MAマンが「頭文字D 拓海のハチロク」を筆1本で、最高にかっこいい漫画塗りで魅せる!【筆塗りTribe】
2025.07.14筆1本で「ハチロク」を操る!MAマンが魅せる筆塗りDrive!!
話題のキットから往年の名作プラモまで、どんなプラモも筆塗りで楽しんじゃおうという本連載「筆塗りトライブ」。今回はアオシマの「ザ☆スナップキット No.CM1 頭文字D 拓海のハチロク」をテーマに最高にかっこいい漫画塗りをお届けします! 作例を担当したのは、月刊ホビージャパンでも二次元塗りやハイレベルなフィギュア塗装を多数製作しているMAマン。『頭文字D』を愛してやまない彼女だけに、模型への描き込みも緻密で繊細。かつ、この作例はほぼ5時間で塗り上げています。“筆塗りトライブ”ならぬ“筆塗りドライブ”といえるMAマンの筆塗りテクニックを思う存分楽しんでください!
(構成・文/フミテシ)
青島文化教材社 1/32スケール プラスチックキット “ザ☆スナップキット”
頭文字D 拓海のハチロク
製作・文/MAマン
ザ☆スナップキット No.CM1 頭文字D 拓海のハチロク
●発売元/青島文化教材社●2200円、発売中●1/32、約13.2cm●プラキット
今回のパイセン
MAマン/『頭文字D』が大好き! 今回はその思いを筆に込めてもらいました。月刊ホビージャパンでは主にフィギュア塗装で活躍していますが、カーモデルでも彼女の筆塗りテクニックを遺憾無く発揮! じっくりお楽しみください。
塗装前にじっくりイメージを練り上げる
塗装しやすくするための分割
MA MAN’s Paint Log
後々の塗装工程を考えながら、まずはいったん全パーツを組みます。塗装のイメージができたら塗りやすいようにパーツをバラします。筆塗りする時に外れてほしくないから、ヘッドライトの部分は接着しました。ボディ、シャシー、シート含む内部パーツ、窓部分の4つに分け、ボディと窓には水性サーフェイサー1000(グレー)を使用。車内パーツ、車体底(タイヤなどすべて含む)には黒のサーフェイサーを吹いています。
使用する塗料
MA MAN’s Paint Log
当初はコラックス・ホワイトのみでいこうと考えていました。シタデルのなかでも隠蔽力の高い「ベースカラー」なので塗りやすかったのですが、塗ってみると仕上がりのイメージよりも暗かったためホワイト・スカーを上塗りすることにしました。また漫画では車体の黒の部分がグレートーンで表現されていて、サフのグレーの色味とピッタリだと思ったのでそのまま活かせました。サフのグレーと白い部分の明暗をよりしっかり出すために、コラックス・ホワイトよりさらに明るいホワイト・スカーを使用したというわけです。
Ⓒしげの秀一/講談社