HOME記事キャラクターモデル独特なフォルムはそのままに、待望の大型キット化!ゼントラーディ軍の戦術ポッド「グラージ」を緻密な工作と汚し塗装で製作!!【超時空要塞マクロス】

独特なフォルムはそのままに、待望の大型キット化!ゼントラーディ軍の戦術ポッド「グラージ」を緻密な工作と汚し塗装で製作!!【超時空要塞マクロス】

2025.05.06

グラージ 【ハセガワ 1/72】 月刊ホビージャパン2025年6月号(4月24日発売)

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▲大口径インパクト・キャノンと小口径インパクト・ガンが装備された腕部は、前腕側基部と中間部で2 種のパーツが付属しており、組み合わせることでさまざまポージングが可能
▲肩基部と足首関節のポリキャップ受けがややゆるく感じたので、瞬間接着剤を塗布して調節している
▲脚部のワイヤーフックは可動式で開いた状態にできる
▲ワイヤーフックは内側のモールドに合わせ目が出るので、接着後に目立てヤスリで溝を彫り直している
▲キット素組み(左)との比較。ほぼキット段階で設定画のカラーが再現されているのが確認できる。作例ではさらにグラデーションや汚し塗装を加えることで巨大兵器感を演出している
※写真の素組みは試作品のため胴体などの明るいグレーのパーツカラーが製品版と異なります。製品版はよりメーカー完成見本の色味に近い仕上がりになっています。
▲各部関節がフレキシブルに可動。頭頂部の長射程荷電粒子ビーム砲は左右旋回と仰俯角の変更が可能。足の設置性の高さも秀逸だ

 ハセガワより1/72スケールのグラージが発売。既発のリガードとともにかなりの大型キットで、その迫力はなかなかのものです。成型色は設定画の印象に近く、未塗装でもかなりよい雰囲気になるのではないでしょうか。作例は色分けされる前段階のテストショットを使用しました。
▶製作
 大きさの割にパーツ数は少なく、組み立てやすいです。いくつか気になる合わせ目があるので、これらを処理していきます。
▶胴体
 まずはコックピットを作ります。ボディはコックピットをはさみ込む構造なので、組み込んでしまうと塗装も困難になります。先にシートと内壁を塗装し、スミ入れ汚しを行い仕上げておきます。ハッチの裏側も塗装しておきます。メーター類も塗装しますが、こちらは後からでも接着可能です。メーターのデカールは余白をカットしておくと貼りやすくなります。コックピットを組み込んでからボディパーツの合わせ目を処理します。特に上部は目立つので、しっかり処理しておきたい箇所です。ハッチ表側は後からマスキングして塗装するのでこの段階で組み込んでおきます。合わせ目処理時にパーツを傷付けないようにマスキングしておくとよいです。
▶腕部
 前腕下面に合わせ目があるので接着処理します。腕部パーツは一部にアンダーゲートが採用されており、モールドと間違えやすいので注意が必要です。先にマスキングテープなどで保護しておくと安全です。
▶脚部
 足首関節周りはほぼ合わせ目が目立たない構成になっていますが、一部露出する部分もあるので処理しておきます。内部カバーをロックするためのフックはカットしてプラ板で埋めました。軸周りを先に塗装して、マスキングしてから外装の合わせ目を処理しました。脚部のクリアーパーツは裏側に小さな丸穴モールドを追加したうえでメッキシールを貼りました(某改造人間の複眼のようなイメージです)。
▶塗装
 細かなカラー指定があるので塗装派にはありがたいです。こちらに準じて塗装し、グラデーションや汚し塗装を加えました。
ガイアカラー
内装A=AT-04 パープルグレー
内装B=AT-18 ダークバイオレット
赤=ブライトレッド
Mr.カラー
ボディほか=ライトグレー
脚部ほか=ダークシーグレー
 デカールは高品質でなじみもよいのですが、胴体や腕の黒ラインは欲しかったですね。エナメル塗料でスミ入れして全体的に汚れた感じにして、最後にツヤ消しを吹いて完成です。

ハセガワ 1/72スケール プラスチックキット使用

グラージ

製作・文/渡辺圭介

グラージ
●発売元/ハセガワ●6380円、発売中●1/72、約23.2cm●プラキット

グラージ

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渡辺圭介

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