プラモデルのツヤを揃えてもうひとつ上の仕上がりを手に入れよう!【いまさら聞けないプラモデルの基礎:素組みのツヤを揃える】
2025.08.02
初めてでも安心!プロモデラー「ノモケン」と学ぶプラモデルの入り口!! File.10
< [前のページ]
パーツのツヤを揃えてみよう
パーツ表面の気になるムラを紹介したアイテムでこすってツヤを揃えます
各パーツのツヤを揃える(落とす)ため、主にメラミンスポンジでパーツ面をこすっていきます。また、ゲート周囲やヒケなどパーツ表面の微妙な凹凸をならしておきたいところは、#3000のスポンジヤスリなどで下仕上げをし、その後にメラミンスポンジを使って仕上がりを揃えます。
▲ ツヤを揃える作業はパーツごとに行うとキレイに仕上げやすいです。パーツ面ごとに整えるように動かしていきます
▲ メラミンスポンジで胸パーツの向かって右側だけこすってみます。こすった側はテカリが抑えられています。ウェルドの付近の色の濃淡もなくなって見えます
▲ そのままパーツ全体をこすりました。ツヤは揃ってきて落ち着いた印象になってきました。パーツ裏のダボ穴の跡(ヒケ)がまだ少し残って見えています。これはヒケの部分はスポンジが弱くあたるのでツヤに差がでるからです
▲ そこで、タミヤ研磨スポンジシート3000でヒケと周辺をこすります。これは僅かな凹みをならしつつ、極細かなキズでツヤ感を揃えます
▲その後にメラミンスポンジでこすると、きめ細やかなツヤ感に戻ります。これでヒケやウェルドも目立たなく整いました
▲ ツヤを揃えた胸パーツを組んでみました。作業していない肩のパーツと比べると、ツヤが抑えられ落ち着いた雰囲気になっています
▲ さらに面積の広いスカート部分のツヤも揃えます。横方向のパネルライン下のウェルド、下辺エッジのパーティングラインも整えたいところです
▲ そこで始めにタミヤ研磨スポンジシート3000を使用してこすっていきます。こすった部分はツヤが消えて白っぽくみえています。ウェルドやエッジ部分も表面を薄く削る効果で質感が整います
▲ スポンジヤスリでこすってアラをなくしたところで、全体をメラミンスポンジでこすって仕上げます。キズで白っぽかった部分もなくなり、表面のツヤが揃って見映えがよくなっています
▲ 上腕のパーツの作業。ここは合わせ目にあるゲート跡の周囲が整うように、スポンジヤスリで下仕上げをしておきます。こうすると合わせ目の線は残っていても嫌な目立ち方をせずに、印象がよくなります
▲ パーツ形状が入り組んでいるところでは、各面ごとにこするのも難しくなります。ここはメラミンスポンジでこするというよりも凹凸に入り込むよう押さえつけて、細かく揺するような使い方で行います
▲ 未処理のパーツ(左)とツヤを揃えたパーツと(右)の比較。ツヤが落ち着き、ゲート跡やパーツの合わせ目のところも目立ちにくくなりました
▲ 手首部分は他よりも光沢が強いので、これを抑えるのにスポンジヤスリで下仕上げ。指などもゲート跡の処理とあわせて1本1本丁寧に作業しましょう
▲ 未処理の腕(左)とツヤを揃えた腕(右)の比較。手首と前腕のツヤ感が揃っているのと、より落ち着いてメカっぽいグレーになりました
▲ 肩アーマーもウェルドが目立ちやすいパーツです。スカートパーツと同様に、パーツフチやゲート周囲のをならすのも兼ねて、スポンジヤスリをかけていきます
▲ 下仕上げでこする場合はなるべく一定の方向に動かすようにして(この例では上下方向)、嫌な跡が残らないようにします
▲ 仕上げにメラミンスポンジでこするのは他のパーツと同様です
▲ 未処理のパーツ(左)とツヤを揃えたパーツ(右)。ツヤが落ち着きギラツキもなくなりました
ⓒ創通・サンライズ