『銀河漂流バイファム』のネオファムを1/144で製作!搭乗者バーツのイメージも採り入れたスマートなプロポーションに大改修!【サンライズ・メカニック列伝】
2025.05.22サンライズ・メカニック列伝 第71回/FAM-RV-5 ネオファム【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年6月号(4月24日発売)
[頭部]
顔面をいったん切り取り、鼻に相当する部分を0.5mm延長して顔つきを設定画風に変更。接着面で0.5mm幅詰めし、アゴを削り込んで全体を小型化している。中央のアンテナは破損対策を兼ねて鉄製の縫い針に交換しシャープ化。両サイドのアンテナは「合計5枚折って全部なくし、嫌になったので根元をプラ棒で補強した」とのこと
[胴体]
腹部と腰部を分割し、首/肩/腰関節にHGUC ガンキャノン(No.190)のものを移植してボールジョイント化。腹部ハッチはナイフで切り離し、真鍮線とプラ板で製作したヒンジで開閉可能にした。ポッドはバーニアを市販パーツに交換し、破損対策でアンテナを金属線に。バックパックは開閉ギミックをオミットし、バーニアを市販パーツに交換。本体とはネオジム磁石で接続し、ポッド脱着時やスリング・パニアー装備時は取り外す方式とした。腰部は太モモを動かした際の干渉を最小限にするためのアレンジを加えながらプラ材とエポパテでボリュームアップ。股関節も同ガンキャノンのものに交換して可動範囲を拡大させた
[腕部]
肩装甲はスパイク先端をとがらせ、上腕部とはポリキャップで接続。上腕にはHIPS樹脂キャップによるロール機構を設け、ヒジ/手首関節はHGUC ガンダム(No.191)のものに交換。前腕は前後左右に幅詰めして小型化し、市販のノズルパーツで手首の軸隠しを追加。拳は市販の丸指ハンドを加工したものと、HGUCガンプラのジオン系機体のものに交換している。なおヒジ関節の向きを90度変えて前腕に付け直すことで、ヒジ装甲を側面に向けた状態でも腕を曲げることができる
[脚部]
太モモは4.5mm延長し、削り込んで形状を調整した。スネは3mm横幅を詰め、裾を2mm弱延長して細長い形に変更。ヒザと足首の関節はHGUCガンダム(No.191)のものに交換し、後ハメ化しつつ可動範囲を拡大。靴部は左右で3mm、前後に2㎜幅詰めして小型化。かかと上部の装甲はHGUCガンダム(No.21)のもの、くるぶしの半球状モールドは市販のレンズパーツにそれぞれ置き換えている。なお右の太モモのみ1.5mm幅詰めしているが、これは組み間違いで生じてしまった左右形状の差を修正したもの。説明書どおりに組み立てれば本来は必要ない
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田仲正樹(タナカマサキ)
月刊ホビージャパンガンダム班および「宇宙船」誌の映像倶楽部に所属。長年愛用のピンセットとハサミも異次元へと消えた。