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メガハウス マシンビルドシリーズより「スキウレ」がまさかの立体化!設定画稿をモチーフにHGUC ザクIIとともに製作!

2025.06.16

スキウレ【メガハウス】●只野☆慶 月刊ホビージャパン2025年7月号(5月23日発売)

スキウレ+ザク

大河原邦男氏のイラストをモチーフに
HGUC ザクIIとともに製作!

 ファンの深いニーズに応えるメガハウスの半完成品モデル「マシンビルド」シリーズより、ジオン公国軍の宇宙空間用移動砲台スキウレがマスプロダクツとして初の立体化。HGシリーズなどのスケール・世界観に合わせた商品ボリュームで、成型色、彩色済みパーツ、カラーシールで機体のカラーリングを再現。まさに初にして究極のスキウレを手にすることができるようになった。「ペズン計画」の神髄をその目で確かめてほしい。

スキウレとは?

 小惑星「ペズン」にて研究・開発が進められた、MS を中心とした兵器開発計画「ペズン計画」で生み出された宇宙空間用移動砲台。大型MAに採用されているビーム砲と大型ジェネレーターが搭載されており、比較的ジェネレーター出力の低いザクでも運用が可能となった。

スキウレ(ザクIIはTHE ORIGIN版)
スキウレ+ザク 後ろ
スキウレとザクII
▲別売のHGUC ザクII(No.241)(発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン)とともに製作。ザクIIのカラーリングは大河原邦男氏のスキウレのイラストとともに描かれたものを基に再現している。スキウレの全高はおよそ18cm。ビッグサイズながら、キットオリジナルのディテールも相まって密度感の高い仕上がりとなっている
操舵用グリップ
▲スキウレの操舵用グリップはボールジョイント接続となっており、腕の動きに合わせてある程度フレキシブルに可動。作例はイラストに合わせてグリップ周りも丁寧に塗り分けた
スキウレ+ザク 正面
ビーム砲の支柱

▲ビーム砲の支柱には、AFVキットから流用したフックパーツを取り付けてディテールアップ

スキウレ 裏 1
スキウレ 裏 2

▲イラストには描かれていない底面もオリジナルディテールで彩られている。専用スタンド用の接続穴には未使用時に塞ぐフタパーツも用意されている

ビーム砲の支柱
ビーム砲の支柱

▲ビーム砲の支柱は一部パーツを差し替えることでウェポンラックに。ハンガーの組み替えでさまざまな武器を懸架することができる

ビーム砲
▲ビーム砲の全長は約22cm。大型モビルアーマーに採用されるメガ粒子砲をベースに、モビルスーツに運用可能なスコープやグリップなどが追加されている
スキウレ スコープ
スキウレ ライト
ホログラムシート

▲スコープやライト類はキット付属のシールは使わず市販のホログラムシートに変更。光の加減によって、より複雑に反射するように演出している

ディスプレイ台座
▲ディスプレイ台座は製品状態でも使用できるが、ステンレス丸棒とプラ素材で製作した延長具を組み合わせて浮かせた状態でも展示できるようにした
ザクII
ザクII 顔
ザクII 後ろ

▲HGUC ザクIIはTHE ORIGIN版を参考にパネルラインを追加。モノアイは3mm 径のドリルで開口し、レンズ状のアクリルストーンを接着、蛍光色で味付けしている

スキウレ+ザク 全体

■MS-Xの残光
 「コミックボンボン」世代には刺さるアイテムとなったのではなかろうか?メガハウス マシンビルドシリーズより「スキウレ」が発売されたのだ。なんとHGUCザクIIと組み合わせて成立するというファン歓喜な夢の実現だ。
 支給されたのはこのスキウレとHGUC ザクIIのキット。ここは大河原(邦男)氏が描いた設定画稿をモチーフにするのが王道であり、只野が成すべき仕事だということで迷わず製作に入るとしよう。
■スキウレ
 形状、ディテール、機構など、実に完成されたプロダクトで隙がない。強いて言うならスケール感を強調する様なディテールが欲しいところなので、フロント部にスジ彫りを足したりテール部に四角いプラ素材を貼り付けたりして整形。AFVキットから流用したフックパーツを足した程度で、あとはヒケの解消のための面出しくらい。ライトやスコープには反射シールが付属するが、手元にあったホログラムシートに代えてやるといい感じの乱反射が得られた。
 そうそう、付属の透明なディスプレイベースも安定感があっていいのだが、ここはひと工夫。ベース側接続部中央に3mm穴を開け、そこに3mm径のステンレス丸棒を差し込めるようにして、先端に新規で接続ダボを新造。撮影もしやすくなってイイぞ!
■HGUC ザクII(No.241)
 最新のHGUC ザクIIだが、ディテールは実にシンプルで素材としてありがたい作りだ。好みの情報をほどよく足してやるとしっくりくる。今回は分割線の流れを尊重してTHE ORIGIN版のパネルラインを参考にしつつも、各設定に限定せずバランス優先でランダムにスジ彫り等ディテールを入れた。大河原邦男氏の画稿では太モモ部や腕部が白く塗られている。スキウレのマーキングとの調和を目指すならば、ストライプをデカールで足してやればうまくいくだろう。そんなことをイメージしながら工作を進めた。
■塗装プラン
 前記のように設定画稿やスキウレ付属のデカールデザインを活かす意味でも、ザクIIは専用に調整された機体だと解釈する。太モモ部や腕部は白で、C311番・グレーFS36622を選択。緑部はC312番・グリーンFS34227をベースに調色。グレー部はUG09番・MSグレージオン系を主とした。
 スキウレのメイン推進ノズル基部の球体はC303番・グリーンFS34102をベースに調色。グレー部はメカサフ ヘヴィを下地とし、C306番・グレーFS36270で明部を強調した。
 コーション類は「ガンダムデカール105 THE ORIGIN汎用①」の一部を使用した。

メガハウス ノンスケール プラスチックキット“ マシンビルド”機動戦士ガンダム スキウレ使用

スキウレ

製作・文/只野☆慶

マシンビルド 機動戦士ガンダム スキウレ
●発売元/メガハウス●13200円、発売中●約18cm●プラキット


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