誰もが使うガイアノーツ定番塗料が缶スプレーに!
ラッカー系塗料のトップランナーとして、多くの製品を開発してきたガイアノーツから、今回新しく缶スプレーが登場しました。ラインナップはプラモデル塗装でよく登場するサーフェイサー3色とクリアーコートのスプレー2種。すぐに吹けて広く塗れる便利なツール「缶スプレー」での塗装を復習しつつ、新色の性能をみていきましょう。
解説/けんたろう、月刊工具スタッフ
新登場のスプレー5種をチェック!
サーフェイサーエヴォスプレー、Ex-シリーズスプレー
●発売元/ガイアノーツ●各1100円、発売中
今回新たに発売されたスプレーは「サーフェイサーエヴォ」シリーズのグレー、ホワイト、ブラックの3種、そして「Ex-クリアー」シリーズのクリアー、フラットクリアー2種となっている。どれも塗装から仕上げ作業にかけて良く使われる塗料で、それらが手軽に使えるスプレーになったのはうれしいニュースです。
【カラーラインナップ】
GSSR-01 サーフェイサーエヴォスプレー グレー
GSSR-02 サーフェイサーエヴォスプレー ホワイト
GSSR-03 サーフェイサーエヴォスプレー ブラック
EXS-03 Ex-クリアースプレー
EXS-04 Ex-フラットクリアースプレー
Impression
スプレー各色をチェック!
▲サーフェイサー3色を塗装。塗装の下地としておなじみの3色で、どれも色味の偏りはないニュートラルな色味になっています。隠蔽力も高くほどよいツヤ消しに仕上がるので、好みの色であればそのままで使用してもいいでしょう
▲サーフェイサーの上から基本色のイエローを塗布して仕上がりをチェック。やはりホワイトは発色が良く、グレーは若干の薄さを感じるものの発色するのはさすがガイアカラー、といったところです。ブラック下地は色を落としたいときの選択肢でしょう。いずれも塗料の食いつきは良く、ガイアカラーとの相性は抜群です
▲クリアーは光沢、ツヤ消しの2種。ラッカー系塗料の塗膜を保護して仕上げる力を持っています。ツヤ消しはとてもなめらかで、品質の良い表面を得られます。いっぽう光沢クリアーは上質な光沢を得られますが、砂吹きから少しずつ重ねたほうが最終的にキレイな塗面を得られそうです
スプレーの吹き方を復習!
▲まずはしっかり中身を攪拌しましょう。上下に振るよりも回すような振ると底の塗料が混ざりやすいのでおすすめです。振っても音が聞こえない場合は中身の撹拌ボールが埋まっているので、その際は上下に振りましょう
▲缶スプレーを吹くときは新品であれば噴射用ガスがたくさん入っているので離しめに、残量が減るにつれて近くしていく、という扱いを覚えておくといいでしょう。対象まで20cm程度がオススメです
▲パーツの外でボタンを押して噴射を初めて、横スライドして塗布、通りすぎたらボタンを離す、この動作を繰り返して塗布していきます。同じ場所に塗料出し続けて塗ることは避けましょう
▲表面が一膜おおわれて光沢な具合になったら塗布をやめる合図。ここからしっかりと乾燥させます。これ以上に色を乗せようとすると塗料が多く乗りすぎて垂れたり、噴霧用のガスが析出しぷつぷつとした表面になってしまいます。垂れないぐらいのつるっとした表面、一膜くるんだ状態を見極めましょう
新スプレーは隠蔽力が高い!
▲ホワイトはなかなか一度に発色しない色で、だいたいの場合は塗布回数を重ねて白くしていきます。しかし今回のサーフェイサーでは、1回でも下地としては充分な発色を得ることができるほどで隠蔽力の高さが窺えます
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