小鳥遊 暦 カラーコーディネートエディション
2021.07.111体で“三姉妹”を仕立てる!? カラーアレンジ仕上げで「小鳥遊 暦」を3倍楽しんでみる!!
月刊ホビージャパン2021年7月号のurahana3によるレビュー記事に続き、keiichiroにシリーズ第2弾・小鳥遊 暦のアレンジ作例を手掛けてもらった。姉妹誌「ホビージャパンエクストラ」Vol.20の表紙を飾った結城まどかと同じカラーリングアレンジ仕上げを行い、今回は“三姉妹”を想像させる学年違いも表現。
1体で3倍楽しめるアレンジの妙技をとくとご覧いただこう。
あっという間に人気シリーズになった『創彩少女庭園』ですが、その第2弾の小鳥遊 暦を、カラーリングアレンジで製作しました。また、フェイスパーツは学年の差を意識して、3つの表情で仕上げています。
■組み立て
ブレザーの制服はかっちりとした造形になっているので、華奢さを損なわない程度に胸元と腰周りにパテを盛って曲線を増やして柔らかさを加えました。立ち姿のスカートは、さらにフワっとした感じにするために、閉じた部分を加工して、左右ともに拡がるようにしています。
おでこを出したヘアスタイルは、分け目部分のボリュームをパテで増やすと、より自然な感じになります。またキット付属のアタッチメントパーツを使い、結城 まどかの前髪を移植したヘアスタイルを加えてみました。
■フェイスパーツ
笑顔フェイスは結城 まどかからの流用。それ以外はこのキット付属のフェイスを使用しました。瞳デカールへの加筆や、パステルを使ったメイクに差をつけることで、笑顔、困り側、どや顔の順で、一年生、二年生、三年生のイメージとしています。
■塗装
ブレザーはクリアーイエローをわずかに加えたホワイトをベースカラーとし、パープル系でシャドウを入れています。この上に、粒子大きめのホワイトパールを強めに吹いてコントラストを下げたら、GSIクレオスの定番「スーパースムースクリアーつや消し」で仕上げます。肌部分は成型色をできるだけ活かすように、クリアーで割った肌色をパーティングラインが隠れる程度に吹いています。シャドウには蛍光ピンクを使用。明るめに仕上げています。
カラーリングやフェイスパーツにほんの少しだけ手を加えることで、雰囲気が大きく変わるところもこのシリーズの人気のひとつだと思います。特にフェイスパーツへの加筆やメイクは、アクリル絵の具やパステルを使えばリカバリーが簡単ですので、気軽に楽しんでみるのはいかがでしょうか。
コトブキヤ 1/10スケール プラスチックキット“創彩少女庭園”
小鳥遊 暦 カラーコーディネート エディション
製作・文/keiichiro
小鳥遊 暦【令法高等学校・冬服】
●発売元/コトブキヤ●6380円、発売中●1/10、約15.3cm●プラキット
Ⓒ KOTOBUKIYA
keiichiro(ケイイチロウ)
一線を画す陰影の利いた仕上げで『創彩少女庭園』特集号の「ホビージャパンエクストラ」では表紙モデルに抜擢。