HOME記事ガンダム「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」がHG化!プロポーション修正をしつつ、モノアイ等細部を調整&ほんのりウェザリングで砂漠戦仕様を強調!【機動戦士ガンダム Mobile Suit Discovery】

「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」がHG化!プロポーション修正をしつつ、モノアイ等細部を調整&ほんのりウェザリングで砂漠戦仕様を強調!【機動戦士ガンダム Mobile Suit Discovery】

2025.06.19

MS-06D ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機【BANDAI SPIRITS 1/144】●ほりきち 月刊ホビージャパン2025年7月号(5月23日発売)

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ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」ポージング例
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」3連ミサイルポッド製作途中
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」左腕
▲左腕のラッツリバー式3連ミサイル・ポッドは後部の噴射口をSTYLE-Sのロボバーニアに変更した
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」スパイク・アーマー製作途中
▲スパイク・アーマーの先端に真鍮線を埋め込んでから、ヤスリで削り出して尖らせた
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」前腕製作途中
▲前腕の合わせ目を消すため、前腕フレームを後ハメ加工。写真のようにフレームを途中でカットするだけとお手軽
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」ザク・マシンガン
▲銃身を切り詰め、スコープが省略された造形のM-120AS ザク・マシンガン。銃身のスリットを金属色で塗ってアクセントにしている
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」ヒザ関節製作途中
▲ヒザ関節内部の赤丸で囲んだ部分の接触箇所を削ることで、ヒザをよりまっすぐ伸ばせるようになった
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」ヒザ素組み比較
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」ヒザ製作途中

▲ヒザアーマーの固定位置を関節側からスネ側へ変更。そのままではヒザアーマーが関節と干渉するため、ヒザ関節側を削り込んでからエポパテで整形した

ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」裾製作途中
▲裾の末端(フレア)のフチを内側から薄く削り込み。見た目の効果もあるが、厚みが減ることで足首との接触を低減できるので可動域も広がる
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」靴製作途中
▲前後分割の靴を接着して固定。さらに足首側、パーツA1のポリキャップ軸受けを靴側H1-12側に移設し、A1と後方のA2の内側の突起をすべて切除。足首と靴をポリキャップ1軸で接続するように調整したので、足首を左右に若干傾けることができるようになった
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」ポージング例2
▲武器を持つハンドや、平手はSTYLE-Sのロボマニ丸指Sに変更
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」製作途中胴体横
▲立ち姿がS字立ちになるよう、胴体パーツG1-10にプラ板で傾斜を付けている。太モモのプラ板による延長部にも注目
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」スカートアーマー製作途中
▲スカートアーマーは分割部に隙間があるのでプラ板で埋めた。側面スカート部にはドリルで開口した部分に市販パーツを詰めてディテールアップも行っている
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」腰部2連ミサイルポッド装着
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」腰部2連ミサイルポッドグリップ倒

▲腰部の装備はラッツリバー式P-3 2連ミサイル・ポッドに変更可能。グリップを引き起こせば手で保持することもできる

ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」クラッカー・ポッド開
▲両腰のSA-712 クラッカー・ポッドのフタが開閉可能。内部にはクラッカーが収納されている
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」素組み
▲作業プロセスを定点で追いかけてみよう。まずは素組みの状態
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」工作終了
▲工作を終えた状態。この後塗装に入る
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」塗装デカール終了
▲デカール貼り付けまで終えた状態。ピンクがやや彩度強めの印象だが、次にウォッシングをすることで全体の色調が落ち着き、色がまとまるように彩度を調整している
ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」完成
▲最後に、Mr.ウェザリングカラー グランドブラウン→同サンディウォッシュの順にウォッシング。砂漠での使用感を表現するため、サンディウォッシュを強めに残して仕上げた。全体に薄く茶色が乗ることで途端に色味が落ち着いたことがわかる

■はじめに
 皆さまはじめまして、ほりきちと申します。今回はザク・デザートタイプのピンクパンサー隊機の作例です。プロポーション修正をしつつ各部の精度出しに注力して作りました。

■胴体
 胴体と肩の接続部に若干の隙間があるため、胴体側のポリキャップの底面を開口し、接続軸をさらに奥まで差し込めるようにしています。
 下腹部は底面に1mmプラ板を貼って幅増し後に、背中から腹に向けて傾斜をつけました。後述するヒザの加工と合わせて立ち姿が整いやすくなります。

■脚部
 太モモ上部に2mmプラ板を貼り延長しました。ヒザ関節は、内部の接触箇所を削ることでヒザをまっすぐに伸ばせるように加工をしています。ヒザアーマーは関節に固定される構造ですが、スネ側へ固定位置を変更しました。

■カラーレシピ
本体=63番 ピンク+ガイアカラー ニュートラルグレーI+67番 パープル
胴体=ピンク+ニュートラルグレーI+58番 黄橙色
関節=NAZCA メカサフ ヘヴィ+60番 RLM02グレー
スパイク・アーマー=フレームアームズ・ガール カラー 轟雷装甲ブラウン+ガイアカラー Ex-ブラック
ミサイル・ポッド=514番 ジャーマングレー“グラウ”
ランドセル=40番 ジャーマングレー
動力パイプ=UG15番 MSファントムグレー
 塗装後にウォッシングを行い、軽めの汚し表現を加えて仕上げました。

■あとがき
 実は、このキットを予約した直後に今回のお話をいただいたため、完成直後にまたキットが届きます(笑)。好きな物はいくつあってもいいですからね。次回は、本作例を踏まえてまた違うテイストで作りたいなぁと思います。

ほりきち製作「ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機」

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”

MS-06D ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機

製作・文/ほりきち

HG ザク・デザートタイプ ピンクパンサー隊機
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●2640円、受注終了●1/144、約13cm●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム


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