HOME記事スケールモデルMAマンが「頭文字D 拓海のハチロク」を筆1本で、最高にかっこいい漫画塗りで魅せる!【筆塗りTribe】

MAマンが「頭文字D 拓海のハチロク」を筆1本で、最高にかっこいい漫画塗りで魅せる!【筆塗りTribe】

2025.07.14

筆塗りDribe/頭文字D 拓海のハチロク 【アオシマ文化教材社 1/32】●MAマン 月刊ホビージャパン2025年8月号(6月25日発売)

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塗装スタート!

コラックス・ホワイトを塗装

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その5
▲ まずはボディに白を塗っていく。ボディの黒(模型ではグレー)と白の境界線を先に塗っていく

はみ出した時の修正方法

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その6
▲ シタデルカラーは、乾燥する前なら水を含ませた綿棒で拭き取るだけで修正できる。はみ出した箇所を素早く拭き取った

奥まった箇所も先に塗る

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その7
▲ ライトの裏側や奥などの入り組んだ部分は先に塗っておくと、塗り忘れもなくきれいに仕上がる

1層目の白の塗装完了

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その8
▲ コラックス・ホワイトはホワイト・スカーの下地として活用する。そのため、全体を薄く2周ほど塗ったらそれ以上は塗らない

厚塗りには気を付けよう

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その9
▲ 筆跡は前から後ろへ、下地に吹いたサフのグレーがうっすらと透けているのがわかる。このあと塗り重ねるホワイト・スカーにもこの下地の雰囲気を活かす

MA MAN’s Paint Log

 ホワイトを塗り分ける際、グレーの部分にはみ出した場合は素早く水を含ませた綿棒で拭き取りましょう。思ったよりスピーディーにやらないと完全に消すことはできないので、ミスった! と思ったら手早く修正していきましょう。


ホワイト・スカーの塗装

塗っては乾かすを繰り返す

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その10
▲ シタデルカラーのレイヤーに属するホワイト・スカーはベースカラーほど隠蔽力が高くない塗料。薄く塗っては乾かしを繰り返して、ていねいに発色させていくときれいな白になる。ランプのハイライトなどもホワイト・スカーを使用する

きれいな白に発色!

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その11
拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その12

▲ホワイト・スカーはこれだけ明るいので、サフのグレーともしっかりと明暗のメリハリが出る

MA MAN’s Paint Log

 ホワイト・スカーで上塗りする際、何度かていねいに重ねれば色ムラを無くすことが可能です。今回、下のコラックス・ホワイトが微妙に透けて見えることで、車体の白の部分が少しくすんでいるような表現になって良い風合いだったため、ある程度の塗り重ねでやめています。


窓への描き込み

窓枠をきっちり描く

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その13
▲ アバドン・ブラックを使用して窓の中を描いていく。まずは手がブレないようにしっかりと固定して窓枠を描いていく

内側を線で表現

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その14
▲ 漫画を参考にして内側を描いていく。この際、線のストロークはこのように細かくすることで、よりイラストの雰囲気になりやすい

きっちり描こうとしない

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その15
▲ 窓の内側に見えるシートなどは、きっちりと描こうとするととても難しい。それらしい形状で見えるくらいで問題ない

ハンドルや人影

拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その16
拓海のハチロクのプラモデルの製作の画像その17

▲ 正面にはハンドルや人影、ミラーなども描いている。漫画のイラストを参考に、フロントガラスに光が反射しているような様子も線で表現した

MA MAN’s Paint Log

 車体にもいえるのですが、細かい線を描く前に、大枠の線(主線とします)入れからやると迷いなく進めやすいです。色と色の境目や窓枠など。ここまで塗ろう、という終わりを際立たせることができて、より形をしっかりと出せます。漫画のコマなどを参考にして何となく真似して描くだけでもそれらしくなります。

[次のページ]細部の塗装>

Ⓒしげの秀一/講談社

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