個展開催中の横山宏とMAX渡辺が海洋堂1/35カングール徹底攻略!! 超絶作例とフォトストーリーをお見逃しなく!【Ma.K in SF3D】
2025.05.09
傑作キット1/35カングールを徹底攻略
今回は初のプラキット化となる海洋堂1/35カングールを特集!! 1/35カングールはFUJIYAMA ARTS BROTHERSの1/20レジンキット原型を3Dスキャン、そのデータを基にプラキット化したもの。プロポーションも良好で組む楽しみも存分に味わえる傑作キットとなっている。
MAX渡辺はディテールアップを加えた迷彩機を2体、横山宏は月刊ホビージャパン2025年3月号掲載のカングールに続いて両腕マニピュレーター機を含む新たな2体を製作! それぞれの工作や改造箇所、迷彩塗装を参考にプラキット化されたカングールを存分に楽しんでほしい。
ARTPLA カングール2機セット&整備兵
●発売元/海洋堂●7700円、4月発売予定●1/35、全高約10cm●プラキット●原型/FUJIYAMA ARTS BROTHERS サイトウヒール(カングール本体)、谷明(脚部)、村井太郎(整備兵)
シュトラール軍 多目的大型装甲戦闘服 カングール 製作/MAX渡辺
■待ちに待ったぞ春
「三寒四温」そして「花冷え」に翻弄され、花粉やら黄砂やらに打ちのめされはしましたが、ようやく来たぞホンモノの「春爛漫」!
かつてないほどの準備不足のまま、沖縄の島を巡るトライアスロンシーズンに突入を余儀なくされた模型芸人MAX渡辺です!!(滝汗) なるようにしかならないので無様に足掻きます!! この記事が出る頃には東京に戻っている、はずです♪
さぁ、そしてファン待望の海洋堂カングール、登場です!!
■待ちに待ったぞカングール♡
MAX、大好きなんですよカングール! なんたって可愛い♡ So Cute♪ 丸っこいボディに手足が昆虫のようでも、ヒヨコなどの幼体にも見えるスーパーディフォルメ感♪ キュッと小さくまとまったミニマムな、そうひとり乗りのクルマのようなSFビークルなんです♪ 売ってたら買いたい♪ 乗り心地悪そうだけどw
『SF3D』連載よりさまざまな経験を経ての『Ma.K.』メカ、デザインの円熟を感じます。クレーテ、キュスターも可愛いけれどやはりヒトが乗ってるメカは感情移入の種類が一味違います。
■海洋堂イズム
精度の高いパーツを扱って精密な作業をしている時って静かな高揚感と緊張感、ありますよね。海洋堂のプラキットにはソレがない。とてもザックリしていて大らかなんです。難しいコトをしてる感、緊張感が一切なく気が付いたら組み上がっちゃってる。そして宮脇センムがニヤリ、「お楽しみはコレからやで♪」と笑うんです。この独特の組み味は他にはないなぁって思います。
今回の作例はキットそのものを味わうべく、コード類やアンテナ取り付け、バイザーレンズのクリアー置き換え以外、一切手を加えずに組み、塗装を存分に楽しみました。横山センセがやってくるだろうミリタリー感モリモリ作例とは違うテイストにしようと思い、少し彩度高めのロイヤルネイビーブルー(海洋堂塩入談)×ダーククリームイエローのツートンで。ボディ側面にはお気に入りのヘビマークをあしらいました! 巳年ですし♪ カングールは今後何度でもやりたいモチーフです!!(MAX渡辺)

海洋堂 1/35スケール プラスチックキット
シュトラール軍 多目的大型装甲戦闘服 カングール
製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝、仁平哲也、堤啓介
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