HOME記事ガールズプラモ【超お手軽】「ペン」を使ってプラモ塗装デビュー!さまざまなペンを駆使してキットをさらに魅力的に仕上げよう【ガルプラレスキュー隊】

【超お手軽】「ペン」を使ってプラモ塗装デビュー!さまざまなペンを駆使してキットをさらに魅力的に仕上げよう【ガルプラレスキュー隊】

2025.06.19

ガールズプラモレスキュー隊!!⚫けんたろう ガールズプラモスタイル#06(3月31日発売)

ガルプラレスキュー隊!!
カラー彩る春のペン祭りで塗装デビュー♡

 「筆? エアブラシ? 缶スプレー? うーん、準備が大変そうだし、なんだかハードル高いな…」と、塗装をためらっているそこのあなた! 実はもっと身近に、しかも手軽にプラモを塗れるアイテムがあるんです。そう、それは 「ペン」! 「え、ペンって文字を書くものじゃ?」と思ったあなた、侮るなかれ。実は、ペンを使った塗装は簡単で奥深く、ガールズプラモの表現力をグッと広げてくれるんです。というわけで今回は 春のペン祭り! いろんなペンを駆使して、気軽に塗装デビューしちゃいましょう!

今回の使用キットはこちら!

闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルのメイン画像
▲ 今回使用するのは『ギルティプリンセス』より「闇妖精騎士グリムリンデ」。ペンツールを駆使して、さらに魅力的に仕上げていきますよ!

PLAMAX GP-10
闇妖精騎士グリムリンデ


今回のメインツール

ステッドラーのペンの画像

ステッドラー
ピグメントブラッシュペン

 単色330円、12色セット3960円。全60色展開のペンツール。ドイツの老舗文具メーカーが手がけているアイテムで、発色、耐久性ともに優れているため、初心者でも手軽にしっかりとした仕上がりを楽しめます。

マジックインク
ブレンディングリキッド

 ピグメントブラッシュペンの色を溶かしたり混ぜたりすることができる専用のリキッドも発売されています。今回の記事ではこちらも活用します。

ステッドラーのペンの使用の画像その1
▲ 先端は細い筆のような形状で、弾力がありコントロールしやすい形状になっています。筆圧で線の太さをコントロールできてスミ入れ塗料のような使い方に適しています
ステッドラーのペンの使用の画像その2
▲ 塗ったあと、ブレンディングリキッドを入れた水筆をでなぞると、このようにじんわり溶けていきます
ステッドラーのペンの使用の画像その3
▲ 「失敗した」と思う部分があれば何度でもやり直しができます。リカバリー用のアイテムが初めから用意されているのはとてもうれしいですね
ステッドラーのペンの使用の画像その4
▲ 数分立つと指で触っても取れないくらいに乾燥します。塗膜も強めで安心です

まずはスミ入れ!

プラモデルのスミ入れの画像その1
▲ まずはスミ入れをしてみましょう。影になりそうな凹んだ部分やスジ彫りにインクを乗せていきましょう
プラモデルのスミ入れの画像その2
▲ 多く付けてしまった部分はブレンディングリキッドで溶かして吸い取りながら、境界をぼかしていきましょう
プラモデルのスミ入れの画像その3
▲ 写真左は未加工のパーツ、右は今回スミ入れを施したもの。自然な影が加わったことで、立体感が際立っています
プラモデルのスミ入れの画像その4
▲ 複雑な面でペンを走らせにくい場合は、思い切って塗り込んでもOK。はみ出しより、塗り残しを気にしてガンガンいきましょう
プラモデルのスミ入れの画像その5
▲ リキッドでぼかして拭き取ると、スジ彫り部分にインクが残ります。ただし、こすりすぎると色が流れ出るので、先端で軽く削ぐように使うのがポイントです
筆の先端をふき取る様子の画像
▲ 水筆の先端に色が付いて、はみ出し部分をあまり吸わなくなってきたらティッシュで拭き取りましょう。インクが流れ出て、筆先がきれいになります
プラモデルのスミ入れの画像その6
▲ スジ彫りにスミがしっかり残り、スミ入れ完了。ブラッシュペン、ブレンディングリキッド、水筆を組み合わせることで、少し面倒なスミ入れがサクサク進んで面白い!
プラモデルの服のしわの塗装の画像その1
▲ スジ彫り以外にも、服パーツのシワにグレーを配置して影を演出。筆先を使い、凹みに沿って描くように塗り込みます。多少はみ出しても大丈夫!
プラモデルの服のしわの塗装の画像その2
▲ ブレンディングリキッドを使って、残したい主線部分には触れずに、先端で優しく拭ったりぼかしたりします。この表現を使えばいろんなモチーフに自然な影を付けることができます
プラモデルの髪の毛パーツの陰影塗装の画像その1
▲ ガールズプラモの中で一番凹凸が密集する箇所「髪の毛パーツ」。ここにも最適なのがペンツール。今回はグレーの成型色から一段暗いウォームグレーで影を付けました
プラモデルの髪の毛パーツの陰影塗装の画像その2
▲ 余分なインクを取りつつ、ここでも主線となる影は残します。残したい部分が消えてしまっても、焦らずに再度ペンで描き足せばまったく問題ないですよ
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルのハンドパーツの塗りの画像
▲ ハンドパーツが多くても、ペンツールなら準備もほとんど必要ないので気軽にネイル風の塗装ができます
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルのアップ画像その2
▲ 軟質素材のハンドパーツにも問題なく塗れます。普段使わないような色をネイルとして塗ってみるのもいいですよ。黒いハンドパーツに塗るのは発色が難しいので注意!
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルの塗りの様子の画像その1
▲ “ぼかし”を活用して、ガールズプラモらしい立体感を際立たせてみましょう。オレンジ色を使い、肌パーツと服の境界にラインを引いてみます
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルの塗りの様子の画像その2
▲ あとは、ラインを残しつつぼかすだけで自然な仕上がりになります。胸元や太もも、上腕など効果的な箇所がたくさんあるので覚えておいて損はないですよ
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルの塗りの様子の画像その3
▲ 写真左側がオレンジのスミ入れ後にぼかしをかけたもの。立体感が強調されて、より血色が良い肌に見えます。肌の色に合わせてオレンジ、ブラウンと使い分けてみてください
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルのアップ画像その1
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルの金色パーツの塗りの画像その1
▲ 金色の成型色にもブラウンを加えることで深みを演出できます。まずはディテール部分を中心に全体的に塗っていきましょう
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルの金色パーツの塗りの画像その2
▲ ブレンディングリキッドを塗布し、全体にじんわりと広げます。拭き取るのではなく、潤すイメージでなじませましょう
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルの金色パーツの塗りの画像その3
▲ ティッシュで軽く拭き取り、リキッドを少し残します。完全に拭き取らず、適度に残すことで味のある仕上がりになります
闇妖精騎士グリムリンデのプラモデルの金色パーツの塗りの画像その4
▲ 使い込まれた真鍮のような質感が生まれました。ブラウンは金属感の演出にも役立ちますし、ウェザリング、肌の影付けなどに使えます。同じペンでも違う色で使うと意外な組み合わせが見つかるでしょう。違ったらリキッドで取ってしまえばいいのでいろいろと試してみてください

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ⒸMAX FACTORY・Tony/Guilty Princess

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