HOME記事キャラクターモデル『ウルトラマン80』主力戦闘機「シルバーガル」が満を持してキット化! パネルラインにシャドウを入れた“80'sスタイル”で仕上げる!

『ウルトラマン80』主力戦闘機「シルバーガル」が満を持してキット化! パネルラインにシャドウを入れた“80’sスタイル”で仕上げる!

2025.04.13

UGM主力戦闘機 シルバーガル【HMA】 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)

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必殺!フォーメーション・ヤマト!!

β号/α号

▲キットは同梱のネオジム磁石を用いることで分離ギミックを実現。クランク状に折れ曲がるα号の機首も、可動軸を設けることで差し替え無しで再現できるこだわりようだ

▲オマケで、第30 話ザタンシルバー戦で使用した「GZ爆弾」が付属。前輪の脚庫ハッチパーツと差し替えて接続する。爆弾は各機ぶん用意されているのがうれしい
▲α号は底部のハッチ2ヵ所を差し替えて着陸脚を展開。前1、後ろ1脚というややアンバランスな配置だが、問題なく接地できる
▲合体時は隠れているβ号の操縦席。パイロットフィギュアは付属しないもののシートは造型されている
▲β号も差し替えで着陸脚を展開。説明書では両面テープで脚を固定するよう推奨されているが、作例は塗膜の厚みで着陸脚パーツがわずかに大型化したため、結果的に両面テープ無しでも固定できるようになった

▲α号機首部の整形。角にくるパーツの合わせ目がわずかに開く部分があったので、パテを隙間に擦り込んでから整面した

▲ピトー管を金属線に交換した

▲ボディの銀/青色の塗り分け。銀色を全体に吹いてから、説明書のカラー指定の3面図を参考にマスキングした

 スカイハイヤーに続きようやくHMA 製シルバーガルが発売となりました。α号とβ号の合体はネオジム磁石で確実に固定でき、接続のための無粋なガイドピンも無いので抜群のプロポーション。ただ、前作スカイハイヤーと比べると構造が複雑なため、やや工作が大変な場面もあります。今回はそのあたりを踏まえて製作していきます。
■工作
 セオリー通りα、β号ともに接着、ヤスリがけで仕上げていきますが、パーツを隙間なく接着するのはやや難易度が高め。擦り合わせを入念に行い、スチロール系接着剤でちょっとはみ出すくらいにパーツ同士を密着させて、乾燥したらヤスリがけ、隙間がある場合はパテで埋めていきます。α号は機首が可動するのでこのあたりのクリアランスの調整も必要となります。全体のスジ彫りは太めなのでヤスリがけして消えることはないとは思いますが、一応タガネなどで深く彫り直しています。
 両機ともに主脚は収納状態との選択式ですが、スカイハイヤーの作例を製作した際と同様に接着しないでおいて、完成後に付け替えできるようにしました。塗装後にハッチパーツのキワをデザインナイフでカンナがけしてクリアランスを調整することで差し替えに対応しています。
■塗装
 青い部分は塗装が必要です。細いラインをマスキングしてエアブラシで塗装しますが、難易度がちょっと高いぶん、きれいに塗り分けれるとテンション上がります。今回は幸運にも一発でパキッと塗り分けが成功しました。
シルバー=ガイアカラー Ex-シルバー 
ブルー=322 番 フタロシアニンブルー+色ノ源マゼンタ 少量+色ノ源シアン少量
レッド=68番 モンザレッド
ノズル=GX218番 GXグラファイトブラック
 デカールは発色も良く貼りやすいのですが、マークソフターを使うとラインデカールが柔らかくなりすぎて切れたりするので注意。タミヤエナメル塗料のジャーマングレイでスミ入れ後、パネルラインに沿って101番 スモークグレーでシャドウを入れました。最後はガイアカラー Ex-半光沢クリアーを吹いて完成です。

HMA ノンスケール プラスチックキット

UGM主力戦闘機 シルバーガル

製作・文/不破優

UGM主力戦闘機 シルバーガル
●発売元/HMA●6050 円、発売中●約12cm●プラキット


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© 円谷プロ

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不破優

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