MS用補助兵器「バストライナー」をディテールアップとまだら塗装で、約28cmのビッグサイズモデルの巨大感をさらに演出!【マシンビルドシリーズ】
2025.06.20ディテールアップと塗装表現で巨大感をさらに演出する
地球連邦軍のMS用補助兵器バストライナーを、別売りのHG フルアーマーガンダムとともに製作。こちらも前回のスキウレ同様に半完成品モデルで成型色、彩色済みパーツ、カラーシールで機体のカラーリングを再現したスグレモノ。作例は若干のディテールアップとテクスチャーを活かしたまだら塗装で巨大感を演出。スキウレと同様初のマスプロダクツとなった全長約28cmのビッグサイズモデルの魅力をじっくり味わっていただきたい。
今回担当するのはマシンビルドのバストライナーです。さらに搭載機としてHG フルアーマーガンダムとHGUC ガンダムを製作します。
バストライナーは半完成品で、一部パーツの組み立てが必要ですが、箱開け段階である程度ブロックになっている上に、一部塗装済みパーツも用意されているので組み立ては非常に簡単です。
まずバストライナーとガンダム、フルアーマーガンダムを仮組みして搭載時のバランスを見ます。バストライナーと機体のバランスはいいもののディテールや面の情報がもう少し欲しいと感じたので、塗装と一部ディテールを追加することにしました。メガ粒子砲本体は内部構造が再現されているので外装を一部切り取り、エッチングメッシュを内部から貼り付けて奥行き感を演出しました。架台は全体にサーフェイサーエヴォブラックを下地として吹き、ホワイト+タン+少量のレッドを使い、設定画に近い赤味の入ったベージュで塗装しました。塗装は下地の黒を活かしてムラを強めに残しテクスチャーの追加と重量感の強調をしました。
メガ粒子砲を含めグレー部分は黒サフを下地に、Mr.カラー394番・ダークグレーに少量の赤を加えたものを塗装し、さらに上からムラが残るようにMr.カラー331番・ダークシーグレーをランダムに吹き付けました。
スラスターはMr.メタルカラーステンレスを使用。Mr.ウェザリングカラーマルチブラックを使い全体の凹モールドにスミを入れ、専用溶剤を含ませたティッシュを使い余分な汚しを拭き取ります。拭き取りながらティッシュに付いた汚れをエッジに擦り付けてメリハリを付けました。
付属のナンバーデカールを貼り付けたら、余剰のコーションデカールも各部に貼り付けて情報を追加し、ツヤ消しコートでデカールを保護。最後にシルバーでドライブラシを追加して全体に使用感を出しました。
ガンダム、フルアーマーガンダムはアンテナのシャープ化、フルアーマーガンダムは胸のダクトをエッチングメッシュに置き換え。ガンダムはフルアーマーガンダムの中身のカラーリングで塗装することにしたので、2機を一度に塗装できました。
ホワイト部はガイアカラーのニュートラルグレーIを使い、オレンジ部分はMr.カラー58番・オレンジイエロー、フレームカラーはMr.カラー331番・ダークシーグレーを使いました。グリーン部分は黒下地の上にC38番・オリーブドラブ(2)を塗り、上からMr.カラー126番・コックピット色(三菱系)をムラが残るように細吹きで重ねました。こちらもシルバーでドライブラシを入れ、スミ入れ、フィルターをかけて使用感のある仕上がりにしました。

メガハウス ノンスケール プラスチックキット“マシンビルド” 機動戦士ガンダム バストライナー使用
バストライナー
製作・文/長徳佳崇
マシンビルド 機動戦士ガンダム バストライナー
●発売元/メガハウス●16500円、発売中●約28cm●プラキット
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長徳佳崇(チョウトクヨシタカ)
スケールモデルの他にガンプラなど、さまざまなジャンルをこなす。最近はすっかりディオラマビルダー。