MAマンが「頭文字D 拓海のハチロク」を筆1本で、最高にかっこいい漫画塗りで魅せる!【筆塗りTribe】
2025.07.14細部の塗装
MA MAN’s Paint Log
漫画塗りの一番重要ともいえる工程が“細部”。筆圧のコントロールで線の細さや太さ、漫画らしさのある線を目指しながら描きこんでいきます。細い線を引く時は、一度塗料をしっかりと含ませたあとに、布の上で筆先の塗料を切りながら尖らせた状態に整えた筆で塗り始めると攻めた塗装ができます。
INITIAL-D
TAKUMI’S HACHIROKU
ハチロクの塗装ということで、プレゼントでもらったハチロクのウェットティッシュケースが参考になると思ったので撮影現場に持参しました! 2年前に10年振りくらいに観直したことをきっかけに、『頭文字D』が好きになりました。
興味を持ったきっかけはアニメのユーロビートで、良い意味であのクサい台詞とともにベストタイミングで音楽が流れるあの感じがたまりません! だいたい峠を走ってるか、ガソスタにいるかというあの感じも、自分は体験していない時代なのに妙にリアルが感じられて好きなんです。漫画の絵柄も圧倒的な存在感と味わいがたまりません。もっとグッズが欲しいです。ハチロクの見た目も好きなので、今回の作例は自分のコレクション棚に飾る(まだ予定)までの流れも含めて楽しみでした!
ちなみに拓海に関してはプロジェクトD入りする前までの感じが特に好みです。バトル後、降車せず走り去っていく感じがかっこよすぎて笑えます。
漫画風塗装の場合は、漫画をしっかり観察してみてください。今回はハチロクが走っているシーンなので、躍動感がポイント。またこの塗装は表現の枠? 上限? がないというのも楽しいポイント。じっくりと見たイラストを頭のなかで整えながら、線の量や線の形を自分の感性に従って調整することで、より好みのハチロク漫画風塗装ver.に仕上がると思います(私の場合は、参考にしたシーンよりも気持ち線を多めでしつこい感じにしてみました)。
とはいえ漫画風塗装は漫画をしっかり観察することこそが重要。きっとそこにすべての答えがあると思います!

青島文化教材社 1/32スケール プラスチックキット “ザ☆スナップキット”
頭文字D 拓海のハチロク
製作・文/MAマン
ザ☆スナップキット No.CM1 頭文字D 拓海のハチロク
●発売元/青島文化教材社●2200円、発売中●1/32、約13.2cm●プラキット
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Ⓒしげの秀一/講談社