メガハウス マシンビルドシリーズより「スキウレ」がまさかの立体化!設定画稿をモチーフにHGUC ザクIIとともに製作!
2025.06.16大河原邦男氏のイラストをモチーフに
HGUC ザクIIとともに製作!
ファンの深いニーズに応えるメガハウスの半完成品モデル「マシンビルド」シリーズより、ジオン公国軍の宇宙空間用移動砲台スキウレがマスプロダクツとして初の立体化。HGシリーズなどのスケール・世界観に合わせた商品ボリュームで、成型色、彩色済みパーツ、カラーシールで機体のカラーリングを再現。まさに初にして究極のスキウレを手にすることができるようになった。「ペズン計画」の神髄をその目で確かめてほしい。
▲ビーム砲の支柱には、AFVキットから流用したフックパーツを取り付けてディテールアップ
■MS-Xの残光
「コミックボンボン」世代には刺さるアイテムとなったのではなかろうか?メガハウス マシンビルドシリーズより「スキウレ」が発売されたのだ。なんとHGUCザクIIと組み合わせて成立するというファン歓喜な夢の実現だ。
支給されたのはこのスキウレとHGUC ザクIIのキット。ここは大河原(邦男)氏が描いた設定画稿をモチーフにするのが王道であり、只野が成すべき仕事だということで迷わず製作に入るとしよう。
■スキウレ
形状、ディテール、機構など、実に完成されたプロダクトで隙がない。強いて言うならスケール感を強調する様なディテールが欲しいところなので、フロント部にスジ彫りを足したりテール部に四角いプラ素材を貼り付けたりして整形。AFVキットから流用したフックパーツを足した程度で、あとはヒケの解消のための面出しくらい。ライトやスコープには反射シールが付属するが、手元にあったホログラムシートに代えてやるといい感じの乱反射が得られた。
そうそう、付属の透明なディスプレイベースも安定感があっていいのだが、ここはひと工夫。ベース側接続部中央に3mm穴を開け、そこに3mm径のステンレス丸棒を差し込めるようにして、先端に新規で接続ダボを新造。撮影もしやすくなってイイぞ!
■HGUC ザクII(No.241)
最新のHGUC ザクIIだが、ディテールは実にシンプルで素材としてありがたい作りだ。好みの情報をほどよく足してやるとしっくりくる。今回は分割線の流れを尊重してTHE ORIGIN版のパネルラインを参考にしつつも、各設定に限定せずバランス優先でランダムにスジ彫り等ディテールを入れた。大河原邦男氏の画稿では太モモ部や腕部が白く塗られている。スキウレのマーキングとの調和を目指すならば、ストライプをデカールで足してやればうまくいくだろう。そんなことをイメージしながら工作を進めた。
■塗装プラン
前記のように設定画稿やスキウレ付属のデカールデザインを活かす意味でも、ザクIIは専用に調整された機体だと解釈する。太モモ部や腕部は白で、C311番・グレーFS36622を選択。緑部はC312番・グリーンFS34227をベースに調色。グレー部はUG09番・MSグレージオン系を主とした。
スキウレのメイン推進ノズル基部の球体はC303番・グリーンFS34102をベースに調色。グレー部はメカサフ ヘヴィを下地とし、C306番・グレーFS36270で明部を強調した。
コーション類は「ガンダムデカール105 THE ORIGIN汎用①」の一部を使用した。

メガハウス ノンスケール プラスチックキット“ マシンビルド”機動戦士ガンダム スキウレ使用
スキウレ
製作・文/只野☆慶
マシンビルド 機動戦士ガンダム スキウレ
●発売元/メガハウス●13200円、発売中●約18cm●プラキット
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只野☆慶(タダノケイ)
各種造形、デザイン、模型製作を生業とする。造形・塗装表現も幅広くウェザリングも得意とするオールラウンダー。