で、たっぷりとキットの魅力をお伝えしたが、今回ではマックスファクトリー総帥のMAX渡辺自らによるキットレビュー作例をお届けする。非の打ちどころのないキットの素性をより高めるため、丁寧な整面と成型の都合による段差モールドの彫り直しを行い、エアブラシによるMAX塗りで仕上げている。シャープなディテールが存分に楽しめるPLAMAX ブラスティーをたっぷりご覧いただきたい。

「PLAMAX ブラスティ」パッケージクルーズモード
「PLAMAX ブラスティ」パッケージスペシャルモード

▲パッケージは宙間巡航形態「クルーズモード」と人型高機動形態「スペシャルモード」の2フォームが描かれたこだわりの両A面仕様となっている

MAX渡辺製作「ブラスティ」クルーズモード
MAX渡辺製作「ブラスティ」スペシャルモード背面
MAX渡辺製作「ブラスティ」スペシャルモード
MAX渡辺製作「ブラスティ」素組み比較
MAX渡辺製作「ブラスティ」素組み比較背面

▲キット素組み(写真左)とのツーショット。キットのままでも十分シャープな造形であることが確認できる

MAX渡辺製作「ブラスティ」頭部
MAX渡辺製作「ブラスティ」後頭部

▲月刊ホビージャパン連載時にメカデザインを担当したヴィシャルデザインのメンバーのひとり、柳沢達彦氏によるキット用開発画稿を基により精密に造形された頭部ユニット。目はメタリックシールできらりと光るアクセントに。なおクルーズフォームでは首のユニットごと取り外す

MAX渡辺製作「ブラスティ」シリンダーパーツアップ
▲ビークマヌーバは好みで角度を調整可能。取り外し可能な角度固定用シリンダーパーツも用意されている
MAX渡辺製作「ブラスティ」腰固定用穴
MAX渡辺製作「ブラスティ」腰固定用穴あ目隠し状態

▲腰にはキット付属のディスプレイベース固定用の3mm穴を用意。見映え重視の目隠しパーツも用意されている

MAX渡辺製作「ブラスティ」コクピットアップ
MAX渡辺製作「ブラスティ」コクピットシート

▲タンデム複座式のコクピットシートも細かく作り込まれている。キットではフレディとクリスティフィギュアが彫刻されたものとの選択式となっている

MAX渡辺製作「ブラスティ」クルーズモード横
MAX渡辺製作「ブラスティ」ビークマヌーバ
▲魚雷発射口や高機動バーニア、インパルスノズルが詰め込まれたビークマヌーバ。レドームベースも細やかに造形されている
MAX渡辺製作「ブラスティ」クルーズモード背面
MAX渡辺製作「ブラスティ」スペシャルモードポージング例
MAX渡辺製作「ブラスティ」クルーズモードポージング例
MAX渡辺製作「ブラスティ」クルーズモード正面
MAX渡辺製作「ブラスティ」クルーズモード下面
MAX渡辺製作「ブラスティ」航行灯
▲航行灯はクリアー成型パーツが用意されている。作例では各所翼端灯もそれに合わせて透明クリアー化した
MAX渡辺製作「ブラスティ」クルーザーフォーム用パーツ
▲クルーザーフォーム用に専用の固定腕と変形用の太モモ上部パーツが付属
MAX渡辺製作「ブラスティ」ラウンド・グローブ
MAX渡辺製作「ブラスティ」スラスターフィン

▲ラウンド・グローブは根元、および球体の中央に回転軸があり、ノズルをフレキシブルに偏向可能。また、スラスターフィンの隙間にもびっしりとディテールが彫刻されている

MAX渡辺製作「ブラスティ」クルーズモード後方俯瞰
MAX渡辺製作「ブラスティ」クルーズモード縦置き
▲クルーザーフォームの底面にも注目。なお、成型の都合上段差としてモールドされているスネ側面のスジ彫りは整面した後、丁寧に整えている
MAX渡辺製作「ブラスティ」腕アップ
▲腕は上部関節で回転、ヒジ関節でフレキシブルにスイング可能。ハンドは握り拳、平手、アーム・レーザー発射態勢の平手の左右各3種を用意。小さいながらも細やかな彫刻が施されたスグレモノ
MAX渡辺製作「ブラスティ」胴体アップ
▲胴体およびクルーズ・キャビン側面のディテール。腕や脚を取り付けると、ほとんど見えなくなってしまう部分にもびっしりとディテールが彫り込まれている。スミ入れを施すだけでも繊細なディテールがより活きてくる
MAX渡辺製作「ブラスティ」ポージング例2
MAX渡辺製作「ブラスティ」ポージング例3

 ホビージャパン誌上において1986年より2年にわたり連載された『クルーズチェイサーブラスティー』の主役メカが、40年の時を経て往年のファン待望のプラモデル化を果たしたPLAMAXブラスティー。
 美しいフォルムの宙間巡航形態「クルーズフォーム」と人型の高機動形態「スペシャルフォーム」、連載当時の印象をそのまま堅持しつつ、可動プラモデルとして再検証、SFメカとして必要な密度のディテールを全面に施しました。また可能な限り大径のシャフトを採用し、各可動部の保持トルクを確保し、各形態のディスプレイ性を高めるべく専用ジョイントを選択する設計としています。
 本作例では形状変更等の改造は一切加えず、全パーツをサンディングし、成型品のシャープネスを高める、地味だけど効果的な基本工作を施しました。
 追加工作としては各所翼端灯の透明クリアー化、そして成型の都合上段差としてモールドされているスネ側面のスジ彫り整形のみ。彩色は黒下地からのMAX塗りで構成し、ラインを含めたデカールをほぼすべて使用して塗り分けました。シックでクールなライトバイオレットが美しい仕上がりになったかと、ホッとしています。(MAX渡辺)

MAX渡辺製作「ブラスティ」

マックスファクトリー ノンスケール プラスチックキット “PLAMAX”

巡航追撃機ブラスティー
SPEX-07 ブラスティー

製作/MAX渡辺
協力/鈴木孝、仁平哲也、堤啓介、楡木一之

PLAMAX SPEX-07 ブラスティー
●発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●8800円、発売中●約32cm(スペシャルフォーム)、28.5cm(クルーズフォーム)●プラキット


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©サンライズ

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