ハセガワ「1/72 グラージ」を清水圭が筆塗り! 1層目に金属色を使った重厚感あふれるHow toは必見!!【筆塗りTribe】
2025.06.20グレー部の塗装 1色目
スーパーファインシルバーを1色目に!
グレー部の塗装 2色目
ブラック部の塗装 1色目
奥まったディテールや砲身の塗装
ブラック部の塗装 2色目
前回のストライクバルキリーに続き、今回も「マクロスシリーズ」からハセガワのグラージです。筆塗りTribe第1回目のリガードでは自分的にベーシックな筆塗りで仕上げていますが、今回は筆運びとタッチはその時と同じで、色の使い方を少しアレンジしてみました。
今回のカラーリングは、パッケージイラストの金属感が素晴らしいと思ったのでこちらをイメージソースとして活用しました。筆塗りの手順としてはまず下地をメカサフ ヘヴィで塗装したのち
1. 各色の1色目を筆塗り
2. 各色の2色目を筆塗り
3. タミヤエナメル「ダークグレイ」でスポンジチッピング
4. チッピングを保護するためにプレミアムトップコート「半光沢」でコート
5. タミヤ スミ入れ塗料「ダークブラウン」でウォッシング、拭き取り
6. ウェザリング
という手順になります。
通常1色目は狙った色の一段暗い色、2色目は明るい色、という組み合わせで行いますが、今回は金属感のあるカラーという狙いがあります。そのため、使用色の1色目は金属色、2色目は狙った色のカラー、という具合にチョイスしました。金属感のベースに色を乗せるというイメージです。この場合、2色目のカラーで1色目を塗り潰してしまっては元も子もないので、2色目は様子を見ながら薄く乗せていきます。今回使用した金属色はスーパーファインシルバーとメタルブラックの2色ですが、使用する金属色によっても効果が変わるので水性ホビーカラーのさらなる金属色の追加が待たれるところです。
グラージは基本的に運用シチュエーションは宇宙のイメージが強いので、汚しも塵などの付着が主として入れてあります。チッピングもそれを意識して細かい粒子を散らす感じにしてあります。それを補完するかたちでノズル周辺などにタミヤ ウェザリングマスターB「スス」を擦り付けてボケ足をつけてみました。こういうプラスアルファは筆のタッチとはまた違った表現が加わってメリハリが出ますのでお試しあれ。

ハセガワ 1/72スケール プラスチックキット
グラージ
製作・文/清水圭
グラージ
●発売元/ハセガワ●6380円、発売中●1/72、約23.2cm●プラキット
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